継体天皇の真の陵墓といわれ、墳丘190m、外壕も含めた長さ350mの淀川流域最大の今城塚古墳は、現在、史跡として整備されています。
なお宮内庁指定の継体天皇陵「太田茶臼山古墳」は、西に2km弱の場所にあります。
現在、古墳は発掘調査と整備工事を終え。古墳公園として整備され、復元埴輪が配置された祭祀場も再現され、当時の状況がうかがえます。
また古墳の近隣には「今城塚古代歴史館」設置されています。
「今城塚古代歴史館」 住所 大阪府高槻市郡家新町48番8号
また今城塚古墳から数km近くには「新池埴輪制作遺跡」があり、近隣の古墳でもちいられた埴輪制作現場の遺跡として埴輪窯や工房が再現されています。
遺跡は埴輪工場として西暦450年頃、太田茶臼山古墳のために始まり、続いて480年頃、近くの番山古墳などの埴輪を焼き、530年頃、今城塚古墳のために生産のピークとなり、550年頃まで続いたようです。【高槻市教育委員会発行の資料より】
「新池埴輪制作遺跡」 住所 大阪府高槻市上土室[かみはむろ]1丁目
今城塚古墳が継体天皇陵墓であるとすると太田茶臼山古墳は以前の築造となり、この地方を治めていた豪族で継体天皇と関係のある人物(祖父、父)と考えられているようです。