和名なし
ナチシダPteris wallichiana J. Agardh. の枯れた葉柄内で、年中成虫が確認される。また、幼虫・蛹も同葉柄内で確認されることから、同植物ががホスト植物だと確認された(久松,未発表)。
Palearctic Region (Japan); Oriental Region (Japan (Ryukyu Isls.); Taiwan).
国内では、ナチシダの分布と一致して、本州、四国、九州にかけて広く生息している。海外からは台湾からのみ知られているが、ナチシダはアジアの熱帯・亜熱帯域に広く分布するので、本種も広域に分布している可能性が高い。
Cillaeus 属を含めCillaeinae亜科の生態は解明度が低いが,扁平な体型などから考えても,シダ類と関連する属・種は多いのではないかと推定される。
Cillaeus属の定義は再検討が必要であり,本種も所属する属の再検討が必要である.
Kirejtshuk, A.G. & Kavalev, A.V. (2022 ) Monograph on the Cillaeinae (Coleoptera: Nitidulidae) from the Australian Region with comments on the taxonomy of the subfamily. Zootaxa, 5103 (1): 001–133.
STHCC= Sadatomo Hisamatsu Coleoptera Collection