「憲法を考える法政大学教職員の会」5.3 憲法集会 参加メモ

投稿日: May 14, 2016 3:47:42 PM

2016年5月3日の憲法記念日に、東京臨海広域防災公園において「明日を決めるのは私たち 平和といのちをと人権を!」というテーマのもと「5.3憲法集会」が開かれました。昨年は横浜で3万人余の参加でしたが、今年は大きく上回る約5万人(主催者発表)が参加しました。「憲法を考える法政大学教職員の会」からも、教職員とOB、家族の方々などを含め10数人が参加し、会場を埋め尽くす人の中で足を十分伸ばせない姿勢でしたが、最後まで壇上での挨拶に聞き入っていました。

開会前には、イベント広場での制服向上委員会のライブやきたがわてつさん、古謝美佐子さんらのプレコンサートなどが行われました。集会では、101歳のジャーナリストむのたけじ氏が車椅子で登壇し「戦争は始めたら止めようがない。とことんがんばりぬこう」とアピール。シールズの奥田氏も「憲法の主権者は私たち一人一人。70年の不断の努力がこれを支えてきた」と訴えました。山口二郎氏もゲストとして参加し、安部政権下で立憲主義が揺らいでいる点についての危機感を力強く訴えました。また、政党挨拶では、民進党、日本共産党、社民党、生活の党のそれぞれの代表者が、参議院選挙での勝利と現政権打倒に向けて力強く声を高らかに挙げました。会場では、学者の会に結集する多くの大学がのぼり旗を掲げ、「憲法を守れ」と声をあげました。

主催者からは、安保法制廃止署名が1,200万筆を突破したことが報告されるとともに、6月いっぱい署名を続けることと、6月5日に「全国総がかり大行動」が提起されました。集会終了後は、明治大学、早稲田大学、私大教連等の参加者とともにパレードし、解散地点で大いに交流を深めました。早稲田の参加者からは5月15日の大隈講堂での集会参加の要請がありました。

安倍政権が公然と声を上げている憲法改悪に向かう動きは、平和維持や国民の人権を守る動きとは相いれないものであり、誠実に憲法を考える国民にあっては、戦争ができてしまう「安保法制」は決して許してはならないものです。日本の立憲主義、民主主義、そして平和主義を壊さないためにも、今後も引き続き、他大学の関連集会などにも参加しながら、近隣大学との連携を深めていきたいと考えています。 (事務局メモ)