エチゴチビケシキスイ
Meligethes astacus Easton, 1957:
成虫は,キクザキイチゲAnemone pseudoaltaica,フキPetasites japonicus,ワサビ Eutrema japonicum,スミレサイシン Viola vaginata,ノミノフスマ Stellaria alsine var. undulata,ニリンソウ Anemone flaccida,エゾエンゴサクCorydalis fumariifolia などを訪花する.)).特にキクザキイチゲでは, 多くの本種成虫が花粉をつけて花の中を歩き回る様子や 交尾する様子が観察されていること等から,本種がキクザキイチゲの受粉に寄与していると考えられている.その中で,カキドオシGlechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) H.Hara(シソ科)の花から本種幼虫が得られたことから,カキドオシが本種の寄主植物であると考えられる(坂田・久松,2024).
坂田ゆず, 久松定智(2024)エチゴチビケシキスイの食草の記録 ~カキドオシの花から幼虫を採集~ .Akita Nature Study, (81): 5-6.
城戸克弥(2017)福岡県のヒラタムシ上科.KORASANA,(86): 41-126.
KMCC = Kazuo Maehara Coleoptera Collection