文書編集と日本語入力
文書編集の基本
■メモ帳を用いて,以下に挙げた技法を一通り確認せよ.
*文字列選択+右クリックにより,各技法を行える.
*[Ctrl+*]は各操作のショートカットキー(エディタ、ワープロ等、多くのソフトで共通).
文字列の選択(選択部分は反転表示される):
方法1:マウスでドラッグ, 方法2:Shift+矢印キー, 方法3:Shift+マウスでクリック
コピー&ペースト: 文字列選択 → コピー [Ctrl+C] → 貼り付け(=ペースト) [Ctrl+V]
カット&ペースト: 文字列選択 → 切り取り(=カット) [Ctrl+X] → 貼り付け(=ペースト) [Ctrl+V]
*カットは,右クリック時には,[X]ではなく[T]と表示されている.
削除: 文字列選択 → 削除(Del,BackSpaceも利用可)
(入力画面内の)すべての文字を選択: [Ctrl+A]
「元に戻す」[Ctrl+Z] ,「やり直し」[Ctrl+Y]
「上書き保存」[Ctrl+S]
★作業効率を上げるため,マウスだけに頼らず,キーボードと組み合わせ,ショートカットキーは極力活用すること.
パソコンに対する苦手意識のある人ほど,積極的に用いるべき!
(覚えれば誰でも使うことができ,結果的に余裕が生じます)
【参考】ショートカットキーの一覧.
[確認]
1.Shift+[CapsLock/英数] ・・・ Caps Lock(=Capital Letters Lock)(=大文字入力固定)の状態になる(■LED表示の変化を確認).
Caps Lock状態ではShift無しで大文字,Shiftを押しながらだと小文字.
再度「Shift+[CapsLock/英数] 」でCaps Lock解除(■LED表示の変化を確認).
★使う機会は少ないが,押し間違い等で Caps Lock状態になってしまったとき,混乱せず落ち着いて解除できることが重要.
2.[Alt+Tab]、[Windows+D]は覚えてますか?
日本語入力
半角文字と全角文字
パソコンで用いられる文字には半角文字(≒1バイト文字)と全角文字(≒2バイト文字)がある.標準状態(パソコン起動直後など)でキーボードから入力できるのは半角英数字.かな漢字変換ソフト(IME = Input Method Editor)を起動すると全角文字により日本語が入力できる.Windowsパソコンには,IMEとしてマイクロソフト社のMS-IME(計算機実習室ではMS-IME 2010)があらかじめ導入されている.より高性能なIMEとしてジャストシステム社の ATOK があり,こちらも広く普及している.
【注意1】半角カナは文字コードの国際規約に反する日本独自の規格なので,インターネット上(Eメールを含む)では使うべき ではない.文字化けを起こす危険性が非常に大."「"(鍵括弧)や"・"(ナカグロ)など見た目で判別しにくいものは特に注意.IMEによる変換候補の中 に半角カナも出てくるが,これを避けること.
【注意2】丸囲み文字,ローマ数字等の機種依存文字(環境依存文字)や旧字体等も文字化けの可能性がかなり大きいので,避けた方が無難.
IMEの起動 ・・・ 方法:[半角/全角]キー
■ IMEツールバーの左端の表示が 「 A」(IMEオフ)から 「あ」(IMEオン)に変化するのを確認.
【注意1】マウスを用いてIMEツールバー上で起動する方法もあるが,通常の日本語変換を行う限りまったくメリットがない. [半角/全角]で起動した方が圧倒的に効率がいいので必ずこの方法を用いよ.
【注意2】Windows95では[半角/全角]単独ではだめで,Alt+[半角/全角].
特殊な変換,注意を要する変換:
「ん」を単独で出すとき→ nn(「しんいち」など「ん」の後に母音が続くとき必要).
「ぃ」(小さい「い」) → li または xi,「ゃ」(小さい「や」) → lya または xya.
「を」→ wo,「ヴァ」→ va,「ヴ」→ vu,
「ぢゃ」→ dya, 「でゃ」→ dha,
「ぐぁ」→ gwa, 「うぃ」→ wi.
テキストファイルの保存およびエディタの終了操作
ファイルの保存
最初の保存,または元のファイルを残したまま別名で保存したいときは「名前を付けて保存」.以降は「上書き保存」
【注意1】テキストエディタの場合,保存の際「ファイル名」において拡張子を省略すると拡張子「.txt」が自動的に付加される.HTMLファイルなど,「.txt」以外の拡張子で保存したい場合は特に注意が必要.
【注意2】重要なファイルを作成する場合は,作業を始める前にまず「名前を付けて保存」し,以降「上書き保存」をまめに行って編集途中のファイルを保存する習慣をつけよ(トラブル時のファイル消失を未然に防ぐため).
メモ帳の終了
方法1: ウィンドウ右上の×をクリック
方法2: 「ファイル」メニューから「メモ帳の終了」または「閉じる」を選択
方法3: タスクバー上のボタンにポインタを合わせて右クリックし,「閉じる」を選択
【注意】入力・編集作業を行った後,保存せずに終了操作を行うと「変更を保存しますか」と尋ねるダイアログボックス(小ウィンドウ)が現れるので,保存の必要の有無を判断して「はい」または「いいえ」をクリックせよ.「キャンセル」をクリックすると編集画面に戻る.