第33回いわき情報技術研究会
研究会を下記にて開催いたします。
ふるってご参加ください。
(参加費無料・事前連絡無用・普段着・駐車場あり。)
日時:8月2日(土)13:30-16:00
場所:(いわき駅前)いわき産業創造館 IT研修室
<<プログラム>>
※タイトルをクリックすると、その記事にジャンプします。※
1.講演
2.勉強会報告
3.業界動向紹介/報告
1.講演
1-1.講演
「ウェブ解析士協会の作り方
-組織とリーダーシップのあり方の話-」
ウェブ解析士という認定資格は2010年にスタートしてわずか4年たたないうちに8000人の受験者がいます。
なぜ、無名な協会の認定資格がここまで広がったのでしょうか?
IT系のコミュニティも認定資格を発行する団体や企業も数多くありますが、ほとんどが失敗しています。
その違いは何でしょうか?
コミュニティの育て方は人の数だけやり方はあるのですが、 私の成功、失敗経験がお役に立つようならば幸いです。
*いわき市の支援を受けた講演会です。
=== 活動報告 ===
1.ウェブ解析士協会の作り方
<名称>
WACA 一般社団法人ウェブ解析士協会
<設立年月日>
認定資格設立2010年9月、協会設立2012年4月
<活動内容>
人材育成のための教育事業
就労支援を目的とする事業
各種講演会及び研究会の企画運営
3年間で8000人の会員(3年間で)
以下の内容で説明が進みました。
何故無名の団体の民間資格が伸びたのか?
・ビジネスモデル
・人の巻き込み方
・心構え
10のポイントで解説したいと思います。
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1.何をテーマに資格にしたらいいの?
<飽かない使命感を持つこと>
自分が信じる大義名分があること
飽きずに追い求められること
筋を通しておくこと
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2.学習範囲能力基準はどう定めるの?
<シンプルでニッチであること>
<シンプル>
あるべき能力論で作らない
階層、職能、資格維持を細分化しない。
資格はレッテル。活かすのはその人次第。
<ニッチ>
マニアックな風味は必須
広いと刺さらない
怖くて教えられない
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3.どういう順番ですすめるの?
<同志を立てること>
1.まず上級を開催すること
2.次に初級とマスターを開催すること
3.お金を払う先生を10人つくること
4.先生を成功させること
5.自分がやらないこと
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4.どのくらいの難易度がいいの?
<厳しくなくてハードであれ>
・厳しい=弁護士・公認会計士
・ハード=MBA
ワークショップ中心・講師負担減、満足度
試練と達成感を極大化する
毎年改訂、内容を上げる
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5.講師になってもらうにはどうするの?
<教官しか教えない>
・教育家
・実務家
実務と指導者で即戦力であること
実務と指導者の両立が最高の人材育成になる
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6.どうすればコミュニティが活性化するの?
<機能体であること>
・共同体
・機能体
目的は組織外にあること
目的達成の支援のみすること
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7.リーダーの権威付けはどうするの?
<リーダーは荒野に立つこと>
・権威を上げる、結束を高める
・オープンマインドオープンスタンス
権威付けは別の誰かに付けるのが理想
動くのはリーダ
自分は一番過酷なことをやる
チャレンジを楽しむこと
バカにされ続けること
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8.どうすれば円満なコミュニティができるの?
<分裂を正視すること>
・理想主義
・現実主義
分裂は膿を出す必然の過程
受け入れて正視すること
指導者の望む正義は勝つ
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9.安定した組織をつくるには?
<組織のもろさを共有する>
人間性は認定できない
一瞬で壊れる危うさをはらんでいる
壊れやすいことを共有する
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10.新しい組織とリーダーシップ
新しい組織
勇気を共有する
自由意思で参加離脱
緩やかだが固い結束
新しいリーダーシップ
チャレンジする
サポートする
目的へ邁進する
-- ( 質疑応答 ) --
何故協会を作る気になったのか?
⇒すごいツールはたくさんあるが、使う人材がいない。
これを育成する。
⇒あと地方の企業がツールを使ってもっともっと元気になってほしかった。
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ウェブ解析士はSQLインジェクションなどセキュリティ関連の解析もするのか?
⇒最初はアクセス解析、マーケティング、コンサルだったが、今年からセキュリティ関連も始めた。
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いろんなツールがあるが、全部のツールの知識が必要ではないのか?
⇒ウェブ解析士はツールに依存しない。
ツールに依存しないスキルを持っているので、ツールの知識は必要はない。
⇒数字を見たうえで、自分の考えを述べる。
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100人を超えたら組織は分裂する。この時に攻撃をしない。静観している。
余計なことをしない。たいていの場合分裂した人達は自信が無い。とおっしゃっていたが。
⇒そういうノウハウはどうやって体得するのか?
⇒経験上体得した。振り返ってみたら正解だったと思えた。
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安定した組織でも”もろい”ともおっしゃっていたが。
⇒人が増えてくると、どうしようもない人が増える。
人は変わるから。
⇒一人のモラルで組織が破滅するといい、緊張感を保たせる。
⇒人数が増えると何かが起こる。
コントロールできない。
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会員は社員とは違う。
⇒社員は何人いるのか?
⇒2人
2.勉強会報告
2-1.「ビットコイン勉強会報告」
○ビットコインとは
ビットコインとは、公共トランザクションログを利用しているオープンソースプロトコルに基ずくPeer to Peer型の決済網及び暗号通貨である。
まとめると
1.インターネット上で流通しいている電子マネー
2.単位はBTC(1億分の1まで分割可能)
3.流通を管理する主体がない
4.小口の売買
5.個人間の取引
6.国境を越えた送金、決済
○ビットコインの歴史のご紹介
○ビットコイン流通量のご紹介
○ビットコイン利用に必要なもの
1.インターネットに接続されているパソコン、
タブレット、スマートフォン
2.財布(ソフトウェア)
2-1.パソコン上
2-2.インターネット上
2-3.モバイル端末上
2-4.(紙)
○パソコン上の財布
○モバイル端末上の財布
○インターネット上の財布
○ビットコインを入手するには
1.国内のビットコイン取引所
1-1.BITCBOX
1-2.Bitflyer
1-3.etwings
2.国外のビットコイン取引所
2-1.Bitstamp
2-2.ANXPRO(ANXBTC)
2-3.VirWox
2-4.LocalBitcoins.com
3.小遣いサイトで
3-1.コインチューブ
3-2.Bitvisitor
3-3.EARN FREE BITCOIN
3-4.コインURL
3-5.ビットコイン・ピラミッド
4.採掘して
○BTCBOXについて
BTCボックス株式会社
・事業内容
Webシステム制作・運営
各種情報システム、ソフトウェアの設計・
開発・運営
・設立日:平成26年3月6日
・営業開始日:平成26年4月9日
・資本金:500万円
・売買手数料:0.2%
○Bitflyerについて
株式会社 Bitflyer
・事業内容
ビットコインの販売・買い取り
・設立日:2014年1月9日
・資本金:1億6005万円
・売買手数料 0.5%+0.0004BTC
○国外の取引所
○ビットコイン利用可能店舗数
1.日本(jpbitcoin.com)
1-1.通信販売:8 店舗販売/サービス:12
2.世界(CoinMap)
2-1.北アメリカ:2254 中央アメリカ:27 南アメリカ:310
2-2.ヨーロッパ:1920
2-3.アフリカ:34
2-4.オーストラリア:173
2-5.アジア:315
○既存通貨との交換レート
1.598.92ドル(bitstampUSD)
2.596.39ドル(winkdex)
3.60,728.00円(coinbase.JPY)
4.3711.96元(btcnCNY)
5.448.00ユーロ(krakenEUR)
○ビットコインの仕組み
仕組みに必要なこと
1.成りすまし防止
2.記録の改竄防止
3.二重支払の防止
▼成りすまし、改竄防止策
成りすまし、改竄防止には
1.トランザクションに電子署名を付加
1-1.トランザクションのハッシュ値を秘密鍵で
暗号化
1-2.公開鍵と暗号化したハッシュ値および
トランザクションデータをP2Pへ
ブロードキャスト
▼二重支払防止策
1.ブロックチェーン
すべての取引記録のデータベース
2.プルーフ・オブ・ワーク
「仕事をしたことの証明」のような意味
○取引記録
1.トランザクション
1軒の取引
2.ブロック
100~1000トランザクション
3.ブロックチェーン
承認されたすべてのブロックのチェーン
4.P2P
○トランザクションの構造
1.この取引に用いるビットコインを受け取った
アドレス(複数可)
2.ビットコインの即理先のアドレス(1または2)
3.送金額
4.その他のデータ
○アドレスとは
ビットコインにおけるアドレスとは、いわば「口座番号」のようなもの。
Bitcoin Wikiでは「メールアドレス」に例えられている。
アドレスの集合が財布(ウォレット、wallet)。
Bitcoin-Qt、litecoin-QtなどのQt系のクライアントは、財布を作成すると 1つまたは数個のアドレスしか表示されないが、実際には、「キープール(key pool)」 という100個のアドレス(正確にはアドレスの元となる公開鍵と秘密鍵のペア)が生成され ている。
アドレスは、1または3から始まる27から34文字の英数字からなっており(大文字と 小文字は区別される)、公開鍵から生成される。
アドレス等取引情報は全世界に送信される ため、プライバシー保護の観点から、取引毎に新しいアドレスを使用することが推奨されるている。
○発掘の具体的作業
1.以下の2情報を元にハッシュ値を計算すること
1-1.前ブロック取引情報のハッシュ
1-2.当該ブロックのハッシュ値がある条件に
合致する
(現状では、上位32ケタが0となる)
要に選ばれた無意味な値(nonce)
この作業は簡単には解けない問題。
2.正しいnonceの値を最初に見いだしたコンピュータ
が当該部ブロックの情報をP2Pネットワークに 放送
する。
3.受け取った各コンピュータは、ハッシュ計算が正し
いことと、ブロック内の取引が正しいものである
ことを確認。
4.正しければ、各コンピュータで、直前のブロックの
次に接続する。
○ビットコインの仕組みを知るサイト
・Bitcoin wiki
ビットコインについての百科事典。
仕組みや概念を知ることができる。
HashとかNonceなどかなり専門的な概念についての
説明もある。
・Blockchain
実際の取引がリアルタイムで表示されている。
ブロックチェーンが形成される様を実際に
見ることができる。
統計などもある。
ここにある「マイウォレット」(この部分は日本語版
がある)で財布を作れる。
・Bitcoin
実際の利用んどに関する手引き。
ここでもWalletを作れる。
・Hashcash
ブロックチェーンをつなげる基本的技術について説明
している。
○ビットコインの今後
相反する予想
1.否定的な意見
●最大発行量が決まっており、既にその60%程度
が発行されている。⇒普及の困難性
●採掘の終了後はインセンティブがトランザクショ
ンフィーのみになる。
2.肯定的な意見
●送金機能や決済機能に対するニーズは依然として
高い。
●国の権力そのものである通貨発行権は、国が簡単
に手放すはずはないが、ビットコインはそれを
実現してしまった。
○参考文献等
●野口悠紀雄:通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する、diamond online.
●Bitcoin wiki:https://en.bitcoin.it/wiki
●HOW TO USER BITCOIN:http://www.bitcoin-info.com
●仮想通貨「Bitcoin」を完璧に理解するためにしておきたいことまとめ:
gigazine.net/news/20140307-what-is-bitcoin-2nd
●bitcoinのしくみ:http://bitcoin.peryaudo.org
3.業界動向紹介/報告
3-1.
「タブレットPCを導入した教育現場の事例と課題について」
講師:株式会社 東日本計算センター
西本 圭志 氏
=== 活動報告 ===
西本は日本ユニシスの主催する「ユニシス研究会」に昨年度所属しており、その発表会である「BITS2014」に参加してきました。
発表の中で報告された内容のうち、今回はタブレットPCを使用した教育現場の実例と課題について、横浜国立大学教育人間学科部付属横浜中学校さんの報告を紹介したいと思います。
尚、研究会の残時間の都合上、「自治体のオープンデータ活用 事例と現場の課題について」として、佐賀県武雄市の事例についての報告は次回とさせていただきます。
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○横浜国立大学教育人間科学部付属横浜中学校について
各学年3クラス、1クラス45人で、教員数23名(全員神奈川県教育委員会からの派遣)
○フューチャースクール 学びのイノベーション事業 について
平成23年度からフューチャースクール・学びのイノベーション事業を展開し、全生徒にタブレットPCを1台ずつ使用できる環境に構築している。
○構成
教員・生徒1人1台のタブレットPC
普通教室に77インチ電子黒板(スライド式)
無線LAN
授業支援システム
ICT支援員3名(本年は2名)(※)
タブレットPCはキーボード付のタイプ
アクセスポイントは51台
充電保管庫にて充電・保管
○ICT支援員とは?(※)
ICT支援員とは
・機器の操作の支援
・授業支援のサポート
・機器の不具合の対応(無線がつながらなくなった時のサポート等)
○タブレットPCの充電の方法
昼休み(30分)と夜間(完全充電)で充電
(常時充電しているとバッテリーの寿命がすぐに尽きる)
この方法で3年目も特に問題なく授業が行えている。
ダメになったバッテリーはほとんどない。
○授業活用
▼保健体育
タブレットPCやデジカメで第三者的な視点を使い、改善点を話し合う。
▼理科
天体観測ソフトの利用。(シミュレーションソフトが無料である)
▼英語
自分のしゃべっている動画を撮影し、後で聴いたり、第三者に聞いてもらい良かった点、悪かった点を話し合う。(言語活動)
電子黒板で自分が作った英作文の発表。
▼美術
パラパラ(こま撮り)アニメーションの作成。
▼数学
デジタル教科書の使用。
図形ソフトの利用(フリーソフトが多種ある)
パワーポイントを利用して発表
▼学活
OneNoteを使用して情報交換。
選挙規定改正で各クラスどんな議論をしているのかが別のクラスからでも見れる。
○デジタル教科書
▼生徒の感想
実験などモデルをみることで理解しやすい。
やっていない実験が見れる。(モデル・仮想ができる)
情報量が多く、調べやすい。
目に見えないようなものもモデル化できて、ふれることができる。
▼普及希望するか?
半分の生徒が普及させてほしい・どちらかというと普及させてほしい、もあわせると85%の生徒が普及を希望
▼分かりやすいか?
生徒は、わかりやすいとのこと。
▼使い勝手は?
デジタル教科書の方が使い勝手が良いという生徒の方が上回っているが、普通の教科書が良いという生徒もまだまだいる。
○課題
▼生徒
生徒は、みんながどんなことを書いているかを共有したいと考えている。
▼教師
あまり好印象ではない。
画一的な授業(一方通行な授業)になりやすいため。
また、教師からは「紙媒体と同じような仕様では、デジタルの良さを生かし切れていない」との意見も出ている。
⇒関連付けをしてほしいとのこと。
生徒が分からないことが出てきたとき、紙の教科書だと、過去に習ったことをに戻れないし、出てこない。
(例:小学校に習ったことであると、小学校を卒業する時に教科書を捨ててしまうので、紙媒体だと戻れないことが多い。しかしデジタルなら、その場で戻れるようにもできる)
○タブレットPCの使い道
▼強み
・大量の情報をコンパクトに収納できる。
・即時性(調べるときの。すぐに答えが出てくる)
・繰り返しに強い。
・考え・感情が情報を共有する。
(隣の人が何を考えているのかに興味がわくと学習意欲につながる。学力向上につながる)
・複雑な動きや形を表現することができる
・個人に対応した課題・問題を宿題することができる
(習熟学習に向いている)
・観察・イメージ・気づきを促す。
▼課題
共同学習を行うためには、授業の工夫がとても重要。
⇒個になりやすい。
一人で黙々とやることに陥りやすい。
ただ、習熟学習には向いている。
○発表時にタブレットPCを使うか?
▼生徒
使う生徒が増えていった。
グラフが正確に書ける、字がきれい、スライドの工夫ができる。
使わない子は、画面が小さくて見にくいので使わなかったとのこと。
最終的に91%の生徒が発表に使った。
9%は紙ベースでの発表だった。
自宅にパワーポイントがある、無い、というのも影響していたようである。
良さと悪さを子供たちが学んでいった。
▼教育実習生
1回に60人くらい来る。
タブレットPCの授業活用を勧めている。
多くは使うが、使わない人は徹底的に使わない。
大学院生も同じ。
▼先生
英語の先生は喜んで使う。
国語の背院生はなかなかつかいにくそうで、使わない人もいる。
○(教育方法の工夫)共同的な学習へ
如何にみんなで作業を進めることを考えるか?
形態を考える。
▼2~4人のチームでタブレットPCを使い、1人はリーダー、1人はタブレットPCを使う係りのように、役割を決めて使う。
⇒もくもくと下を向いた授業になってしまうのを防ぐ。
▼授業方法の工夫が必要
⇒自分達でどこがいけないか、良いか、などのコミュニケーションをさせる形にする。
▼アナログも使う
⇒誰かの発表を聞いたときに付箋に意見を書いて渡す。
(子供はブラインドタッチができないので、書かせた方が早い)
★先ず自分で考える⇒隣の人に説明⇒周りの人に意見をもらう⇒再修正⇒全体の前で発表⇒意見をもらう⇒再修正⇒・・・・のように、らせん状に高次に進んでゆく授業。
○その他
▼子供たちも言っているが、手を使うことが大事。
⇒覚えるときに手を動かさないと不安になる。
⇒手を使わないと忘れる(漢字など)
⇒デジタルは楽しいが、どうしても頭に残らないという子もいる。
▼先生は授業をやりっぱななしにしない。
⇒振り返りをしっかりやらないといけない。どんな授業だったかを。
○成果
▼ICT機器を利用することは、生徒に学習することに関する興味・関心・意欲を高め持続させるのに効果が高い。
▼考え・意見・表現の共有が容易。
▼自分の表現・コミュニケーションを補うことができる。
⇒パワーポイントがあるから話しやすい。発表のハードルが低くなる。何もないと話にくい。
▼自分たちの学習に有効と考える子供が多い。
○課題
▼無線通信の信頼性向上
⇒送りたいものが送れないと先生たちが使わなくなる。
機器の信頼性を上げるのが大事。
▼維持管理費・故障破損の扱い
⇒全損にならなくても交換で10万円とかになる場合がある。
子供は結構ぶつけたり、落としたりして壊す。
修理費は誰が出すかをあらかじめきめておくべきである。
▼指導方法の工夫
⇒どうしても個に陥りやすい。
学校でやっている意味がない。
家でもできるんじゃないか?という意見もある。
そのためにどうしたらよいかを工夫しなくてはならない。
▼デジタル教科書の開発・改良
⇒デジタルの良さを生かしてほしい。
▼ICT支援員の雇用や体制
⇒学校の先生だけではとてもではないがサポートしきれない。
タブレットPCを配って(サポート無しで)終わりだと、たぶん使わなくなる。
もしくは、いずれ使えなくなる先生や生徒が出てくる。
人的な補償が絶対に必要。
フューチャースクール事業も3年目となり、支援金が無くなったので、ICT支援員の雇用を大学にお願いして、今年はなんとか2名確保したが、かなり綱渡りの運用中。
もし、同様の事を行う学校があるのであれば、ここを強く推したい。
▼自宅での利用法
⇒クラウドを使って、家でも学校でも自由にデータを取り出して使える環境を整える。
▼情報モラルの徹底
⇒変なサイトに行ったり、物を壊したりしないように教育が必要。セキュリティも含めて。
○考察
▼従来のスタイルに含め、どのような学習が必要かの見極めを行わないといけない
⇒なんでもかんでも使えればいいというものではない。
どうして使わなければならないのか?を見極める。
▼教師主導から生徒主導へ
⇒タブレットPCやパワーポイントを使うと、どうしても教師だけずっとしゃべっていることになりやすい。
そうならないようにする工夫が必要。
▼いきなり全部は変えられないので、変えられるところを少しずつ変えてゆく。
⇒先生の技量にかかっている。
▼アナログからデジタルへ
⇒いきなりデジタルにはしない。
こういうときは見通しをつけてからデジタルにする。
紙を使うと見通しが立つ。
中学校1年の時には、まず紙に見通しを書かせ、そこからデジタル化することをやってきた。
▼言語活動を中心にした授業展開
⇒手を動かしたり隣の人とコミュニケーションをとったり、説明させたりという活動をいれて授業展開をしてきた。
★(重要)なぜタブレットPCやデジタル教科書を使うのか?をしっかり理解・定義する。
⇒「与えられたから使う」のではなく、目的や学習の目標を明確にして使いましょう。
なんでどうして使うの?
どのような力をつけたいの?
それがわからない先生が多い。
★(重要)タブレットPCが何かをしてくれるわけではない。
⇒最後は教師や生徒がどのように使うかが大事。
今回の内容を受けて満面の笑みを浮かべる受講者(^o^)/
((次回持越し))
「自治体のオープンデータ活用 事例と課題について」
講師:株式会社 東日本計算センター
西本 圭志 氏
「エフサミ参加について」
講師:NPOいわき情報技術研究会
代表理事 高山 文雄 氏
4.その他
とくに無し