著者 高津 春繁
4.5 5つ星のうち 9 カスタマーレビュー
ダウンロード比較言語学入門 (岩波文庫)Book高津 春繁 - 内容紹介 前世紀ヨーロッパに生まれた印欧比較言語学は多くの秀れた研究者,豊富な資料にめぐまれて驚くべき発展をとげた.本書はその輝かしい成果にもとづき言語研究における比較方法の基本とその問題点を例証豊かに説き,そのままに類書のない懇切な印欧比較言語学の入門書となっている.原題「比較言語学」. (解説 風間喜代三) 内容(「BOOK」データベースより) 前世紀ヨーロッパに生まれた印欧比較言語学は多くの秀れた研究者、豊富な資料にめぐまれて驚くべき発展をとげた。本書はその輝かしい成果にもとづき言語研究における比較方法の基本とその問題点を例証豊かに説いたもので、そのままに類書のない懇切な印欧比較言語学の入門書となっている。
以下は、比較言語学入門 (岩波文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 学生時代、言語学の講義でインド・ヨーロピアン語族において父を意味する共通基語はPATERと発音し、母はMATERだったと教えられたことは記憶に残っているが、失われてしまった共通基語の再建がこれほど複雑を極め、多くの矛盾を抱えたものであることはついぞ知らなかった。また著者自身も述べているように共通基語は純粋に仮説言語であって、そこから枝分かれした印欧言語の原型であるべき姿の想定に過ぎない、という解釈には説得力がある。しかしそれは物理学が未知の部分を過去の実験を通して得た結果から数学的に追究して説明するのと同様で、絶対に必要な仮説であると力説している。何故ならこの仮説から現在の言語の系統を明瞭に導き出せるだけでなく、考古学との相乗効果によって、例えば新たに発見された古い石碑の解読を促し、ひいてはその言語を話していた民族の分布地域やその時代、そして彼らの文化水準までも知らしめる可能性を持っているからだ。また共通基語の再建に当たっては、実際にその言葉が話されていたか否かの議論は捨てて、純粋にテオリーとしての基語を、あるテオリーの上に矛盾無く再建することに努力すべきであるという高津氏の姿勢に共感できる。著者によれば印欧語族の共通基語を話していたとされる民族は、少なくとも紀元前四千年から三千年頃にはまだ単一であり、生活地域が広範囲になるにつれて方言が生じ、さらに彼らが移動を重ねることによって他民族との接触が始まり、次第に言語の枝分かれが促進されたようだ。しかし分岐した古代スラブ語、ギリシャ語、ラテン語、ゴート語などが共通して発音の近似する雪という単語を持っていることから、当初は雪に関係する場所に住んでいたことが想像され、神という語彙もあることから彼らの信仰もある程度明らかになってくるそうだ。また動物では牛、馬、犬、豚、金属では金、銀、銅も既に知っていた事も単語の上から判明するらしい。こうした事実を究明することは比較言語学を超えた古代への考古学的な壮大なロマンでもあり、高津氏が他界して既に久しい現在、彼の後に続く学者陣によって、印欧語族の起源とされる民族の謎が解明されていくことを期待したい。 这个也是一本很旧的书了 由于写论文需要 就买了 引用了一小部分而已 不过很便宜 Tags:比較言語学入門 (岩波文庫)PDFダウンロード比較言語学入門 (岩波文庫)PDF比較言語学入門 (岩波文庫)のePub比較言語学入門 (岩波文庫)ダウンロード比較言語学入門 (岩波文庫)オーディオブック比較言語学入門 (岩波文庫)ダウンロードブック比較言語学入門 (岩波文庫)発売日比較言語学入門 (岩波文庫)試し読み比較言語学入門 (岩波文庫)ネタバレ比較言語学入門 (岩波文庫)amazon比較言語学入門 (岩波文庫)download比較言語学入門 (岩波文庫)kindle