今回は、
表計算の演習課題として、
Excelのデータベース機能を使って表に入力したデータをデーターベース的に処理する方法を学びます。
Text E38 .
大量のデータを処理し易いように記憶したものやそのようなシステムの事をデータベース(DataBase)といいます。
Excelに入力されたデータをデータベースのように処理できるExcelの機能の事をデータベース機能といいます。
Excelには、以下の様なデータベース機能が有ります。
①並べ替え
与えられた条件に従ってデータを並べ替えます。
②フィルター
与えられた条件に従ってデータを抽出(ちゅうしゅつ)します。
Excel以外のデータベースソフトでは、クエリ(Query)とか照会などともいいます。
③集計
データをグループに分類して、グループ毎に集計します。
Text E38 .
データベースで使う表は、
フィールド(Field:列)とレコード(Record:行)から出来ています。
1件分のデータは、
表の1行(レコード)分で、
1列以上のフィールドから出来ています。
フィールドにはフィールド名にあたる列見出しを付けます。
同じフィールドには同じ型のデータが入力されなければなりません。
フィールドには書式を設定します。
Text E37~39 .
表に入力したデータのレコードを指定したキーで並べ替える事が出来ます。
データ・レコードの並べ替えはレコード単位で行います。
並べ替えの順序は「昇順(しょうじゅん)」と「降順(こうじゅん)」です。
【注意】フェイルセーフのため、
今回使用するBookは、
ダウンロードした教材フォルダからフォルダ「情報処理基礎」にコピーしてから使用して下さい。
ファイル名の末尾に学籍番号を追加して下さい。
3.ExcelBook「データベースの操作」をWクリックして開いて下さい。
【注意】開いた直後は、保護ビューモードになっていて、編集が出来ません。
保護ビューにある「編集を有効にする」ボタンを必ずクリックして下さい。
保護ビューモードが解除されて、編集用のリボンが表示されます。
4.Sheet「並べ替えとフィルター」をクリックして選びます。
賃料が高い順に並べ替えます。
次に、元の管理No順に並べ替えます。
①賃料フィールドの第1レコードであるセルE4をクリックします。
②[データ]タブ-[並び替えとフィルター]グループの降順ボタンをクリック
次の作業をする前に、
Sheet「並べ替えとフィルター」をコピーして、「並べ替えとフィルター(2)」を作ります。
「並べ替えとフィルター(2)」というシート名を「賃料高い順」に変更します。
Sheet1の見出しタブをポイントし、右クリック。
メニューから[移動またはコピー]をクリック。
Sheet「並べ替えとフィルター(2)」が出来ました。
Sheet「並べ替えとフィルター(2)」のシート名を、「賃料高い順」に変更します。
Sheet「並べ替えとフィルター(2)」の見出しタブをポイントし、右クリック。
メニューから[名前の変更]をクリック。
2.複数のキーでの並び替え
2つ以上の複数のキーで並び替えるには、
[データ]タブ-[並び替えとフィルター]グループの[並び替え]ボタンを使います。
②[データ]タブ-[並び替えとフィルター]グループの[並び替え]ボタンをクリック。
②[データ]タブ-[並び替えとフィルター]グループの[フィルター]ボタンをクリック。
④沿線のフィルターボタンをクリック
⑨沿線のフィルターボタンの形が変わりました。
⑩沿線のフィルターボタンをポイントすると、
指定した条件がポップヒントに表示されます。
⑪抽出されたレコードの行番号が青色で表示されます。
条件を満たすレコードの件数(10個)がステータスバーに表示されます。
上書き保存をします。
2.抽出結果の絞り込み
抽出結果を更に、条件を付けて絞り込む事が出来ます。
更に、間取りが4LDKと5LDKのレコードに絞り込みます。
①間取りのフィルターボタンをクリック。
②全て選択からチェックを外し、
③4LDKと5LDKにチェックを入れます。
④OKボタンをクリック。
Text E48~52 .
集計は、表に入力されたデータを
グループに分類して、グループ毎に集計する機能です。
集計を使って、
項目ごとの合計や平均を求める事が出来ます。
集計の機能を使うには、
表に入力されたデータをグループ毎に並べ替えてから、
グループ毎に集計します。
【注意】表の行番号の左側にアウトライン記号が自動的作成されて表示されています。
③集計の設定ダイアログボックスが表示されます。
④グループの基準のボタンをクリックし、一覧から開催地区を選択。
⑤集計の方法を平均にセット。
⑥集計するフィールドの参加者数と金額にチェックを入れる。
表の行番号の左側にアウトライン記号が自動的作成されて表示されています
上書き保存します。
【point】
Text E52 .
【注意】機種やバージョンによっては出来ない場合も有ります。
⑥上書き保存します。
Text E52 .
【注意】この機能はよく使います。
②[表示]タブ-[ウィンドウ]グループ-[ウィンドウ枠の固定]-[ウィンドウ枠の固定]をクリック
③行方向にスクロールしても、ウィンドウの表示枠が1~3行目が固定されています。
④[表示]タブ-[ウィンドウ]グループ-[ウィンドウ枠の固定]-[ウィンドウ枠固定の解除]をクリック
②列方向にスクロールしても、ウィンドウの表示枠がA~C列目が固定されています。
②行と列方向にスクロールしても、ウィンドウの表示枠がA~C列、1~3行目が固定されています。
ブックを閉じます。
フォルダ「情報処理基礎」には、新しいBook「データベースの操作」が完成しています。
保存したファイル「データベースの操作」を、メールに添付して先生に送信し、提出して下さい。
①先生のメールアドレスは、t067110@st.daito.ac.jpです。
②メールの件名は、データベースの操作 学籍番号 氏名 として下さい。
【注意】
Excel Bookのファイルは閉じてからメールに添付して下さい。
開いた状態で添付し、送信すると、
着信側では壊れていてファイルが開けない場合があります。
【以上】