第41回広島社会心理学研究会
日時:2020年3月14日(土)15:00-18:00
場所:広島大学(東広島キャンパス) 総合科学部 事務棟 3階 第一会議室
発表者:後藤 崇志 (滋賀県立大学人間科学部)
題目:「セルフコントロールが得意」とはどういうことなのか
発表概要:
人は将来について想像し、目標や計画を立て、その実現に向けて労力をかける。しかしながら、誘惑に負けて目標を達成し損ねてしまうことも少なくない。誘惑に負けずに将来の目標達成が得意なことは、自制ができる、すなわち「セルフコントロールが得意」であるとして好ましい特性として捉えられている。本発表では、まず、実行機能やパーソナリティ特性としてのセルフコントロールを扱う研究を概観し、
「セルフコントロールが得意」であるということを、単一の意思決定場面を想定した「葛藤解決が得意」という側面と、長期的な目標達成を想定した「目標達成が得意」という側面に分ける必要があることを提案する。続いて、「セルフコントロールが得意」であることは(無条件に)好ましいと言えるのかについて、発表者の過去の研究も報告しながら議論したい。
***お知らせ****
会場にはアルコール消毒液を設置いたします。
ご参加いただける方は、マスクの着用など安全対策をしていただければと思います。
風邪のような症状がある方は、参加をご遠慮ください。
新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、開催を中止させていただく場合があります。
中止の場合には、HPにて告知を行いますので、ご参加の前にご確認をよろしくお願いいたします。