会員の皆様のページです。ご投稿をお待ちしています。
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寸感 関ヶ谷倶楽部例会
2.3日前から鼻水が垂れる、5年振りで風邪をB病院で拾ってきたようだ。マスクをかけて関ヶ谷倶楽部家例会に参加する。いつも思うことだが、この会は本当に素晴しい。会長のリードが伝わり、総務部長の気を配ったお話の仕方、会進行の巧みさに感心する。5年続いているという副会長の温和な話しぶりにも温かさを受ける。今日の関ヶ谷倶楽部の出し物は、柳家小さん師匠の落語『長屋の花見』をビデオで見て、江戸前の話しぶりを楽しんだ。小さん師匠もこんな50人ものお客のいる横浜市最南端の釜利谷の丘の上で、じっくり聞いてもらって本望だと思う。
毎度のことでビックリしているが、女性会員の気を配った手作りお弁当である。5升ものお米を使い、梅が入った炊き込みご飯だったと聞いた。
お惣菜もにしん鰊の煮付け、野菜、煮豆など老齢者には口に合うはずだ。準備された皆々様には感謝である。てきぱきとチームワークの良さが配膳食事会と進行する。米寿の西田さん喜寿の田中さんおめでとうございます。益々お元気に人生を楽しんでください。気持ちの良い、和やかなイベントである。そして私は鼻をかみながら家に帰った。 (若松 敏男)
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古武士大原孝翁を偲ぶ
今泉 修
九月二十日大原孝翁の訃報に只々無念と悲嘆の中で四年間の交流を省り見てその面影を偲び追悼の一筆を棒げます。
大原さんとの出会は四年前私が関ヶ谷クラブ入会初の月例会の会場で座る席を探がしていたら手招き隣の席に座ったのが始まりです。
新参者の今泉ですと一礼すかさず出身はどこですかと聞かれ満州大連ですと答えると、私は関東軍戦車隊で、満州に五年居りましたと忽ち意気投合依頼私の蔵書満州関係の本を楽しみに読み就中随筆宮本武蔵手作りの冊子に感動、自身も中学生より剣の道大学で三段の剣豪卒業後は日立造船へ入社、剣道部を創立四段昇進の直前召集令にて習志野騎兵隊へ入隊幹部候補性として戦車戦略を学び関東軍戦車隊チチハル中隊長として国境警備の重責を果しその後南方へ転戦クサイ島にて九死に一生の生還復職後ニューヨーク支店で日本の復興に大活躍しました。
本を通じての交流は夜の会食と絆は深まって行き、娘さんからの今泉さんのお誘い毎回楽しみにしていますとの電話でしたがその娘さんに先立たれてからは気落ちが目立った。
一月六日拙宅へ自画像の画と水彩画そして若き戦車中隊長銀座通りの写真等を持参盃を交はした一刻は、今思えば今日の旅立ちの予告では?晩年益々冴える水彩画最後の作品は見事な故郷京の寺庭風景でした。
翁は月例会食事の度ごとにこんな素晴らしい老人クラブは類を見ないと絶賛、私も同感日本一ですよとこよなく関ヶ谷の地を愛し墓も鎌倉霊園へ移した九十四年の生涯は正に武将の姿です。
七月の例会出された食事に手をつけず珍しく弱音を吐いた。私は何にを云っているの大原さんの白寿の祝賀会場は決めている。区内一番高いビルテクノタワーホテル十八階眼下に東京湾の広いレストラン、翁は苦笑いこれは無理だよ、これが最後の会話でした。
今は天国で大奥の君と娘さんと安らかにお眠り下さい。
短い四年間の交流、翁の見事な晩節に少しでもお役に立てたと落ち込む心を慰めつつ。
心よりご冥福を祈ります。
合掌
平成二十三年九月二十四日
今泉 修
(漢字、仮名遣い、句読点等原文のまま)
大原さん自画像(今泉さんご提供)
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新種の詐欺?
6月17日のことです。
文庫の東口で用をすませたあと、アピタに行こうと思い、地下道を出て左折しました。
陸橋の下の雨の当たらないところに、メロン、イチゴなどを売っている露店が出ていました。そのまま通り過ぎましたが、
「2ヶ300円、いーや、3ヶ300円でいい」
という声が耳に残り、メロンの値段など知らぬまま、ちょっと通り過ぎましたが、すぐ引き返して、
「3ヶ300円か?」
と聞きました。そしたら、それはトマトの大きいのくらいのメロンでした。普通のメロンの値段はかくしてあり、それには、800円と書いてありました。
「これなら、600円。2ヶなら1000円でいい」
といいました。1600円が1000円ならまあいいかと思い、
「じゃ、それをくれ」
といって5000円を渡しました。ところが、おつりを呉れないのです。そして店頭を見ると1000円札が1枚おいてあります。
私もたしか、財布の中は1万円札1枚と5000円札が1枚しかなかったと思いましたが、確認せず5000円札を渡したつもりでした。それが、自分の勘違いで、1万円札と1000円札だったのかな、と思い、そのままメロンを貰ってアピタに入りました。そしたら、ナンと同じようなメロンが1ヶ500円で売っているではありませんか。
これでまずがっかり。
帰りのバスの中でゆっくり財布の中身を反省してみると、やはり15000円あったはず。
老人だと思って、貰った5000円札を1000円札にすり替えて店頭に1枚だけおき、いかにも1000円しかもらってない、というそぶりを見せる、一種のマジックです。
もしかしたら、先方とこちらの両勘違いかもしれませんが、或いは、この手で老人の目をごまかす新種の「マジック詐欺」かもしれません。
4000円くらいの損害ですから、苦笑して済ませることとしましたが、クラブの皆様ご用心ご用心!
(6月18日 MA)
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要陣・用心・火の用心
油断メサルルナ 。 泥てきを防ごう。
つい最近の5月始めの出来事である。朝も朝未明とも言える四時、敵はやってきた。(家人のお話)
向こう三軒両隣は誰一人気がつかなかった。泥は家の正面開き戸の、引き手横のカギのある個所
のガラスを巧みに切取り腕を突っ込み、戸を明けて「ソロリ」と忍び込んだらしい。
家人は、二階で「白河夜船」。どんな夢を見ていたでしょう。4.5日経って離れている息子が゛聞いて
警察へ届けた。金品の被害も判明し、警察は手口から常習犯リストから手を着けるらしい。
コロンボ刑事・・・・・・・並に是非捕らえてください。 兎に角 要陣・用心・火の用心です。
(T.W.さんより。6/5受付)
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不老長寿への(初)夢-長寿の秘訣 青柳 勝
これは、関ヶ谷クラブH19年11月例会でお話したことのまとめで、生物はなぜ死ぬのか、ということを長いこと考えて来て得た自分なりの結論であり、「仮説」の域を出ていません。「仮説」は否定の証明で消滅します。以下のことは、医学博士・教授お二人にもお話ししました。面白いとはおっしゃいましたが、否定的なコメントは頂いておりません。
私は、情報を遠方まで送るという技術に長いこと携わって来ました。情報を送る道、伝送路には、絶対0度でないと、物理学上避け得ない雑音が必ず存在し、情報を損ないます。伝送技術の歴史はこの雑音との闘いの歴史で、今日のIT時代の基礎を築いて参りました。
さて、情報を空間的でなく、時間的に遠方まで伝送する、つまり保存するについても同様なことが言えます。情報は、何か「物」に保存されますが、これに対し温度とか、光とか、放射線とかが作用し、保存情報は壊されます。こういうものも、ここでは、雑音と考えます。これも物理学の法則で、不可避です。仏教者はこれを諸行無常と言います。
生物について、生体というハードウエアではなく、これを形作る遺伝子情報というソフトウエアに注目して見ましょう。長生きするということは、親から貰った遺伝子情報を何十年にも亘って保存するということです。この長い期間には、遺伝子情報が壊れる、つまりソフトにバグが生ずることは、やはり不可避です。こうして遺伝子情報が徐々に壊れてゆくのが、加齢だと考えます。バグによって白髪や白内障や、場合によると癌にもなるでしょう。そして、遺伝子情報が使えなくなった時に死を迎えることになります。
遺伝子情報を壊すような「雑音」は「活性酸素」と言われています。これを作る要因はいろいろ考えられますが、それを一口にストレスと言いましょう。肉体的、精神的なストレスは、活性酸素を発生させ、遺伝子情報を壊します。私の観察では、最強と思われるストレスは放射線です。また紫外線、煙草、過労、深酒なども強いストレスを与えます。一度X線に当たったら3ヶ月は寿命が縮まるでしょう。胸や胃の検査をして1年以上たったから、影響はなくなったと考えるのは間違いです。勿論精神的なストレスも同様です。
厚生労働省で毎年出している、死亡統計「簡易生命表」というものがあります。このデータを見ると、確かに平均寿命は女性の方が長いのですが、これ以上生きられる確率は何億人に一人という値を計算してみると、面白いことに男性も女性もほぼ同じで、115歳ほどになります。これから考えられることは、「人間は誰でも親から115歳の寿命を貰って生まれてくるが、この寿命をストレスによって無駄遣いしている」と言えます。たしかに、女性の方が男性よりストレスの小さい生活をしていますね。このことから、長寿の秘訣は、若い頃から、あらゆるストレスをできるだけ避ける、ということが大切だと結論できます。高僧や学者はストレスの少ない生活をしているので、長寿の方が多いわけです。
では、壊れたれた遺伝子情報を修復して長命を保つことはできるのでしょうか?遺伝子情報を新しい情報で「上書き」すればいいのです。自然界では「受精」でこれを行っています。人工的には?11/21の新聞によれば、皮膚細胞から万能細胞ができた、とあります。これは、遺伝子情報の上書きの可能性を示唆しています。火葬した骨を鑑定し、横田めぐみさんか否かが分かる時代です。自分のへその緒があれば、自分の真新しい情報が入手できるものと思われます。へその緒の方が、同じ時がたっても、生きている人より余程受ける雑音は少ないはずですから。かくして、不老長寿、現代の仙人が生まれ得る可能性は、もう間近に迫っています。関ヶ谷でもこういう人が出るかも知れません。
(ふれあい会報H20年1月号から転載)