日時:5月17日(土) 13:30~16:00
場所:いわき明星大学 地域交流館3階 学友会室
1.講演:いわき地域ポータルサイトについて
サイトの紹介、機能、特色、などをお話しして
いただきます。
また、サイトへのご意見も参加者から頂きたい
と考えております。
運営状況として、取り組んできた特集、サイト利用者の
分析内容を説明していただきました。
▼現状と課題、および今後の方向性
利用状況を分析して、考えられる課題、および検討して
いる方向性について説明いただきました。
特に震災時、FM放送との連動を図ることにより利用者が
急増しているが、地域レポーター新規登録・記事投稿数
が減少していたり、地域レポーター情報の利用状況が
低めになっているとのこと。
イベントカレンダーの利用の割合が高く、FMいわきの
リスナから「イベントピックアップ」で聴いた情報を、
「イベントカレンダー」で確認しているという声もある
とのこと。
それを踏まえたうえで、現状から考えられる課題と方向性
としては
●地域レポータ登録数、投稿数の向上
⇒SNSとの差別化を図る
地域レポーター登録や投稿方法をわかりやすくする
●メインコンテンツの検討
⇒イベント関連情報を強みとし、他のコンテンツへ
繋げる
●SNSと投稿型コンテンツの利用方法について
⇒投稿型のコンテンツには全て各SNSの「いいね」や
「フォロー」ボタンをつける。
即時性が求められる有事の際などはSNS有効活用
●モバイル端末からの直帰率
⇒スマートフォンサイトの設置
●アクセスのし易さ、分かりやすさ
⇒デザイン変更
を考えていらっしゃるとのことでした。
この後、参加者からの質疑応答、こんな風にしたら
いいのではないか?という意見の交換がなされました。
2.勉強会報告:
2-1.研究会ホームページ構築とSNSの運用
GogleSiteでのHP構築の方法と制限事項
SNS運用方法と実験結果 中間報告
講師:いわき情報技術研究会 HP/SNS勉強会
===活動報告===
いわき情報技術研究会 HP/SNS勉強会
西本 圭志 氏(㈱東日本計算センター)による報告。
▼HPを作るにあたっての前提条件
1.運営資金がないため、無料で作成する
2.暫定HPをすぐに作り、公開する(超短納期)
⇒法人情報を即時公開する必要があったため
3.作っている間に補助金の申請を行う
4.補助金が取れたら、有料サーバを使う
ドメインもor.jpを取得する
この条件を満たすために、GoogleSite(無料)にて
暫定HPの4月中立ち上げを実施しました。
▼作成に使用しているツール
1.GoogleSiteの標準エディタ
2.GIMP2(フリーの画像編集ソフト)
3.カメラ機能(パノラマ撮影含む)のできるスマホ
上記のツールを使うことで、機材費をかけずにHPの
作成を行っています。
▼現在のコンテンツ
1.新着情報
2.活動報告
3.法人情報
4.アクセス
5.過去画像
にて運用しています。
▼GoogleSiteでのHPの立ち上げ方、SNSの状況
GoogleSiteの立ち上げ方と、HPとSNSの関係性と
関係におけるコンセプト、SNSのフォロワー数の
1ヶ月間での推移の報告と、つぶやきのルールに
ついて報告がありました。
▼今後の予定
今後、HP/SNS勉強会では以下の講習会を勉強会内で行い
勉強会メンバー全員がHP/SNSを更新できるようにします。
1.超初心者向けTwitter/Facebookページ講習会
2.GoogleSite講習会
3.GIMP2講習会
4.WordPress使用方法勉強会
※補助金が取れた場合は行う
ここまで出来た後は、応用編も考える。
例えば
5.USTREAM/TwitCastingLive講習会
(ストリーミング配信)
6.Windowsムービーメーカ講習会
(動画編集)
7.Youtube講習会
(動画投稿・配信)
現在は、会員の中でもHP/SNS勉強会のメンバー向けに
開催する予定であるが、ニーズがあれば会員向け/一般
向けにも開催することも考えたい。
2-2.地域SNSの利用と開発
いわきにおける地域SNSの必要性は?
講師:いわき情報技術研究会 地域SNS勉強会
===活動報告===
いわき情報技術研究会 地域SNS勉強会
高山 文雄 氏(いわき明星大学)による報告。
▼地域SNSを検討する前提
・地域SNSはツールである。活用は手段であって
目的ではない。
・地域には解決したいお困りごとがある。
その中の問題の解決手段の一つが地域SNSである。
「必ずしも地域SNSありきではない」
▼取組み
・地域のお困りごとを明確にする。
・それを解決する有用な情報は何か?
・その情報をどうやって集め、どう伝えるか?
⇒地域SNSだけでなく、複数の情報伝達手段を
検討する。
・必要とする情報は各自各様。
⇒地域の情報との連携。
いわき市の他団体との連携・つながりも考える
(ポータルサイト、他団体のホームページなど
との連携)
▼地域SNSの特徴と利用シーン
・SNSなので、まずは人と人とがつながることが一番。
・そのつながりが出来ることで、様々な情報を伝えていく
ことができる。
▼地域SNSの事例
・地域SNS全国フォーラム
第13回が2014年3月6日、東京で開催。
http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=231717
地域SNSは全国で約250あるらしい。
(ピークは350)
・ポキネット(みたか地域SNS運営委員会)
・TOPページは地域の情報、行政から、運営者から。
・利用者数2700人
・招待制
・運営に、東京都三鷹市が関わっている。
・ひょっこむ(兵庫県)
・TOPページはお知らせ、新着情報リスト、イベント
インフォメーション、兵庫県からのお知らせ、
公認コミュニティ、携帯サイト
・システムとしてはOpenSNPを利用。
・ひびのコミュニティ(佐賀新聞社)
・TOPページはおすすめコミュニティ、全体の
最新イベント全体の最新トピック
▼直近の検討事項
・地域のお困りごとを聞き取る場のセッティングを
検討する
⇒既存のSNSを活用してみる。
⇒自治会とか、現場に行ってきいてみる。
・研究会メンバーが何のSNSを利用しているかの
聞き取り。
⇒いわき情報技術研究会の運営にもSNSを活用する。
・利用するSNSの検討
⇒グローバルSNSと地域SNSの比較検討。
・ツールとしての使いやすさも重要。
(目的の情報にたどりつくまでの時間など)
・いわきの地域SNS「いわきっす」が、Twitter、
facebookと連携可能か調査。
3.その他
===活動報告===
▼iBeacon視察報告(ライトニングトーク)
㈱東日本計算センター 西本 圭志 氏
・5月14日よりTOHOシネマズ日本橋、六本木にて、
iBeaconを使用した「新作映画のプロモーション」を
行うとの情報を入手し、実際に現場に行ってみた。
(5月15日にTOHOシネマズ日本橋(COREDO室町2))
しかし、TEST環境ではうまく動いていたらしいが、
本番で不具合が発生して、現時点でペンディング中
となっており動作の確認ができなかった。
※27日に再度イベントがあるため、そこまでには
対応したいとのこと。
翌日開催された展示会にて、Beaconを使用した製品
を開発している企業の担当者に状況を話し、どんな
問題が想定できるかを聞いたところ、開発現場では
端末の個体差/精度の問題や電波障害などが発生して
いる情報を入手することができた。
・ビッグカメラ有楽町店にて来店ポイントをBeaconにて
行っているが、こちらはJR有楽町駅の改札で反応。
民生用のためBluetooth Class2(到達距離10m)と
思っていたが、水平方向には20m~30mくらいは
電波が到達している感じがした。
※(後日談)TOHOシネマズ日本橋でのBeaconによる
プロモーションは、無事開始されたようです。
(5月26日の記事)