第46回広島社会心理学研究会
日時:2025年11月22日(土)15:00-18:00
場所:広島大学(東広島キャンパス) 総合科学部 事務棟 3階 第一会議室
キャンパスへのアクセス (最寄のバス停は「広大西口」です) → https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima
構内のMAP (西エリアのW11が総合科学部事務棟です) → https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima/map_higashihiroshima
発表者:豊島 彩 (島根大学 )
題目:一人が好きと孤独感は違うのか?―孤独を好む志向性と孤独感の関係性の検討―
発表概要:
一人で過ごすことや孤独を感じることは、主観的ウェルビーイングとの間に負の関連があるとされ、一般的には好ましくない状況として捉えられてきた。一方で、一部の研究では一人で過ごす時間が創造性を高めたり、ストレスへの対処に役立ったりするなど、ポジティブな側面を持つことが示されている。孤独感は社会的つながりの欠如によって生じる否定的な感情体験とされるが、一人でいることを好む傾向は、必ずしも孤独感を伴うものではない。パンデミックを経て、わが国では孤独・孤立が社会問題として大きく注目され、社会心理学的な知見も新たに蓄積されつつある。しかし、孤独感を抑制することが過度に強調されることで、一人の時間が好き、一人で静かに過ごしたい、と思うことが否定的に捉えられる可能性もある。本発表では、生涯発達の観点も交えて、発表者がこれまで取り組んできた成人期から高齢期を対象とした研究成果や現在取り組んでいる研究プロジェクトについて報告する。孤独の何が問題となるのかを明らかにしつつ、その根底にある「人とつながることの意義」について議論を深めたい。
懇親会:
研究会終了後、懇親会も行います。お店の予約の都合上、懇親会にご参加いただける方は11月14日 (金) 17時までに、下記連絡先までご連絡ください。
※研究会のみに参加される方は、事前のご連絡は不要でございます。
連絡先:
広島大学大学院人間社会科学研究科 小宮あすか(akomiya[あっとまーく]hiroshima-u.ac.jp) まで
※[あっとまーく]を@にかえてください。