入塾の検討につきましては、これ以前のページまでお読み頂いていれば十分かと存じますが、
さらに詳しく当塾について知りたい!という方のために
その他のポイントについてご説明いたします。
どうぞお時間のあるときにお読み頂ければ幸いです。
【授業メニューの一例】
1時間の授業の中で、どういうことを練習して、
どういう力が上がっていくのかを説明いたします。
学力アップを目的に通っている、小5の子の場合
・100ます計算でウォーミングアップ。↑計算力、集中力、学習スピード
・小6の漢字の読みの先取り学習。↑漢字の読み、暗記力
・小3の漢字の書きの練習。↑漢字の書き、暗記力
・暗唱(文章の暗記練習)。↑全体的な国語力、暗記力
・小5の漢字の書きの練習。↑漢字の書きの力、暗記力
・ことばんばんという教材で言葉の練習。↑語彙力
・小5の国語の読解問題。↑読解力
・小5の算数プリントで練習。↑算数の実力
・時間があまったら、なぞなぞやパズルで脳トレ。↑総合力
実力アップを目的に通っている、中2の子の場合
・30分ほど、数学のプリントで予習。↑数学の実力
・20分ほど、英語の文法プリントで練習。↑英文法
・10分ほど、英語の単語練習。↑単語力
宿題として、単語練習と漢字練習。1日あたり20分。
成績アップを目的に通っている、中3の子の場合
・数、英について、学校のワークを使い「マスター」を目指す。↑数学、英語の実力
途中で分からないところがあったら質問します。
このレベルまで来ると、ほぼ自習に近くなります。完成に近づいています。
・宿題は、テストに向けての提出物を早めに終わらせること。
【成長ステップ】
学力、実力、成績、合格。この4つは順番に磨いていくのが好ましいです。
まずは学力を磨いて、学校の授業や自主勉強の時の吸収率を上げます。
次に実力を身につけるために勉強をします。
テスト前に効率のいいテスト勉強を行うことで成績が上がってきます。
こうなってくると、合格がより近づいてきます。
学力がないのに実力を身につけようとしてもうまくいきませんし、
実力が無いのにテスト勉強をしても効率は悪くなります。
この順番を間違えないことはものすごく大事です。
【心山塾の指導法あれこれ】
・漢字の指導法
20問くらいをまずテストしてみます。丸付けをした後、間違えた漢字を1~3回書いて練習して、
またテストをして、全部あっていれば終了、間違えたらまた練習して再テストです。
学年や能力に応じて、テストする問題数は増やしたり減らしたりします。
そして、ここが大事なポイントですが、人間はどうしても時間がたつと忘れてしまいますので、
前に練習して覚えたところも数週間後くらいにまたテストします。これを繰り返すことで、定着していきます。
英単語も同様です。ポイントは、書く回数をできるだけ少なくすることです。
たくさん書いている方が頑張っているように見えますが、効率は悪くなります。
1つの単語・漢字で100回も書いていたら時間もかかるし、イヤになりますよね。
少ない回数で覚えられるよう、記憶力を練習する中で磨いていくことがポイントです。
・英語の指導法
英語が苦手!という生徒さんのほとんどは、単語の意味をあまり覚えられていません。
文法であれ、長文読解であれ、そこに書いてある英語の意味が分からない=訳せないと、
何のことだかちんぷんかんぷんになってしまいます。
そのため、当塾では単語の意味を覚える練習や和訳練習に力を入れています。
これらができてくると、文法を覚えるのが簡単になってきますよ。
都立入試でも和訳能力は絶対に必要ですから、一石二鳥です。
ちなみに、単語の意味を覚える教材ですが、下のような感じになっています。
study スタディー 勉強する
window ウインドウ 窓
まず、見ながら発音と日本語の意味を声に出して覚えます。
覚えたと思ったら、片仮名と意味の所を手や紙で隠して、言えるかどうかテストします。
言えれば次に行き、言えなければもう一度練習です。
・数学の指導法
まず、数学が苦手な人は基本的な計算も苦手です。中学生で、九九が言えない人もいます。
100ます計算を定期的に練習して、数を使いこなせるようにしていくことが基本です。
小学生の場合は、これのみを磨くだけでも算数の成績が上がることもよくあります。
そして中学生では、数学の授業で色々と学びますが、その中でも重要な単元と
そうでもない単元があります。重要な単元とは、そこが理解できていないと
その後の単元もわからなくなってしまうところです。正負の数、文字式、方程式、ルートなどがそれです。
逆に、確率、図形の証明、一次関数のように、受験には出てくるけれども
今すぐ覚えなくても大きく困ることはない、という単元もあります。
数学が苦手な人は、まずは重要な単元をしっかり練習して、それらが身についてきたら
重要でない単元も練習していきます。優先順位をはっきりさせる、ということですね。
【やる気は絶対に必要?】
「うちの子、やる気が無くて・・・やる気を引き出してほしい!」とお悩みの保護者さんは多いです。
やる気のメーターを簡単に5段階くらいに分けると、
5・・・目標、目的を持って普段から自主的に勉強する。(中学生ではこんな子、めったにいません)
4・・・テスト前など、やる必要がある時には周りの人よりも、結構頑張る。
3・・・自分で勉強をすることはないが、学校や塾には普通に通っており、
宿題も事情がない限りはちゃんとやって提出する。テスト勉強はそこそこ。
2・・・学校は行っているものの、宿題などはサボりがち。テスト勉強は提出物をやって出す程度。
1・・・学校もサボりがち。普段もダラダラとゲームやテレビを時間つぶしにやるだけ。
(楽しんでいるわけではない)
5の人になるためには、努力できる理由がないとできません。例えば野球にしても、
プロになりたい!という意欲がある人は熱心に自主練をすることでしょう。
しかしプロを目指す気はないという人もいるわけで、中学生くらいではそれが普通です。
これから生きていく中で、何かしら夢が見つかってくると意欲もわいてきますし、
テストで友達に勝ちたい!とか、あの高校には憧れの先輩がいるので絶対に行きたい!
などの頑張れる理由が見つかってくると、5の人になれるでしょう。
なお、当塾ではやる気メーターについては「3」あれば大丈夫です。
それで十分に力を付けていき、成果を出すことが可能です。
成績が上がってくると、やる気がわいてくるタイプの子もいます。
2の人は少し不安ですが、塾をサボらず、少ない宿題をきちんとやれれば十分、大丈夫です。
1の人は、まず生活環境から変えないと、何も始まらないですね。
【なぜ勉強するのか】
国語はともかく、「数学って将来の役に立つの?」という疑問を持つ子はいますが、
役に立たない可能性の方が圧倒的に高いです。学校の先生になるか、理数系の専門職に
つかない限りは、まず使うことはありません。では、何のためにやるのか?
答えはたった1つ、頭を鍛えることにあります。
数学は、やってみればわかりますが、頭をものすごく使います。
計算をしているとき、脳の各部分で働いていないところはない、と言われるくらいです。
将来、数学を使わなくても仕事はできますが、頭を使わずに仕事をすることはできません。
(もちろん、職種ごとにどれだけ頭を使うかは変わってきます)
他の科目も同じです。それらを勉強する中で、
思考力も集中力も暗記力も記憶力もスピードも磨かれていくのです。
部活も同じですね。野球部で野球をしていたけれども、野球関係の仕事にはつかなかった。
という人がいたら、その人が野球をやっていたことはムダになるでしょうか?
そんなことはありませんね。体力もついたし、チームワークの大切さも知ったし、
懐かしい思い出もできたし、大切な仲間とも出会うことができたでしょう。
人がやったことは、基本的にはムダになることはありません。
【暗記が苦手!】
暗記が苦手だというお子さんは多いです。
当塾では、漢字や単語の「覚え方」も説明していますが、
暗記練習はやればやるほど、暗記力がついてきます。
例えば、小3の子と、小6の子だったら、漢字を覚えるのはどっちが早いでしょうか。
普通は、小6の子と答えるでしょう。
では、「漢字練習をずっと頑張ってきた小3」と「ずっとサボり続けてきた小6」ならどうでしょうか。
多分、小3が勝つと思います。
暗記は結局、継続した人の勝ちですね。
洗濯物と同じで、ためこむと大変です。コツコツやっていきましょう。
ただ、中には本当に暗記ができない人がいます。
人が3日で覚えられるものを、半年たっても覚えられない人がいます。
これは、本気でやっていないだけか、学習障害にあてはまるかのどちらかです。
本気でやってないのなら、本気でやれば良いだけですが、
学習障害の場合は、専門家による対策が必要になってきます。
私の感覚では、だいたい100人に1人の割合でいると思います。
【効果を高めるために大事なこと】
塾選びも大事ですが、通ってからのことはもっと大事です。
塾通いについて
・塾を休む場合は後でもいいですから、ご連絡をお願いします。振り替えいたします。
・遅刻は2,3分なら全く気にしなくて構いませんが、10分は過ぎないようにしてください。
・授業中のスマホなどの使用は、節度を持って行ってください。
・当塾は礼儀作法にはかなりうるさくない方ですが、最低限の礼儀は守ってください。
普段の生活
・よく寝て、よく食べてください。寝不足、空腹だと勉強効率は落ちます。
・よく遊んでください。勉強と遊びはメリハリを付けるのが一番です。
・部活などで疲れ切ってしまう場合は、体力がつくまでは長い目で見てあげてください。
・精神的な悩みがある場合は、私でよろしければ相談に乗りますが、
やはりご家族の方が一番安心できると思います。もしもそういった悩みがあるように見えたら、
真剣に話を聞いてあげてください。
・花粉症や鼻炎アレルギーなどある場合は、できるだけ軽減できると助かります。
お困りでしたら、他の生徒さんが試してみた方法など、紹介できます。
普段の学習
・勉強のことは全て当塾の役割ですので、特に宿題以外の自主勉強などはしなくて大丈夫です。
もし、何かやりたいという気持ちがありましたら、相談してください。
・「勉強しなさい!」「この点数は何だ!」といった言葉は、意欲をどんどん減らしてくれる魔法の言葉です。
そういう声をかけるよりも、なぜ成績が上がっていないのかを考えてあげて、
対策を練ってあげることの方がよっぽど建設的であり、意欲の上昇にもつながります。
「失敗は叱らない、卑怯(悪事)は叱る」、これが基本スタンスです。
管理者になるのではなく、協力者になるという気持ちが意欲につながります。
例えば、宿題をやるのをついつい忘れてしまうようであれば、声かけなどして頂けるとありがたいです。
これらは、当塾に通う時だけのことではなく、
どんな塾に通うときでも気をつけたいポイントです。
どれも当たり前のことですが、その当たり前のことができていないのが
今の日本の現状であると言っても過言ではないでしょう。
本人、家庭、学校、塾。それらが見事に噛み合ったときにこそ、
勝利の女神はほほえんでくれます。
【転塾のポイント】
塾に通っているけど成果が出ない・・・という場合、塾を変えることもあるでしょう。
変えてプラスになる場合、何も変わらない場合、逆にマイナスになる場合もあります。
このような場合の時は、塾を変えない方がいいです。
・入ってまだ3ヶ月以内(特に、じっくり長期的に指導する塾の場合はもっと時間がかかります)
・出される宿題はやればできるレベルなのに、本人がサボっているだけ
(特にこういうとき、「塾が合わない」という表現を生徒さんがすることがあります。
本当に合わないのか、それとも単にやりたくないだけなのかを見極めないといけません。)
このような場合の時は、塾を変えてみたほうがいいです。
・長く通っているけれど今の成績だけでなく、前の学年の内容も身についてきてないようだ
(昔の内容からじっくり練習している場合、学校の内容に追いつくまでに時間がかかりますが、
確実に身についていれば成長しています。あとは時間の問題です。)
・授業内容や、出される宿題が難しすぎて、本人の実力にあっていない
・塾側の言うことがコロコロ変わったり、矛盾したりしている
どこの塾に通うかは大事ですが、きちんと通うことはもっと大事です。
個人的な意見ですが、この付近にある学習塾で、悪い塾というのはないと思います。
厳しいか厳しくないか、などの差はもちろんありますが、基本的にはどの塾に通っても
きちんとやることをやっていれば、いずれ成果は出てきます。
塾に通っているのに成績も学力も実力もなかなか上がらない、という場合は
サボっているか、難しすぎるか、過去の内容を復習しないで今の内容ばかりを
やろうとして失敗しているか、の3パターンが多いです。
逆に言うと、サボらず、レベルにあった授業・教材を、昔の内容からじっくりやっていけば
いずれ成績は上がってくる、ということですね。
【よくある質問】
Q1 祝日でも授業はあるの?
A1 あります。お休みしたい場合は別の日に振り替えできます。
Q2 兄弟割引などはありますか?
A2 申し訳ありませんが、行っておりません。
Q3 だいたい、どのくらい通えば成績が上がってくる?
A3 これについては、「人それぞれ」とお答えするしかありません。
勉強が苦手な子は、まずは本当に基本的なことから教えていきますので時間がかかりますし、
特に急いで成績を上げなければならない事情がある子は、
とにかく目先の点数を上げることに時間をかけます。(ただし、こういうことばかりを続けていると限界が来ます。)
目安としては、早くて1ヶ月、遅くて1年、おおむね4ヶ月くらいで効果を実感し始める人が多い、といったところです。
Q4 他の塾だと、一ヶ月の無料体験とかあるけど、心山塾にはないの?
A4 今のところ、行う予定はありません。Q3とも関連してくるのですが、
一ヶ月で効果を実感できるような授業にしようとすると、どうしても目先のことに偏りがちだからです。
無料体験は、最初に見学・体験にお越し頂いた時だけとさせて頂いております。
そのかわり、当塾では入学金も安め(だと思います)で、週1時間だけでの通塾も可能ですから、
塾通いがうまくいくかどうか不安な方は、少なめの回数でしばらく通ってみてください。
Q5 塾で、学校の宿題をやってもいい?
A5 基本的には許可しています。まず、宿題には2種類があります。
自分でできるものと、分からない時に誰かの助けが必要なものです。
漢字ドリルなどは、自分でできるもので、
算数の文章題などは、助けが必要なものですね。
助けが必要なものは塾でどんどん聞いてください。
ただ、自分でできるものはできるだけ家でやったほうが効率が良いでしょう。
どうしても時間が無くて急いで提出しないといけない、という時は構いません。
Q6 先生は優しいほうですか?厳しいほうですか?
A6 優しいの反対は冷たい、厳しいの反対は甘いだと考えています。
客観的に言って、「優しく、甘い」ほうだと思います。
そのため、ストレスに弱い子、怖い指導が苦手な子、自律できる子に向きやすく、
ムチで叩かれないと動けない子は向かないと言えるでしょう。
そういった指導を希望される方は、他のところがあっていると思います。