洋楽文化史研究会第100回記念例会・ラウンドテーブル
洋楽文化史研究会第100回記念例会・ラウンドテーブル
❖ 日時 2019年9月1日(日)14:30より
❖ 登壇者
吉田 裕 ゲスト/一橋大学・日本近現代史
五郎部 俊朗 ゲスト/沖縄県立芸術大学・声楽家
片山 杜秀 洋楽文化史研究会
戸ノ下 達也 洋楽文化史研究会
❖ 演奏曲目(曲目は変更になることがあります)
暁に祈る/蘇州夜曲/青い山脈/長崎の鐘/あざみの歌 ……テノール 五郎部 俊朗 ピアノ 相川 陽子
愛國行進曲/燃ゆる大空(高木東六編曲)/軍歌集(和田肇編曲)/メドレー海の進軍、婦人愛国の歌、戦い抜こう大東亜戦(和田肇編曲) ……ピアノ 鈴木 絢子(洋楽文化史研究会)
❖ 要事前申込み(定員140名)→ 申し込みフォームはこちら
(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSenMSpPUZ4ZQJCyEJfNfR8ogaK2dfNv4DVTkdYmOUGPjPo_VA/viewform)❖ 参加費(資料代)¥500 / 会員でない方の参加歓迎 / 入会随時受付(年会費¥2,000)
1860年代に人々や軍隊の「規律」「統合」のために導入された西洋音楽は、その時々の社会状況と密接に連動しながら、人々の日常と共にその歴史を刻んできた。特に1920年代以降、十五年戦争期を経て「戦後」に至る歴史の中で、音楽文化がどのような変遷を遂げてきたのかを再考することは、その歴史を受け止め、次代に語り継いでいく私たちの責務なのではなかろうか。
洋楽文化史研究会は、そのような問題意識のもとに2000年2月に発足し、研究報告や書評による例会、社会と音楽文化についてのシンポジウムや演奏会の開催、論文集の刊行に取組みながら、日本の近現代史に音楽文化の歩みを対置し、考察を重ねてきた。これらの取り組みの積み重ねが、100回の例会となって結実する。
この100回の記念例会では、これまで当研究会が取組んで来た1920年代から「戦後」に至る社会と音楽文化の考察を振り返り、日本の近現代史の歩みと、その歴史に息づく音楽文化の表象を再考することにより、今日に至る歴史と音楽のあり様を捉え直し、現在そして将来の社会と音楽の姿を考えてみたい。