ImageJを用いたデジタル画像処理〜ImageJの基本操作〜

原生動物園記事

ImageJを用いたデジタル画像処理〜ImageJの基本操作〜

著者:西上幸範*

原生動物園 Vol. 1 P. 15-20 (2010)

PDF形式で全文をダウンロード

Keyword:

ImageJ、画像処理、スケールバー、パッケージ、プラグイン、ROI、ヒストグラム、画素、Overlay、Draw

Introduction:

ImageJはデジタル画像処理を行うフリーソフトである。画像処理といえばPhotoshopやPainterが有名であるが、どちらも非常に高価である。その点、ImageJは無料で、機能的にも充実している。しかしながら、日本語版がなく、よい教科書もないので、初めて使う際に時間を浪費することになる。この連載は、読者が実際にImageJを用いて、様々な使い方を基本的なことから実践的なことまで行うことでImageJを一通り使えるようになることを目標としている。また、使い方以外にも、デジタル画像処理についての知識も同時に得られるように説明を加えた。本連載を活用して、基本的なデジタル画像処理の知識やImageJの使い方を理解したうえで本家ImageJのホームページ(http://rsb.info.nih.gov/ij/ )にある使い方を参照すれば、より短時間でImageJを使いこなすことが可能になると期待される。本連載がはじめてImageJを使う人への一助になれば幸いである。

*) 兵庫県立大学

(C) Protozoological Garden and Community of Young Protozoologists in JSProto All Rights Reserved.