文化や風土による住まい方の違いを理解してもらおうと、「世界のおうち」展を大阪府立大型児童館ビッグバンで、1ヶ月間開催。
世界の住宅や建築様式の写真と地図のパネルを展示し、同時に建築士会員から募集した「建築士の考えるバードハウス」の展示も同時に行いました。新聞などのメディアにも紹介され来館者は興味深げに見入っていました。
読売新聞2000年7月23日
オルトナスト氏(モンゴル人留学生)
モンゴルのゲルは木と皮とフェルトでつくられています。ゲルは遊牧民がすぐに移動できるように、簡単にあたたかい家がすぐできるような仕組みになっています。中は男の人と女の人の座る場所が決まっていて、みんなが輪になって楽しい団欒の環ができます。
ボリガ氏(モンゴル人留学生)、林響氏(狩野建築研究所)
響さんはモンゴルのゲルで4ヶ月も生活をしたことがあります。民族衣装が、トイレのときも顔を洗う時もすごく便利なこと。地平線にお客さんが見えてから、部屋の中を片付けたり、お茶を入れたりと興味深い話をしていただきました。そして、モンゴルからの留学生のホリガさんの馬頭琴の演奏でモンゴルの暮らしの中でゆったりと流れるひとときを楽しみました。
松本正巳(建築事務所主宰)
住まい情報センターの8階には大阪の江戸の町が広がっています。この町の建物を設計した松本さんから、お風呂はお湯の中につかるのではなく、湯気の中で汗を流したり、町の中にやぐらがあっていろんな情報を伝える役目が合ったことなどを説明していただきました。