Post date: Mar 29, 2018 4:55:14 AM
きっかけ
Ogre You Assholeがアナログばかり出す。DLコードもついてないし聞くすべがない。アナログいい音だというし、手を出してみたいけど、いいスピーカー買うお金はないし、良いスピーカーを買ったところで所詮しょぼいワンルーム住まい。本気でいい音追求し始めると結局行き詰る。それなら、Ogre You Asshole好きな人たちで集まって、めちゃくちゃよいオーディオルーム借りて、一回だけでも聞かせてもらう集まりとかできたらよいのに…と思ったのがきっかけ。
概要
アナログをよい音で聴きたい人たちで集まって、オーディオのあるお店の一定時間を貸し切り、盤一枚たっぷり聞くためのアプリ
基本的な流れ
1. アナログ・オーナーが良いオーディオで聴きたい盤と、場所、日時情報をアップロードして仲間を募集する
2. 何も持ってないけどレコード聞いてみたいリスナーたちがイベントに予約(定価設定だがこの時点で未決済)
3. 募集が規定人数に達したらCloudFundingの要領でイベント成立→自動的にお店に予約がされ、決済される
4. 成立したイベントが予約者に通知され当日集まってアナログを聞く。私語なし。ゲストなし。トークなし。(どうしても語りたいことある人は文章で配布でもしてくれ)
料金は、基本リスナー、オーナー一律定価でお店の人(オーディオ所有者)が100%取得。(居酒屋予約と同じ)
背景
・電子サブスク型音楽配信のスタンダード化とアナログ隆盛
Spotifyなどの台頭で、音楽自体はいつでもどこでも聞けるようになりつつあり、フィジカルの需要は所有欲と音質に特化しつつある。特に前者の需要が高まる一方、アナログ需要が高まりやすい都心では、個人レベルで良質のオーディオ環境(部屋も含め)をそろえるのは難しく、その需要は現在富裕層に限られている。
しかし、アナログが市場にカジュアルに出回り、ライトなアナログ好きの分母は増加することにより、富裕層ではなくても良質な音で聴きたいという、ライトなオーディオファンは増加が見込めるのではないか。
また、現在そういった層は、DJバーのイベントに足しげく通うスタイルが多いが、 自分の好きなアーティストの曲だけ聞ければそれでいい層はこのイベント形態にフィットせず、アルバム単位での試聴のほうが魅力があるはず。
さらに、サブスクのリストで聴くスタイルが主流になればなるほど、反動で、アルバムで丸丸一枚聴きたい派の欲求は高まるのでは。
・ミニマル嗜好とシェア文化の隆盛
レンタルクローゼット、カーシェアリング、メルカリ、コンパクトルームなど、個人での所有欲が薄く、ミニマルに暮らし、一時的な体験に投資するスタイルが近年急増しているのは、次から次へと出現するシェア系サービスからも明らか。この層が増加すれば、アナログは所有したいが、よいオーディオには手が出ない層と、ニーズバランスがマッチするのでは。
・ジャズ喫茶の夜時間
問題は良質なオーディオの提供者。
ジャズ喫茶の19時以降が狙い目か。
ジャズ喫茶の店主は基本自分の選曲で店の空間を満たしたいはず。喫茶ファンも、それを望んでる。そこに入り込む余地はない。ただし、例えば週3日とか、現在は閉めている、平日の夜19時以降とかで、小金を稼げるよ、って提案ならどうか。週3で、19時からと21時からとかで90分ずつの枠で提供してもらうとかで、一人1500円の定員15人くらいとかでも0だったところに月30万くらい収入増えたらうれしくない?それに、店主は自分のオーディオをたくさんの人に使ってもらえること自体は嫌がらないのではないか。(ただし音楽のジャンルによるかもなのでここはペインポイント)
・ディオゲネス・クラブ的な需要
ライブハウスでのミュージシャンとのコールレスポンス、交流、ファン同士の交流など、とにかく交流が苦手な人々が、ただ黙ってレコードを聴くだけの会って、孤独を愛でることを共有したい人たちにとってのオアシスになりうるのでは。