音声合成技術の研究開発・商用利用を加速させる音声コーパスの設計・構築

2019年度 東京大学事業化推進助成制度 ( GAP ファンドプログラム) 採択事業

shinnosuke_takamichi [atmark] ipc.i.u-tokyo.ac.jp

概要

音声コーパスは音声合成技術におけるキモです.しかしながら,現状の研究開発界隈には以下の問題点があります.

  1. アカデミックの「学習済みモデルを渡せない」問題

    1. 例:研究用途限定コーパスを利用していると,社会実装時に学習済みモデルを渡せない

  2. 企業の研究機関の「コーパス欲しい」問題

    1. 例:深層学習は使えるが,データ設計のリソースが無い

  3. 企業の「学術的に貴重なデータが捨てられている」問題

    1. 例:実現場における音声ログは学術的(・商業的)に価値のあるデータだが,ディスク容量の問題で削除される場合も多い

これらを解決するために,本プロジェクトではコーパス構築技術の創出とフリーアクセス可能なコーパス公開を行い,(1) 基盤技術の社会実装の加速,(2) コーパス頒布による社内開発の加速,(3) 企業と連携した新コーパスの創出を狙います.

お問い合わせ

  • 大学の音声研究者のみなさま

フリーアクセス可能な音声コーパス創出にご興味のある方は,ご連絡ください.

  • 企業のみなさま

学術的コーパス創出にご興味のある方はご連絡ください.

Corpora / 成果