遺跡は各時代の人間の活動の痕跡であり、地層を丁寧に観察すると、様々な痕跡が見えてきます。発掘調査では、地表面から堆積している土層を上から順番に掘っていきます。途中で出てきた遺構や遺物を回収し、記録を取りながら、地盤面まで掘り下げます。
調査現場での記録が終了すると、室内での分析や追加で必要な調査を行い、これらをまとめた発掘調査報告書を作成します。調査により失われる遺跡の代わりに、恒久的な資料として後世に残します。この報告書は本学図書館に所蔵され、また東北大学機関リポジトリTOURにも登録されており、誰でも読むことができます。
①発掘調査での記録作成
遺物の出土状況の写真です。白い串がたくさん見えますが、全て縄文時代の土器や石器です。測量していきます。
遺構があれば計測します。以前は、メジャーなどを使い計測していましたが、現在では機械を使います。
②室内での記録の整理
記録を整理し、遺跡の全体写真に建物の柱の痕跡を線で結ぶなど、分かりやすく伝える工夫をします。
多くの記録をまとめた「発掘調査報告書」を必ず刊行します。記録類も整理して保管しています。