20代女性。
上下両方の約7ヶ月の治療期間です。
まず下の歯をスタートして、1・2ヶ月後に下にフレームを入れるのを慣れてきたところで、
上の歯もスタートしています。
こうすることで上下2つフレームを入れることに慣れてもらっています。
今回は、患者さんの都合で、月に1回くらいしかフレームを交換できなかったので、少し期間が長くなっています。
さて、上の写真を見るとどこがどう変化したの?って思う人もいると思います。
確かにもともとの歯並びも一般の人から見るとそこまで気になるレベルではないです。
しかし、本人は、上下の真ん中の歯2つがゆがんでいるのが気になり、
しかも、年々歯並びがガタガタになってきている気がするのを何とかしたいということでした。
実際、若いときはすごく歯並びが綺麗だったのに、
年をとるにつれて歯が重なってきてガタガタになっている人をたまに見かけます。
きれいなアーチ状に並んでいた歯が、一箇所ずれて重なるとそこがどんどん重なってくるというのはあり得ることだと思います。
今回の患者さんもそこを気にしており、今はまだそこまで目立たなくても将来もっと目立つようになりそうだから今のうちに治したいということでした。
変化をわかりやすくするために、模型の写真を追加します。
まずは上の歯
下の歯
非常に小さな変化ですが、とても大切な変化でもありますね。
コンプレックスや不安がなくなることはいいことです。
実際、重なりが大きくなるとブラッシングも非常に難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが上がりますので、歯にとっても非常に有益なことになります。
そして、これくらい小さな変化を治すのにワイヤーをつけるのは抵抗がある人は多いと思います。
「一般的な矯正治療のブラケットやワイヤーを歯に付けて、目立つ治療はさすがに無理」って思っている人は多いはずです。
マウスピース矯正は取り外し可能な透明フレームを使って歯並びを治すので、
今回のような場合にも非常に有益な矯正方法だと思います。
気がつかれることもなく、自分の満足する歯並びになることが出来ます。
小さいところも気にすることなく気軽に相談して下さい。