治療例 「矯正後の後戻り」
治療後の左右からの写真
治療説明
30代女性。
上の歯のみ約半年の治療期間です。
矯正治療には必ず「後戻り」というのが起こります。
「後戻り」というのは、矯正治療して綺麗な歯並びになった後に元の歯並びに戻ってしまうことを言います。
それを防ぐために、矯正後、半年から1年、長い場合で2年間、「リテーナー」という歯を固定する装置で後戻りしにくくします。「保定期間」と言います。
しかし、それでも、保定期間後、数年、数十年かけて、ちょっとずつ歯の位置は変わっていきます。
今回の患者さんも、20年前にワイヤーによる矯正治療をして綺麗な歯並びを手に入れたようですが、20年経って、後戻りして歯並びの変化が気になってきたという事で、マウスピース矯正を始めました。
正面からの写真だと、どうしても立体感が少ないのでわかりにくいですが、
向かって中心から右側の1番目(左側中切歯)と2番目(左側側切歯)が綺麗な歯の並びからずれています。
特に真ん中のズレが気になっていました。
2番目と3番目の歯の間を少し削りスペースを作って歯を並べて行きました。
6ヶ月後の正面からの写真でもかなりきれいになっているのがわかると思います。
歯並びも綺麗な円を描いていますね。
治療期間は、患者さんには半年という予定でスタートしたので、患者さんには予定通りに終わりました。
私個人としては、3・4ヶ月の予定でしたので、思ったよりかかったという感じです。
というのも、矯正して隙間などが出来ないようにドンピシャで治したいと思って、
ちょっと慎重になりすぎたかと思います。
まぁ、そのおかげで、ドンピシャです。☆
ちなみに、マウスピース矯正しながら、ホームホワイトニングも同時にマウスピース矯正のフレームを使って行なっているので、歯も白くなっています。
全く隙間を残すことなくドンピシャで出来ているのがわかると思います。