ページ作成日:2024年9月24日(本ページは2024年6月から8月にかけて川越図書館で実施した、応用化学科企画展示「化学物質過敏症・香害・SDGs/香害ってなあに?」展の情報を紹介しています。)
皆さんは、「香害」、あるいは、「化学物質過敏症」という言葉をご存じでしょうか。この症状に陥ると、ある日突然、今までなんともなかった物質に対し、非常に過敏に反応するようになってしまうのです。それは、“普通の空気が吸えなくなってしまう”という考えられない症状を引き起こします。
原因となっているのは、様々な匂いを伴う「揮発性物質」。私たちが便利に、そして、生活を豊かにするために使用しているものです。でも、そこには落とし穴もあります。
大多数の方達のささやかな楽しみのために、健康が損なわれ、生活が成り立たなくなってしまう人もいるのです。こういった方達の大変さを是非この展示で学んで欲しいと思います。
また私は、この病が今後花粉症のような一般的なものになってしまうのではと恐れています。そうなる前に、何が起こっているのか、みんなで考えませんか?特に、応用化学科の皆さんには、「作る側」としての立場も考えていただければと思っています。みんなの学びと思いやりで、よりよい社会ができたらいいな、と思います。
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