【受験対策】
・都立一般入試の場合
今の一番人気はやはり都立です。そのため、当塾でもメインの受験となっております。
当塾では、3年の7月になったら、一人一人に志望校や受験勉強の進め方などの
希望を聞いて、それに合わせています。早めに頑張っておく「スタート型」や
受験が近づくにつれてペースを上げていく「スパート型」などがあります。
そして、合格するために必要な勉強時間の目安を伝え、学習内容をこちらで厳選し、
当塾オリジナルの受験用教材を渡して宿題としてやってくるように伝えます。
都立入試の勉強の8割は暗記なので、家でもできるものがほとんどです。
受験勉強の目安ですが、板橋、大山、赤羽商業あたりだと1日30分から60分、
高島、文京、豊島あたりだと1日2~3時間となります。
ただし集中力によっては短くも長くもなりますし、
夏から始める人と冬から始める人とではペースも変わりますので、その子次第です。
また、1年生や2年生の時にしっかり勉強しておいた子ほど、当たり前のことですが
受験期にやらなければならないことは減りますので、勉強は楽になります。
そして、これが一番重要なことなので色を変えて書いておきますが、
渡した受験用教材(暗記もの)をしっかりやりさえすれば、まず100%合格できます。
暗記以外の、説明・指導が必要なことは塾でみっちり練習します。
当塾では、都立入試では何が出題され、何を勉強しておけばいいかが分かっていますので、
ちゃんとやってくれれば受験は怖くありません。
また、「受験のガイドライン」という小冊子をお渡ししています。
模試は受けたほうがいいのか?いつから勉強をすればいいのか?などの受験に関する
皆様から多かった質問についてまとめたものです。
(2021年3月4日追記)
本年度の都立入試は、コロナ休校の影響で試験範囲が変わったこともあり、
出題内容、出題のしかた、難易度などが大きく変わりました。
都立入試というのは毎年、決まったパターン通りだったのですが、
まれに、大きく変化があることがあります。
それに対応しようとするには、「出やすいところ」だけではなく、
「出にくいところ」も勉強しなければなりません。
しかし、そこまでやるとなると、かなりの勉強時間が必要になります。
来年度からは、受験勉強開始の時期に、「出にくいところ」も勉強するかどうか、
希望を聞いて、決定することにいたします。
・都立推薦入試の場合
都立の推薦は倍率が1.5倍から5倍くらいありますので、
受かったらラッキー、というくらいの気持ちでいてください。
昔に比べると、面接、集団討論、小論文などが行われるようになりましたが、
それでも内申点が占めるウェイトは大きいです。
当塾では、小論文の指導は行っています。小論文をしっかり練習すると
集団討論もやりやすくなります。意見をまとめる、ということに慣れるためでしょう。
なお、都立の推薦は、積極的な子を好む傾向にあります。
・私立一般入試の場合
私立は倍率、偏差値によって受験内容はだいぶ変わります。
都立のすべり止めに受ける場合は大抵、倍率も低いので特に対策をしなくても受かります。
併願優遇がもらえたら、もう内定と言ってもいいでしょう。
ある程度の倍率や偏差値がある場合は、きちんとした勉強が必要です。
当塾の場合は、出題傾向を調べて、必要な練習を指導し、点数が取れるようにしていきます。
どのくらい勉強しなければならないかは志望校によりますが、
受験勉強を始めるときに伝えておきます。それをしっかりやれればまず合格できます。
・私立推薦入試の場合
私立の推薦は、まず受かります。受ける時点で合格が約束されているようなものです。
あとは面接の時にきちんとしていれば大丈夫です。
誠実な塾の場合、その年の合格実績に私立の推薦を含めないところもあります。
なお、私立の推薦は、おとなしい子を好む傾向にあります。
最後にまとめますと、やることをきちんとやった人は受かる、これが高校入試です。
当塾の役割は、やらなくていいことや、やってはいけないこと(間違った勉強法)に行かないようにして、
努力がきちんと結果につながるように指導していくことだと考えています。
例えば、科目は全部で国語、英語、数学、理科、社会(地理、歴史、公民)と全部で7つありますが、
この中で、最も手を出さないほうがいい科目があります。正解は、地理です。
地理は覚えることが遥かに多い割には、配点は40点しかありません。覚える量で言えば公民の3倍はあると思います。
地理が大好きなら勉強した方がいいですが、合格だけを考えるなら、効率のいい科目で点を取る方がいいです。
他にも、「ひたすら過去問だけをやる!」などの勉強をする人も多いですが、間違いです。
実力者ならこれでもいいですが、中級者以下はまず基本的な暗記や練習が先です。
当塾では、受験に関して経験してきた知識、智恵、指導内容をあますところなくお伝えしますので、
きちんとやれれば合格に必ずたどり着けます。ご安心ください。
【2019年になって思うこと】
都立高校の授業料無償化に続き、私立高校にも補助金が出るようになりました。
その結果、数年前は都立の人気が高騰していましたが、
現在は私立の方に流れつつあります。都立高の偏差値40~50のところは
倍率がかなり低くなってきており、定員割れを起こしているところもあります。
ただし、偏差値の高い都立高校はあまりその影響はありません。
この結果、現場ではこういったことが起きています。
「大して受験勉強しなくても合格できるようになってきたため、
高校生の学力が著しく低下している」
これまで偏差値50だったのが、42まで下がったところもあります。
また、とある高校では、古典の学年平均点が15点でした。
このため、高校の先生方も、今までと授業のレベルを変えなければならなくなっているようです。
おそらく、大学受験の頃には大変なことになるでしょう。
高校の授業どころか、中学の内容すらあやふやな状態でスタートすることになるからです。
推薦入試で入る子は、まだいいのです。通知表がいい=しっかり勉強してきた からです。
高校の授業は、中学の内容がしっかりできていればいるほどわかりやすくなります。
「自分は都立入試で、倍率低いから安心だ!」と思うのはいいですが、
後先のことを考えて、やはりある程度の受験勉強はしておいたほうがいいでしょう。