研究室についてのよくある質問


注意:このページは他大学の学生とII類学生用です.K課程の学生さんは研究内容等が異なりますので,事前に連絡をお願いします.


学生さんからいただいた質問を追加していく予定です.興味のある学生さんはちょくちょくこのページを確認してみてください.

どんな研究を行っていますか?

端的に言うと,飛行ロボットxスマート制御(飛行ロボットを賢く飛行させ,スマートなミッションを実現するための)研究で,これらの理論構築と実証実験の両面をバランスよく行っています.実証実験はJAXAの実験場が併設された北海道スペースポートで行っています.

ハードが苦手な人はソフトメインでもOKです.どちらも自信がないという学生さんも大丈夫.少しずつ段階を踏んで進んでいき,最後には自信が持てるところまで到達します.学生さんの能力を伸ばすような指導を心がけています. 

研究を通して,安全安心な社会生活のために少しでも貢献することを目指しています.

どんな学生が向いていますか?

当研究室では,

と思っている学生さんで,自分なりに楽しみながら一歩一歩確実に進む堅実性のある学生さんを求めています!

研究テーマの決め方は?

基本的に,教員と,または,学生間での相談で決めます.また,学生さんの適性を見極め,適性に合ったテーマを勧めることもあります.「このテーマ以外は絶対いや」という頑固さよりも,縁あって出会ったテーマの学術性の勘所をうまく捉え,自分なりに楽しみながら一歩一歩確実に進む堅実さと柔軟さこそ,研究に必要な要素かもしれません.

具体的なテーマをスライドで見てみよう!

卒業研究が不安ですが...

結論から言うと,「全く心配はいりりませんよ~~~」.当研究室では,親切,丁寧な卒研サポートを行っている(つもりです).教員,研究員や博士後期,博士前期の大学院生たちからいろいろなアドバイスをもらうことができます.もちろん,皆さんが主体で勉強や研究を行うことが前提です.勉強や研究で「わからないところがわからない」とアドバイスのしようがないので,良いアドバイスを受けるためには「わからないところがどこかをわかるようにする」ってところがポイントですね.

北海道実験について

飛行ロボットを賢く飛行させ,スマートなミッションを実現するための実証実験を北海道の十勝地方にある北海道スペースポート(JAXAの実験場が併設)で行っています.毎年,ゴールデンウィーク前後と夏休み期間に合計50日程度の大規模な実験を実施しています(夏の北海道は最高です!).実験の様子は,「電通太郎/花子の北海道実験日記(北海道実験日記 )」,本研究室HPの他のページやX (旧Twitter) をご覧ください♪

十勝地方ってどこって思っている学生さんはこちら(「モンマルトルひかりさん」 の歌も聞いてみよう♪)↓↓↓

https://twitter.com/SmartControlUEC/status/1663467784666480640

北海道実験参加は必須ですか?

いえ,必須でありません.デメリットは,北海道の海の幸を堪能できないことくらいです.ハードウェアが得意でない学生さんは無理に実験自身には参加していません.それでも飛行ロボットの研究は十分に行えます.また,ロボットよりもスマート制御そのものに興味のある学生さんも実験は行っていません.

滞在ホテルの近くのスーパーでの午後6時からの「我が学生選抜隊」と「地元の方々」との半額シール争奪戦の戦利品はこちら↓↓↓

https://twitter.com/SmartControlUEC/status/1695737930332123614

https://twitter.com/SmartControlUEC/status/1523136607049719810

飛行ロボットを操縦ができるか不安ですが...

安心してください!完全自動で離陸から着陸まで人間の操縦が不要なシステムを構築済です!

固定翼型の無人航空機の操縦は難しいのですが,全員が操縦できる必要はないので,操縦できる学生さんに任せましょう.

パラグライダー型飛行ロボットの操縦は比較的容易です.上級生がその操縦法を優しく教えてくれます.

4月下旬からの北海道実験が不安ですが...

結論から言うと,「全く心配はいりりませんよ~~~」.修学旅行の気分で気軽に参加してください.実験の後は十勝ワインとホッケの塩焼きとか,北海道の幸を嗜みましょう.

4月の下旬からゴールデンウィーク中に春実験を北海道で行っていますが,配属間もない3年生(その時点では4年生)は参加すること自身に意義があり,実験方法や実験全般のプロセスなどを学ぶことが目的です.北海道でも上級生が実験のノウハウをやさしく教えてくれます.

北海道の宿泊はどんなところですか?

合宿所の雑魚寝をイメージしている学生さんがいる(昭和じゃないよ~)ようですが,北海道の小さな町の素敵なホテルで,一人一部屋でゆっくり過ごせます.また,期間が長いこともあり,ホテルが全員分確保できない場合などは,不足分の部屋数については北海道らしい庭つきの広いLodge系ハウスを一棟まるごと借りる場合もあります.いずれにしても北海道の雄大な自然の中でゆっくり過ごせます.

女性でも実験の参加は可能ですか?

もちろんです.昨年,今年と2名の女子学生が実験に参加して,学会で発表できるような素晴らしい成果を得ています.今年だけでも,IEEE CIS Japan Chapter Young Researcher Award を受賞したり,国際会議でBest Paper Awardを受賞した女子学生さんがいます.過去にもすごい結果を出した偉大な先輩もいます.

北海道実験に行かないときは何をやっているんですか?

素朴な疑問?からくる「配属検討時にあるある」の質問です.

北海道実験は飛行ロボットを賢く飛行させ,スマートなミッションを実現するための実証実験です.ということは,普段は飛行ロボットを賢く飛行させ,スマートなミッションを実現するための制御手法/飛行アルゴリズムの開発や飛行ロボットの運動の精密なモデル構築/シミュレータによるスマートミッションの検証などを行っています(難しそうに聞こえるかもしれませんが,当研究室では一歩一歩確実に卒研が進められるように親切,丁寧なサポートを心がけています).

研究に関連した重要な科目は何ですか?

勉強や復習をするとすると

です.現時点であまり理解していなくても問題ありません.配属後に勉強しようという意思があれば大丈夫です.

ミーティングや研究の進め方について

現在,ミーティングは1週間に1回の頻度で行っています.研究を本格的に開始する前の初動教育から,皆さんのペースに合わせて少しずつですが,確実に進められるように,段階を踏んでシステマティックなガイダンスを心がけています.シミュレーションや実験がうまくいくことだけに気を取られて,研究の本質を見失ってしまうことのないように,学生さんと議論しながら一歩一歩進みます.

国内外で発表をしたいのですが...

研究成果の発表を希望する学生さんには国内外で発表する機会を設けています.国内外の交通費などはすべて研究室で負担しています.写真は2023年9月に長野県軽井沢で開催された学会会場での一枚です.10月に台湾の離島のPenghuの国際会議で発表し,Best Paper Arwadを受賞した学生もいます.

就職活動やインターンについて

就職活動やインターンを優先してもらっています.

研究を進めていく中で,携わっている研究テーマの目的・本質は何か,目的を達成するためにはどうしたらよいか,得られた結果を改善するにはどうしたらよいか,を常に意識しておくとよいでしょう.これって,仕事でも通じる思考プロセスの訓練です.

ちなみに...

写真は北海道の実験時に毎回出没するツルで,いつも目と鼻の先を優雅にゆっくり通り過ぎます.

研究に必要となるその他のスキルはありますか?

実験に参加する,しないに関わらずコンピュータによるシミュレーション検証などをMATLABで行います.3年生の「知能ロボット工学」の講義でもMATLABを活用しています.

実験に参加する学生さんはC++言語のプログラミングを行います.

現時点であまり触れたことがなくても問題ありません.配属後に勉強しようという意思があれば大丈夫です.

北海道実験には参加したいのですが,旅費や滞在費はどうなりますか?

実験参加のための交通費や宿泊費はすべて研究室で負担しますので,金銭的負担の心配無用です.

夏の北海道は過ごしやすくて最高です.雄大な自然の中での実験は大学の狭い研究室内での実験では味わえない,これまでに経験したことのない充実感や達成感をもたらしてくれることでしょう.

なお,国土交通省の承認・許可を得て実験を行います.

当研究室の配属を検討しているの皆さんへ

若い皆さんが持つポテンシャルは無限大!楽しく充実した研究ができる学生って,将来,楽しく充実した仕事もきるのです.

さあ,当研究室で思いっきり楽しみましょう♪

そう,研究の主役は皆さん自身なのですから!

質問や相談は気軽にいつでもどうぞ!