プーリー(大)
エレキテルのハンドルを回すとそれに直結したプーリー(大)が回転します.その回転は「革ひも」(足踏みミシン用の革ベルトを使用)もしくは「三味線の弦(壱の弦)を束ねたもの」でガラス筒についているプーリー(小)に伝わります.
プーリー(大)の半径をm,プーリー(小)の半径をnとすると,プーリー(大)が1回転するとプーリー(小)(ガラス筒も)はm/n回転します.
エレキテルの発電性能は
- ガラス筒の長さ
- ガラス筒の半径
- ガラス筒の回転速度
に比例します.ということは,プーリー(大)が大きい方が回転速度を稼げるので有利 です.
直径32cmくらいのセンノキ(エレキギターの胴に使われる材質)の
輪切りを入手しました.
これを旋盤でプーリーに加工しますが,あまりにも大きくて直接旋盤に固定できません.
固定するための金具を先につくります.
旋盤に固定したところです.
少しずつ溝を掘っていきます.年輪に沿って削るのは多少デリケートな作業になります.
この「輪切り」は若干厚いので,贅肉を落としていきます (軽くなります).