エレキテルの復元

日本で最初の発電装置「エレキテル」の復元!

エレキテルはまさつ電気を蓄えて高電圧を発生させる装置です.

平賀源内がはじめて作成に成功しました.

江戸時代のテクノロジーでエレキテルをつくってみよう!という企画です.


★ルール

  • 江戸時代(平賀源内が生きていた時代)に存在しないと思われるもの(例:プラスチック)は使わない.
  • ただし,工具などは現代の物を使ってもよい.(例:轆轤(ろくろ)の代わりに旋盤が使用可)
  • つまり結果的にできあがったモノが「江戸時代の技術で達成できる」状態になっていればよい.

基本的には,

(1)ガラスの筒を回転させ,「枕」とこすりあわせる.

(2)ガラスの筒に発生した電気を「ブラシ」で集める.

ことになります.

で,いきなり完成図です.

エレキテルの寸法は

550mm(幅)×420mm(高さ)×350mm(奥行き)です.


手前のハンドルを回すと,上の金属部分から電気を取り出すことができます.

その電圧は7000ボルトを越えます!!


外枠の材質はパイン(松)集成材です.

本当は一枚板(ムク)でつくりたかったのですが,入手困難でした(高いし…).

さて,

Q:江戸時代に集成材はあったか?

A:「箱根細工」があった!

結論:と,いうことで,ルール違反にはならない→ホームセンターで厚さ20mmの集成材その他を購入.

組み立てには「ご飯つぶ」をこねた糊(これが良くくっつく!) で仮組みをして,くぎを打ちます .