復元したエレキテルの特性

この復元したエレキテルで何ボルト発電するのか?測定しました.

この図のように測定体系を組みます.

エレキテルの電圧は,ライデン瓶の内側電極に現れます.ライデン瓶の内側電極とブラシが繋がっているので,ブラシとアルミ板を導線でつなぎます.

静電電圧計(Digital electrostatic meter)でアルミ板の電圧を測定します.

静電電圧計は測定対象(アルミ板)に接触せずに(測定対象に干渉せずに)電圧を測ることができるので,このような静電気の測定に適しています.

エレキテルのハンドルを回転速度が一定になるように手動で180秒間回転させました.

運転終了時のガラス筒の回転数[回],毎秒の回転数[rps],発電電圧[kV]はこの表のようになりました.だいたい7000Vくらいでした.

★エレキテルのような「まさつ」に関係する実験では再現性があまりよくないので,何度か試行を繰り返し,そこから全体的な特性を議論します.