グラフの特徴(どのグラフを使えばよいのか?)
【棒グラフ】
項目別の数値の比較に適しているグラフ。使用頻度の高いグラフです。
棒の長さによって数値を表現しています。図のような縦棒グラフと横向きに棒が伸びている横棒グラフがあります。
※図は「3-D集合縦棒」
【積み上げ棒グラフ】
棒グラフの種類のひとつ。棒グラフと同じように数値の比較に適していて、さらに内訳を表すことができます。
内訳ごとの棒グラフを積み重ね、全体を表しています。
図のような積み上げ縦棒と横向きの積み上げ横棒があります。
※図は「3-D積み上げ縦棒」
【円グラフ】
全体に対する各項目の割合を示すグラフ。項目どうしの割合を比較したいときに使用します。
※図は「3-D円」
【折れ線グラフ】
時間の経過によりデータがどのように推移するのかを表したグラフです。
値を点で示し、その複数の点を線でつないだマーカー付き折れ線もあります。
※図は「折れ線」
【レーダーチャート】
値を中心点からの比較で表現したレーダーチャート。
項目を直接比較できない時やバランスを示したい時に使用します。
※図は「レーダー」
【散布図】
データを点で表し、どのような傾向があるかを把握することができるグラフです。
※図は「散布図(マーカーのみ)」
◆グラフ選びのポイント1
1.データが「時系列かどうか」のときは棒グラフか折れ線グラフを使います。
2.全体が100%になるデータは円グラフを使います。
3.複数の項目の大きさや量を比較するときはレーダーチャートを使います。
4.一見関係のないような2つの変動する数値を視覚化するときは散布図を使います。
◆グラフ選びのポイント2
どのグラフを使うのがベストなのかを簡単に判断できるように、今回説明したチェックポイントをチャートにしてみました。
「系列数」という言葉はあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、わかりやすくいうと、グラフ作成のベースとなる表において、数値が1列なのか複数列あるのかということで 考えてみればいいでしょう。
数値が1列の場合を、「系列数が1つ」といいます。系列数が1つの場合、使うグラフは円グラフか棒グラフ、折れ線グラフに絞り込まれます。
主なグラフの特徴を確認しましたが、上記以外にもエクセルでは多くのグラフが作成できます。内容にあった適切なグラフを選んでください。