藻類の仲間たち

原生動物園記事

藻類の仲間たち

本文:早川昌志1

(写真提供:西村文秀氏1、加藤将博士1、末友靖隆博士2、松山幸彦博士3、金澤篤志氏4、一宮睦雄講師5、桑田晃博士6、山田和正氏7、永宗喜三郎室長8、福士路花氏8、海老根一生氏8、吉見英明氏1)

原生動物園 Vol. 2 P. 25-41 (2011)

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Keyword:

藻類、大型藻類、微細藻類、複合栄養、原生動物、細胞内共生、二次共生、葉緑体の退化・喪失、クロムアルベオラータ、原生生物、共生藻、奪葉緑体、緑藻、紅藻、褐藻、シャジクモ、藍藻、灰色藻、ユーグレナ藻、クロララクニオ藻、不等毛藻、珪藻、黄金色藻、パルマ藻、クリプト藻、ハプト藻、アピコンプレクサ、卵菌、繊毛虫

Introduction:

藻類とは、細胞内に葉緑体を持って、光合成をする ことを可能とした生物のことを言います。藻類の仲間 は、生物の進化の中で何度も繰り返し創出されてきた 多系統群であり、非常に多様な為、その全貌を把握するのは容易ではありません。

それはさておき、まずは、藻類とはどんな仲間たちなのか紹介し、藻類の進化と生き方については、本稿 の後半で議論するとしましょう。

1) 神戸大学, 2) 岩国市立ミクロ生物館, 3) 水産総合研究センター, 4) 岡山大学, 5) 熊本県立大学, 6) 東北区水産研究所, 7) 福井県立大学, 8) 国立感染症研究所

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