記事リスト
このサイトは、ブログ「花見川流域を歩く」で連載中のシリーズ記事「花見川流域の小崖地形」を掲載しています。
なお、シリーズ「花見川流域の小崖地形」は事情により、「117 5mメッシュ利用域再拡大」で一旦終了しました。
このシリーズで培った興味は追って新シリーズとして再出発する予定です。(2014.02.09)
第1ステージ 花見川流域の小崖地形検討
花見川流域にある3つの顕著な小崖(断層)について体系的に検討してみようと思い、地域を分割して、逐一検討を始めました。
途中で、平坦面と小崖(断層)の組み合わせという地形の捉え方では、地形を十分に説明できなくなり、無意識的ですが地形専門書の学習を始め、ステージ2に突入してしまいました。
従って、花見川流域の小崖地形の地域分割での逐一検討は現在途中で中断しています。(将来再開する予定です。)(2014.01.05)
001 花見川流域小崖地形の自然史上の重要性とその調査について
014 カシミール3Dでみる花島小崖と芦太川交差部の地形詳細
026 マユのツバは拭いてください(千葉市内断層横ずれ130mは真)
035 旧版1万分の1地形図を使った谷津地形横ずれの詳細検討
第2ステージ 褶曲変位地形としての認識と強力な検討ツール獲得
専門書の学習の結果、花見川流域の地形を褶曲変位地形として認識して捉える(検討する)ことが大切であることに気がつきました。
同時にその検討のために5mメッシュ(標高)を広域(千葉県北部)に活用できるようにしました。
5mメッシュ(標高)のGIS活用は、検討の強力ツールとなり、興味深い地形を次から次へと発見できるようになりました。(2014.01.05)
第3ステージ レーキ状水系パターン検討
褶曲変位地形という認識と広域地形を扱えるツールの二つを獲得したことにより、自分の興味の地平が一挙に拡がりました。
印旛沼流域など千葉県北部の広域地形について、その理解を優先することにしました。
というのは、広域の地形を理解できれば、おのずと花見川流域の小崖地形の意義が明白になり、より深く理解できるようになると感じるからです。
手始めにレーキ状水系パターンに興味を持ち、検討を始めました。
ところが、より興味のある事象(印旛沼筋河川争奪)を発見してしまったため、現在レーキ状水系パターンの検討は中断しています。
残された検討及びそれ以外の褶曲変位地形の検討も将来再開する予定です。(2014.01.05)
069 柏井レーキ近隣のモデル対応とGoogle earthによる鳥瞰的チェック
第4ステージ 印旛沼筋河川争奪検討
レーキ状水系パターンの一環として「印旛沼レーキ」の検討に入ったのですが、単純にレーキ状水系パターンとして解釈できないことが判るとともに、印旛沼筋に大規模な河川争奪(河道逆行争奪)があったことがすぐにわかりました。
また、その河川争奪は、専門家レベルでも、これまで検討されていない(認識されていない)こともわかりました。
強く趣味心を刺激されました。
そこで、レーキ状水系パターンの検討から離れて、より高次の興味を感じる印旛沼筋河川争奪の検討に移行することにしました。
手始めに印旛沼筋の地形面の対比等を行っています。
印旛沼筋地形発達に関連する既存資料(学術文献)をGIS上で5mメッシュ(標高)と照らし合わせながら学習すれば、印旛沼筋河川争奪の姿を浮き彫りにできると見立てて、趣味作業を進めています。(2014.01.05)