電通太郎/花子の北海道実験日記








毎年,春と夏の2回北海道で楽しく実験しています♪

ウケを狙ったわけではないんですけど,なんか笑えますね...こんな楽しい雰囲気で実験をしています♪ 今年の夏は8月8日から9月4日まで北海道の雄大で美しい大自然の中,実験を行ってきました! みんな,この実験を楽しみにしてるんです.先生曰く,「もしかして,実験より北海道が楽しみなんじゃない?」.いえいえ,実験が楽しみです.

以下に日記が公開されていますが,来年はII類P4&P5の3年生の皆さんが主役です!私たち(日記には一部のメンバーも登場します♪)と一緒に夏の北海道の地で,学生時代の思い出作りをしませんか?

コロナになって,実験前と現地でPCR検査を2回ほど.2020年の夏実験は羽田空港で抗原定量検査も.念には念を入れて,これが研究室のポリシー.先生曰く,「この慎重さがUAV研究には必要」なんですんって...妙に納得した太郎花子でした.このお陰で,コロナ後10回近くの北海道実験も無事に実施しています♪(2023年夏よりPCR検査は不要となっています!)

事前に,安全講習を行い,実験ガイダンスも行うので安心で~す写真は全く関係のない,残雪がきれいな日高山脈です.みんな,この雄大な景色が大好きです手前の赤い建物はJAXAの施設.

大量の実験荷物を生協から送付.これは宅急便係の花子のお仕事.生協にもお世話になってます.もちろん,梱包は太郎君を含めて,実験参加者全員で行います.

宅急便係以外,現地での移動交通係があります.これは太郎の受け持ちです!もちろん,花子さんをはじめ,実験参加者も協力します.

毎回,羽田空港の「出会いの広場」で待ち合わせ.遅刻しないでね!

JAL便かAir Do便を利用して,とかち帯広空港へ一気に移動

みんな大好き,とかち帯広空港のお馬のオブジェ

この風景,夏の北海道ですね

2020年の夏は飛行機ではなく,北海道新幹線を利用!電通大様貸し切り状態...みんな,楽しかったね

2020年の夏は北海道新幹線の終着駅の函館北斗駅から大樹町まで陸路で移動しました.北海道の広さを実感.デカイな北海道😱

ここが実験場.歴代の先輩方も楽しんで実験できたそうです♪ 大自然の中心が和むな.調布よりリラックスできるかな⁈

上空100mから研究室のUAVが撮影.海があり,木々があり,本当に良いところ! 一度は皆さんに来てほしいな

これが現地のホテル.人口5000人の小さな町,大樹町のホテル.スタイリッシュなホテルですね.

大樹町の町中から実験場まで15Km以上もありま~す.調布から新宿くらいまでの距離を毎日往復するんです.北海道はやはり大きいことを実感です! バス会社さんとやり取りは移動交通係の太郎の大事な仕事! 毎回,十勝バスさんにお世話になってます.黄色いボディが印象的でした.

現地到着後の最初の作業は自動離陸用の発射台の設置です.遥か向こうにJAXAの巨大な格納庫が見えます.

もう一つの作業は機体の調整です.機体重心位置の調整中の1コマ.先輩がやさしく教えてくれます

コロナ後は外食を避けて,感染対策.それでもおいしい北海道の幸を堪能しています.(2023年より,外食制限は撤廃されています!)

コロナ前はこんな感じ(2023年より,外食制限は撤廃されています!)...先生を囲んで.おいしいお食事.先生!,いつもご馳走様で

ここで,歴代の実験参加者の先輩や現役生の一部の方を紹介します.まずは,ちょっとお茶目なKさんです.

先生曰く「北海道実験史上,最も活躍」した偉大なる先輩,Iさん.みんな尊敬していました

博士後期課程学生として帰ってきたTさん.UAVの飛行制御・解析の理論関連のリーダです.現地でNHKの密着取材を受けた伝説の人! 写真は滑走路上で風の状況を確認している様子を写した芸術的な1枚

PPGグループのリーダだった鉄道大好きのNさん.滑走上で飛行データと奮闘中!2剛体のPPGモデルを構築した先輩.

固定翼グループリーダーだったKさん.当研究室で初めて,制御困難なFlying-wing型UAVの自動着陸を成功させたすごい大先輩! みんな,Kさんの修士論文読んで勉強してます.さすが武道系女子?,Tシャツが印象的です♪

隣のリーダーのKさんから受け継ぎ,ピンポイントの場所への正確無比な着陸を目指し,研究中のYさん.この春自動離陸システムを構築した離陸の魔術師でもあります!

実験場でいつも元気な4年生のI君!UAVのプロペラの反トルクを解析・モデル化奮闘中.地上を移動するロボットと違って,UAVは反トルクの影響が大きんですよ,皆さん知ってました?

格納庫でお休みでも,なぜか研究の進む4年生のY君.先生曰く,「きっと睡眠学習してるに違いない.実際,博士後期の先輩と一緒に学術レベルの高い研究を実践されています!

幼少期をカナダで過ごし,英語がめちゃうまくしかった先輩のKさん(台湾からの留学生).2021年の3月に博士の学位を取得しました! UAVのコスト保証制御を最先端手法で実現.当研究室のUAVチームは国際性も豊かですね.国際会議で論文賞も受賞されています!

数年前に,Flying-wing型UAVとPPGを持って格納庫へ移動する様子を写した1コマ(当時4年生とD1の学生).当時は台車がなかったのか.滑走路から格納庫まで1.5km~2kmを歩くんです! 調布駅から電通大の正門よりも遠い~です.コロナ渦でなまった体にはちょうどいい感じです♪

10 年近くも昔のお話し.UAV担当の女子学生さん第1号の大先輩のGさん(当時4年生).PPGの自動離陸を研究していたそうです.この頃はホテルではなく旅館に宿泊していたと聞いています.旅館も風情があっていいな

PPGを持っているのは,博士後期課程在学中のKさん.PPGは見ての通りコンパクトで軽量♪ 研究室の北海道実験では,女性の先輩方の活躍も見逃せんませんよね. By 花子

日高山脈をバックに自動で着陸するパラグライダー型飛行ロボット.風をどう読むかがミソですね.

太陽とのコラボで芸術的写真を枚!

発射台にセットされたFlying-wing型UAV.自動的に離陸する様子には感動しますよ.ハイ♪

自動離陸中のUAV.青空に白い機体は映えますね

JAXAの格納庫をバックに飛行中のUAVです.非常に安定に飛行しているのが写真からもわかります.歴代の先輩たちの努力の賜物です.

手前のUAVと遠くのJAXAの格納庫,電通大生らしい遠近法撮影.夏の昼下がりの1コマ.東京では考えられないぐらい,涼しいんで~す.

ここで,実験場で会える動物さん達を紹介します♪ まずは,タンチョウヅルのPちゃんとQちゃんで.名前は先生が命名したそうです.

Pちゃんの飛び立つ姿は凛々しいです!

鹿の大群がときどき滑走路を横切ります.初めて見る4年生は度肝を抜かれます.目の前で見ると牛よりデカいんです.先生曰く,「この辺りだとよく見るね」ですって...

熊の足跡もたまに見ます😱.先生曰く,「ここで実験を10年以上しているけど,幸い実物には遭遇していない」とのこと.念のため,熊撃退スプレーは本持参しています.

動物じゃないけど,いろいろな昆虫にも会えます♪ サイズは本州モノよりも大きく,昆虫博士にはたまらない環境なんですよね.

キタキツネもちょくちょく滑走路に遊びに来てくれます.草むらの陰から実験をチラ見している姿が可愛らしいんです

昭和の時代の遠い昔,「愛国から幸福ゆき」のフレーズがはやったみたい.その幸福駅です.昭和の時代に廃線になったみたい.歴史,感じますね...

こんなところもありますこういう地域の施設などの見学も実施しています. 左の幸福駅もそうですけど,先生曰く,「地域の歴史や文化,生活を知り,地域の方々と交流することも学生さんの人間形成として大事」ですって! 確かに...

先生曰く,「Gmen'75のオープニング風に滑走路を歩く,学生3名.Gmen'75は古すぎで学生にはわからないか YouTubeみて.」だって...昭和かなそんなドラマ知らないですよね,皆さ~ん.親に聞いてみようかな.

先生曰く,「君たちの親世代なら,絶対知っている!」ですって.

北海道新幹線で青函トンネルを通っているときの写真(見にくいけど).先生曰く,「今はトンネル,昔は青函連絡船.そう,あの石川さゆりの『津軽海峡冬景色』で出てくるヤツ」.そんな歌知らないですよね,皆さ~ん.これも親に聞いてみようかな.

またまた,先生曰く,「君たちの親世代なら,絶対知っている!」ですって.

実験場所は襟裳岬にも近いですけど,先生曰く,「そう,あの森進一の『襟裳岬』」ですって,全く知らないです.はい.

またまたまた,先生曰く,「君たちの親世代なら,絶対知っている!」ですって.

滑走路がロケット打ち上げパブリックビューイング会場になったときの記念撮影の1コマ(当時4年生の2名と先生).「うまく飛んだ飛行データに目が行っちゃうけど,実験の学術的意義を意識しよう」が先生の口癖.

UAV研究に失敗はつきものなんです.当研究室では,「私,失敗しないので」と大門未知子さんのようにカッコつける必要はないんですすごく安心して研究できますよ.

UAVが木に引っかかったり,墜落して大破したり,UAV研究は人生に似て,波乱万丈なんですねそこがめちゃめちゃ面白いんです 北海道実験のわずかな期間でも人生観が変わるかもしれませんよ♪

来年はII類P4&P5の3年生の皆さんが主役です!私たちと一緒に夏の北海道で,学生時代の思い出作りをしませんか?  By 電通太郎花子