著者 桝田 智彦
3.9 5つ星のうち 5 カスタマーレビュー
Download中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―PDF桝田 智彦 - ひきこもりといえば、若い人たちがなるもの。そんなイメージとは異なり、実は中高年のひきこもりが多いという事実があきらかになっています。本書では、現場で支援を行ってきた臨床心理士が、心理学的な視点、ひきこもりの背景にひそむ社会的・経済的な問題、支援組織の制度上の課題、さらには、日本人に特有の心性や思考法といった、さまざまな観点から中高年のひきこもりとその実態に迫ります。また、ひきこもりからの回復への道筋についてもふれ、解決法も伝えます。
以下は、中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 本書は、ひきこもりは誰にでも降りかかる、けして他人事ではない問題であると力説している。 そして、ひきこもりの具体例や支援の在り方と問題点、そして回復へのプロセスなどについて詳述している。 特に、中高年のひきこもりについては、支える側の親の役割が大きいことを強調している。 つまり、ひきこもる中高年の子供について、「働け」「外に出ろ」などと言った正論を吐いたりすることが子供を余計に傷つけることの危うさを指摘し、子供を無条件の愛情をもって接することの大切さを説いている。 中高年のひきこもりは、今や大きな社会問題である。これからは行政がこれを放置できない地域の課題ととらえて積極的に行動していくとともに、我々国民も重大な関心を持ち、ひきこもる人の心情を理解することが肝要なのではなかろうか。 内容はひきこもりデータ論から、親育ち親子本能療法というものに展開している。著者の親がこの療法を作ったらしい。親子関係を重視するのは良い。誰でも親子関係で何かしらの思い入れや問題を持つのも当たり前のことである。様々な事情を抱える方もおられるだろう。親子関係にあまりに強く言及するあたり、クライアントにカウンセラーの色々な投影が強く出る気がする。親のみのカウンセリングで回復例の記述。人と接する機会が減ってしまっているひきこもり本人が、強すぎるカウンセラーの影響を下手に受けないのもかえって良いのかもしれない。ひきこもりの状況も個性も千差万別。この療法が最良というように謳うのも極端だ。親のサポートを支えに回復出来るのも親子双方に幸運なこと。全ての境遇の方に対応できる方法を知りたい。 Tags:中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―PDFダウンロード中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―PDF中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―のePub中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―ダウンロード中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―オーディオブック中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―ダウンロードブック中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―発売日中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―試し読み中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―ネタバレ中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―amazon中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―download中高年がひきこもる理由―臨床から生まれた回復へのプロセス―kindle