著者 ダグラス・アダムス
3.9 5つ星のうち 158 カスタマーレビュー
Downloadほとんど無害 (河出文庫)Ebook ePub - 内容(「BOOK」データベースより) 突拍子もない事故で、最愛の女性と離ればなれになったアーサー。放浪の末、サンドイッチ職人としての平安な人生を手に入れるも、突然トリリアンが彼の娘を連れて現れる。一方フォードは、銀河ヒッチハイク・ガイド社の異変に疑問を抱き…。並行宇宙を舞台に繰り広げられる、大傑作SFコメディ最終巻。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) アダムス,ダグラス 1952‐2001年。英国ケンブリッジ生まれ。1978年BBCラジオドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」脚本を執筆。翌年、この脚本のノヴェライズがベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、ほとんど無害 (河出文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 SF小説っていうのは専門用語のオンパレードでメモを取ってないと読めない! という先入観を抱き続けていました。本書のおかげで、それがよりいっそう強まりました。他の追随を許さぬほどのオンパレードです。しかもことごとく理解不能。しかし案ずるには及びません。登場人物だってわかってないんですから。それに、最終巻にして「ワケわかんねーよ!」と叫ぶためのスペースも設けてくださっております。さすがダグラス・アダムス。建設的嫌がらせに屈しなかっただけのことはあります。思いっきり叫んだあと、これ以上ない速さでラストへと突き進むアーサーたちを追いかけてください。 時間と空間を越え、多元宇宙を行ったり来たりのアーサーの長い旅もここにあっけなく、そして切なく終了。 最愛の人を失ったアーサーはサンドイッチ職人として辺境の惑星に生きがいを見出しますが、そこに彼の精子から生まれたという娘を連れてトリリアンが…。一方フォードは変わり果てた「H2G」本社の危険な企てに戦いを挑みます。 いつもの軽妙な文体で物語は進みますが、さすがにシリーズ最終作にふさわしく、二人の精神的成長と困惑、そして意外にして予定調和の結末と実に読み応え充分の作品です。特に例の前々作での伏線の回収にはアッと驚きました。 当シリーズの中では最高か最低かの極端な評価がされることが多い当作品ですが、私はもちろん前者。ドタバタコメディが好きで当シリーズに入った人は、やや文学的な本作に戸惑われるかもしれませんが、読み終えた時の感慨深さは、シリーズ全作を読み通した者へのご褒美と言ってもいいでしょう。 最後に、ファンの悲願であった全作邦訳を成し遂げてくださった河出書房&翻訳者には心より感謝です。 Tags:ほとんど無害 (河出文庫)PDFダウンロードほとんど無害 (河出文庫)PDFほとんど無害 (河出文庫)のePubほとんど無害 (河出文庫)ダウンロードほとんど無害 (河出文庫)オーディオブックほとんど無害 (河出文庫)ダウンロードブックほとんど無害 (河出文庫)発売日ほとんど無害 (河出文庫)試し読みほとんど無害 (河出文庫)ネタバレほとんど無害 (河出文庫)amazonほとんど無害 (河出文庫)downloadほとんど無害 (河出文庫)kindle