仮想環境へAndroidをインストールしてエミュレートを高速化する

Eclipseから起動するエミュレータは重たいので、仮想環境へAndroidをインストールしてエミュレートを高速化してみる。

■isoのダウンロード

まずは、http://www.android-x86.org/download へアクセスして Android の iso をダウンロードする。

今回は、android-x86-2.2-generic.iso をダウンロードしてみた。

■VirtualBoxでAndroidのインストール

VirtualBoxを起動し、「新規」ボタンをクリックして仮想マシンを新規に作成する。

名前: Android 2.2

オペレーティング システム: Other

バージョン: Other/Unknown

メモリサイズ: 256MB

起動ディスク: チェックを入れ、「新規ハードディスクの作成」を選択

ストレージタイプ: 「可変サイズのストレージ」を選択

場所とサイズ: 適当な場所を選択し、サイズは2GBとしておく。

作成された仮想マシンを選択し、「設定」をクリックする。

設定画面が表示されるので「ストレージ」を選択し、ストレージツリーから「空」のディスクを選択し、

属性の右側にあるディスクマークをクリックして「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」をクリックする。

isoファイルの選択画面が表示されるので、先ほどダウンロードしたisoファイルを選択し、OKをクリックして設定画面を閉じる。

「起動」ボタンをクリックして起動すると、Androidの選択画面が立ち上がります。

ひとまずインストールが面倒なのでLive CD(HDPI)で起動すると、Androidが立ち上がります。

※VirtualBoxから抜けるには、右側のCtrlボタンを押すと抜けられます。(初期設定の場合)

WindowsキーとAndroidキーのヒモ付けは以下の通り。

Escキー ・・・ バック(back)ボタン

Windowsキー ・・・ ホーム(home)ボタン

アプリケーションキー ・・・ メニュー(menu)ボタン

■ネットワークの設定

Android側で 「Settings」 → 「Ethernet configuration」 → 「Ethernet configuration」 と選択し、

ネットワークの設定画面を表示します。

Connection Type で 「Static IP」 を選択し、

「IP address」 「Netmask」 「Default Router」 を環境に合わせて設定して「Save」ボタンをクリックする。

つぎに、PC側で以下のadbコマンドを実行する。

adb connect ***.***.***.*** ※設定したIP Addressを入力

connected to ***.***.***.***

と表示されれば接続完了。

あとはEclipse側から 「実行」 → 「実行構成」 で ターゲットタブの「手操作」を選択して実行し、

Choose a running Android device の一覧に先ほどのIP Addressの端末があるので、

それを選択してOKをクリックすれば、VirtualBoxのAndroidにて実行されます。