マウスピース矯正で1本前に飛びだした歯をキレイに並べた治療例です。
50代 女性
1本だけ前歯が大きく飛び出ているのが気になるということで治療を始めました。
この歯は神経が死んでいるために変色もしています。
もしかしたら、飛び出ているのでぶつけてダメージを受けたのが原因かもしれませんね。
噛み合わせの方向からの写真を見ると
歯が入るスペースが無かったために飛び出したままになっているのがわかると思います。
治療開始前に模型計測をしてみると2.7mmほどスペースが足りないという結果が出ました。
ただ単にこの歯を押しこめば良いわけでは無いことがわかりますね。
ということで、飛び出した歯のスペース確保をするために、マウスピース矯正で広げていきました。
具体的には、2番目と3番目の歯の間を1mm程度削りその間を詰めることで確保しています。
約3ヶ月後には、
この状態になりました。
このように、十分なスペースを確保してから飛び出ている歯を引っ込めていきます。
この間は見た目はあまり変化がないのですが、とても大切な期間です。
治療開始して約7ヶ月後に治療が終了しました。
いい感じで中に入っていると思います。
当医院のマウスピース矯正のシステムは、毎回型を取って、毎回フレームを作ります。
面倒では有りますが、常に模型でチェックしながら治療方針を決めていくことが可能です。
これは非常にメリットになると私は思っています。
おかげで、今回もすきっ歯になるような余ったスペースはありません。
歯が前に飛び出していたことで歯ぐきの位置も上に上がっていましたが、
歯並びがよくなって歯ぐきの位置も徐々に下がってきて左右均等になりそうです。
次は、変色してしまっている歯のブリーチングを行う予定。▼ブリーチング