クロレラと生きる〜緑色原生動物

原生動物園コラム

クロレラと生きる〜緑色原生動物

著者:早川昌志*

原生動物園 Vol. 1 P. 37-38 (2010)

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Keyword:

緑色原生動物、クロレラ、光合成、細胞内共生、ミドリアメーバ、ミドリゾウリムシ、ミドリラッパムシ、ミドリツリガネムシ、淡水カイメン、ミドリヒドラ

Introduction:

アメーバ、ゾウリムシ、ラッパムシ、ツリガネムシ・・・きっと、誰もが一度は聞いたことがあるであろう単細胞生物ー原生動物の仲間のはずです。

みなさんが、小学校や中学校で学んでいた時、原生動物は餌を食べて生きている「動物プランクトン」として教科書に載っていたり、あるいは実際に顕微鏡で見たりして、習ったことがあるのではないでしょうか。

しかし驚くことに、原生動物・アメーバやゾウリムシの仲間には、餌を食べるだけでなく、「植物プランクトン」のように光合成をすることができる生き物がいるのです。それが、緑色の姿をした「緑色原生動物」です。

*) 神戸大学

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