テーマ 学校司書のリアル 17年間の実践の記録 2005~2021
日 時 5月28日(土)15時10分ー17時
場 所 愛知県図書館 中会議室
発表者 伊藤幸代
蒲郡市の小中学校で2校兼務している伊藤先生よりコロナ禍前後の学校図書館の活動について発表があった。
第一部:学校司書としての活動
学校司書の1年間、学校司書の1日の活動、勤務時間外に行っている作業について説明があった。
1校あたり週に2日、1日あたり6時間の勤務時間では準備できない、卒業生向けお便り、教職員向け図書館だより作り、選書のための情報収集・リスト作り、ブックトークの準備、しおりの準備、リテラチャーサークルの準備などを具体的に説明された。
第二部:実践記録:2005−2021
一年ごとに担当した小学校・中学校での活動について説明された。
第三部:調べ学習と学校図書館
調べ学習ができるように環境を整備したり、蔵書の更新を行ったこと、それによって子ども達がどのように変わったのか等について説明があった。
第四部:工夫したこと、変わってほしいこと
学校図書館に人を呼ぶイベントについて、学校司書から見た改善希望(待遇面、環境面、学習面)について説明された。
第五部:学校司書の専門性を考える
実施している図書館オリエンテーションの紹介と、学校図書館研修の重要性 について説明された。
質疑応答:
SLORIに望むこととして司書教諭との関係、司書研修の2つを挙げられていたが、具体的にはどのようなことを考えておられますか?
→現場でこどもをどのように育てていくべきかとか、技術的なことを教えてほしいです。
SLORIとしてはHow to だけでなく自分で考える力をつけてほしいということや、研究者が研修を担当するため、理論的なものが多いです。技術的な内容であれば、中部学校司書会(CJSLA)を中心に研修を行なわれるのが良いように思います。