例 会 報 告
例 会 報 告
2023年4月9日例会報告
本日は晴れ。桜も前日の長雨ですっかり、葉桜となってしまった。城山公園では沢山のキッチングカーが並び、人々も家族連れて残花の一日を楽しんでいた。
美術館では大竹伸郎展が開催されていた。
(欠席投句1名を含む)
本日の例会の参加者は31名(欠席投句1名)で、やや少ない感があった。
江崎主宰特選句
音楽家の指のレプリカ花の雨 松田 彰人
一辺をいくつわけても春無限 末次 朗
順番も作法も知らず落椿 大野 玲子
一尺の光り走れり灌仏会 渡辺美紀子
目借時埴輪の顔となりにけり 宍野 宏治
何となく昔が親し蓬餅 出海 純子
猿田彦ぽんと跳ねたる春祭 藤田美和子
特選へのまず一歩
1. 物事をとことん追求する構え
2. 思いつきや写生も大事
連絡事項
1. 訃報 石塚美穂氏 2023年3月24日
2. ねんりんピック案内
【募集期間】令和5年4月1日(土)から6月30日(金)
【投句方法】未発表作品1人2句以内(雑詠)無料
3. 全国俳句大会 第58回子規顕彰全国俳句大会
締め切り日 2023年6月30日
日時 2023年9月23日
当句 2句 1000円
会場 松山市立子規記念博物館
講師 伊藤伊那男氏
4. 櫟まつりの件 開催予定
2023年10月22日 於「ふなや」
会費 13,000円
5.「櫟」創刊三十周年金会事業実行準備委員会打合せ結果
(末次朗氏報告)
① 江崎主宰の第3句集『花の幹』は順調に刊行の準備が進めら
れています。7月5日に本阿弥書店から刊行の予定です。
実作のよすがとしてご購読ください。
② 合同句集については、句稿の募集が始まっています。
期限までにふるってご応募ください。
③ 記念櫟まつりの大会スローガンが「また会えてよかった!」
に決定しました。
2023年3月12日例会報告
本日は曇り。新型コロナは収束の気配で例会も参加者35名と久しぶりの賑わいとなった。(欠席投句1名を含む)
県立美術館では先月に引き続き、天地創造の写真展が開催され、春本番の様相であった。
江崎主宰特選句
島ぶりは栄螺にしばし手こづれり 和泉 厚子
霾るや一錠で効く鼻薬 杉山 望
耳廻し河馬の親子の春愁 室 展子
芽吹くとはまず体中尖ること 向井 公子
野間馬のまぐさまみれの日永かな 稲積 和子
その先は鬼の棲みたる弥生山 赤穂 和子
初蝶の誰のためでもなくて白 出海 純子
特選へのまず一歩
1. 物の捉え方に工夫するのが大事
2. 取り合わせの工夫
3. 不思議なものを詠むのも一興
連絡事項
「櫟」創刊三十周年金会事業実行準備委員会打合せ結果
---末次朗氏報告
①江崎主宰の第三句集のタイトルが『花の幹』と決まりました。
予定どおり令和5年7月5日に刊行します。
②同人・誌友の合同句集の募集用紙が『櫟』
4月号に綴じ込まれます。ふるって応募しましょう。
③ 記念櫟まつりについては、
新型コロナ感染症に係る行動制限の緩和の動きを受けて、
計画どおり準備を進めています。
2023年2月12日例会報告
本日は晴れ。愛媛マラソンは3年ぶりに開催となり、
松山路は大いに盛り上がったとのこと。
櫟の俳句仲間も参加しているとの情報が入った。
従って、本日の例会会場は市民会館ではなく愛媛県民文
化会館の別館で開催された。
参加者は30名(欠席投句一名を含む)と久しぶりににぎやか
な句会となった。
江崎主宰特選句
行く末はまだ考えず月朧 忽那 早苗
不意打ちのあるとは知らず冬の蝶 松田かをり
てらてらと椿の森を抜けて来し 和泉 厚子
蝶生るる野辺にあまたの死を埋め 向井 公子
啓蟄の影は私について来る 柚山紀美子
焦げたるも混じりて固き鬼の豆 杉山 望
特選へのまず一歩
1. 心境吐露も可
2. 取り合わせの工夫
3. 自然界の輪廻なども取り込む
4. 虚と実の取り合わせ
5. 明るい感じに心情句を詠むのも可
連絡事項
「櫟創刊30周年記念事業の準備状況」について
---末次朗氏より連絡 2023年2月16日---
1 江崎主宰の第3句集は7月5日に刊行予定。
2 同人・誌友の合同句集は『櫟』4月号で募集
(タイトルを付けて6句)を開始する。
3 記念櫟まつりは予定どおり10月22日(日)に「ふなや」で開催する。
4 実行準備委員会のメンバーは、杉山望、和泉厚子、
末次朗、藤田美和子、松田彰人、渡辺美紀子のほか、 出海純子、西村スミ、藤岡美紀が加わりました。
よろしくお願い申し上げます。
2023年1月8日例会報告
本日は晴れ。城山公園では成人式の若者の着物姿が眩しかった。これこそ春の到来、初春らしい光景であった。
美術館では先月と同様の案内があった。
初句会となった例会は参加者27名(欠席投句3名)でやや寂しいものとなった。
新型コロナは引き続き第八波で、予断は許さない状況。
ちなみに櫛部副主宰と杉山編集長は欠席であった。
江崎主宰特選句
詳細はやや不明で編集中
井戸水に地球の温み今朝の春 松崎 幸子
鏡には写せぬ貴方水仙花 松田 彰人
立ち止まる日と思ふなり冬至風呂 藤田美和
傷口はどなたにみしよか一葉忌 松田 彰人
なないろの毛糸で夢を編んでゐる 楠崎 陽子
特選へのまず一歩
1. 素直に泥くさくそのままを読んで良い。
2. 正月らしいもの
3. 忌日俳句も可
4. 思い切って書くこと
連絡事項
1.2月の例会は2月12日 県民文化会館 別館2階
2.角川全国俳句大会への投句案内
3.砂田弘子氏退会(一身上の都合)
2022年12月11日例会報告
本日は晴れのち曇りながら日差しは冬の到来を告げている。
美術館では特に催し物はなく、やや寂しい感じであった。
例会は参加者37名(欠席投句1名)で久しぶりの例会らしい活況の句会となった。
新型コロナは第八波の勢いがあり、予断は許さない状況。
句会のあとは幹事会が開催され、年中行事などが検討された。
江崎主宰特選句
麦の芽や日々前進を志す 相原美由紀
寒禽の声に輝く雑木山 出海 純子
海に手水に冬の月ただ一つ 末次 朗
そつと掌にうけて眩しむ雪螢 赤穂 和子
ポインセチア街騒がしくなりにけり 石丸千恵子
天上に母を待たせて札納 行本奈智子
特選へのまず一歩
本日は時間切れでカット。すべて良かったとのコメントあり。
連絡事項(幹事会含む)
1.2023年1月の例会は1月8日
2.ムービングSTNS句会への参加依頼(幹事 宍野宏治氏)
新規会員開拓のために協力の要請があり、大いに参加してほしい旨が伝えられた。
3.櫟30周年の企画は、主宰の句集や会員の合同句集の検討がなされているとのことであった。(末次朗氏担当)
2022年11月13日 例会報告
本日の午前は雨。昼頃からはやや晴れ、後曇りと肌寒い一日となった。城山では紅葉が見頃を迎えて。若者達の集いがそこかしこで見られた。
また、美術館では「高野山展」が引き続き催されていた。
さて、例会は松山市民会館にて開催。
参加者は24名銘(欠席投句1名)と相変わらず、コロナの影響で参加者は少なかった。
それでも例会は楽しく開催された。
連絡事項
1. 次回の例会は12月11日 その後同人会を開催予定。
2. 櫟祭り準備委員会進行中。
江崎紀和子主宰特選句---2022.11.13
投げ上げて渡すハンマー小六月 渡辺美紀子
木螺子のあとの一締め日短か 出海 純子
閂の横一文字冬の月 柚山紀美子
零余子に残る地の神の摘みあと 前田 啓子
修験道とうに外れし穴まどひ 藤田美和子
ビルディングの街を日向ぼこ四角 松田 彰人
寒夕焼木は立ち人は立ち尽くす 末次 朗
特選句選評
1. 取り合わせも大事
2. 写生大事
3. 新しい感性
2022年9月11日例会報告
本日は晴れのち曇りながら日差しは夏そのもの。
美術館では高野山展が開催されていた。
例会は参加者26名(欠席投句2名)で久しぶりの活況の例会となった。
新型コロナの収束はまだまだ先のことと思われる。
なお副主宰と編集長は欠席であった。
江崎主宰特選句
かすめたる水に弾力赤とんぼ 松﨑 幸子
ふと風の寂しさに遇ふ刈田道 花山 恵子
掬ひ取る水に残照広島忌 松田かをり
踏板にその先はなし大花野 和泉 厚子
不自由と言へる自由や花野行く 松田 彰人
きりぎりす夕日の中に跳び込みぬ 向井 公子
夜は音のひときは澄みて落し水 出海 純子
特選へのまず一歩
1. 素直に切り取る
2. 自問自答句も一興
3. 実体験は大事
連絡事項
1.10月の例会は10月9日
2.角川全国俳句大会への投句案内
3.櫟まつり等実行準備委員会第2回打合せ結果報告
(2022年9月11日(文責 末次 朗)
1.合同句集出版事業と記念櫟まつり募集句に関する要領や編集責任者などが決定。
2.次回以降、記念櫟まつりのプログラムや人員配置などについて検討する予定。
本日は梅雨晴れ間かも知れぬ上天気。
美術館ではテイラノサウルス展の案内板があった。
例会は参加者25名で東京支部の種谷良二支部長も参加され、
終始和やかな楽しい句会となつた。
また、櫛部副主宰より今月号の櫟誌に俳誌往来の記事に
「櫟」の6月号が紹介されいてるとの報告があった。
管見者は吉田千嘉子主宰の「たかんな」の小笠原イク子氏。
内容的には詳細に読破されていて、武田 正 氏の「耕衣と禅」、ホームページの充実への賛美や
句会数の多いことを讃えるものであったとのことである。(詳細は7月号参照)
連絡事項
1.コロナ禍につきさらに要注意
2.櫟祭りの投句案内
3.櫟まつりの立ち上げ会---2023年度版
4.櫟まつり等実行準備委員会第1回打合せ結果報告
(櫟まつりの文責 末次 朗 氏)
「櫟」7月号に掲載の創刊30周年記念事業の概要を再確認するとともに、
記念櫟まつりについては、映像により櫟の歩みを回顧するなどの企画案が示され、
今後、委員の役割分担や人員配置も含めて、具体的な検討に入ることになった。
江崎主宰特選句 2022.7.10
ぬるき風網戸をゆるり抜けてくる 杉山 望
風青し貴船に高き桂の木 杉山 望
いつまでも廻るジョーカー火取虫 松田かをり
ヘルメットかぶりかなぶん突進す 松本 麗子
初蟬やそろそろ暇するところ 山中 清子
滴れる山を映して滴れる 櫛部 天思
白南風やクラブサンドに星条旗 松崎 幸子
特選へのまず一歩
1. 思ったことを書く
2. 吟行は大事に
3. 明るい俳句 などなど
江崎主宰特選句 2022.7.10
ぬるき風網戸をゆるり抜けてくる 杉山 望
風青し貴船に高き桂の木 杉山 望
いつまでも廻るジョーカー火取虫 松田かをり
ヘルメットかぶりかなぶん突進す 松本 麗子
初蟬やそろそろ暇するところ 山中 清子
滴れる山を映して滴れる 櫛部 天思
白南風やクラブサンドに星条旗 松崎 幸子
特選へのまず一歩
1. 思ったことを書く
2. 吟行は大事に
3. 明るい俳句 などなど
2022年6月5日 例会報告
本日は雨。梅雨入り宣言も間近となって来た。
城山では子供の相撲大会が行われていて雨中にも拘らず活況を呈していた。また、美術館では「刀匠展」が引き続き催されていた。
さて、例会は松山市民会館にて開催。参加者は
27名(名欠席投句1名)と相変わらず、コロナの影響で参加者は少なかった。
それでも例会は楽しく開催された。
連絡事項
1. 江崎主宰および櫛部副主宰の挨拶
2. 渡辺孤鷲の訃報
3. 特別作品の締め切り案内
4. 次回の例会は7月10日
5. 櫟祭り準備委員会の立ち上げ報告---2023年度版
江崎紀和子主宰特選句---2022.6.4
ドクダミや重たき雨の降り始め 杉山 望
肩寄せてゐても寂しき遍路墓 和泉 厚子
真実は一つ竹皮脱ぎにけり 宍野 宏治
夏雲雀石鎚山は山の中 藤田美和子
しづみゐて草膨らます螢かな 渡辺美紀子
絹糸を結んだやうな子蟷螂 松本 麗子
蛇の皮産土神に縮こまる 藤田美和子
櫛部天思副主宰特選句---2022.6.4
万緑やひとは凡庸飽き足らず 宍野 宏治
しづみゐて草膨らます螢かな 渡辺美紀子
長子とて海外勤務蟾蜍 室 達朗
特選句選評
1. 取り合わせも大事
2. 自分を見直す姿勢も大事
3. 身近なものを切り取ることが肝要
二〇二二年四月十日 例会報告
本日は晴天。やつと春らしくなってきた。
管理人はコロナ禍なれど蛮勇を振るって三カ月ぶりに四月例会に参加した。
市内では三越のライオンが相変わらずマスクをしており、
城山公園ではキッチンカーで盛況であった。
美術館では「名刀を語る展」が開催されていた。
さて、
例会会場は市民会館、例会の参加者は二五名。前回よりも多いらしく、
心なしか江崎主宰をはじめ会員諸氏の声も活き活きと感じられた。
連絡事項
1. 五月例会は五月八日
2. 二〇二三年は櫟誌の三〇周年なので実行委員会を立ち上げる予定。
企画の提案を募集するとのことであった。
江崎紀和子主宰 特選句
特選句の掲載期間は終了しました。---2022年4月14日
特選への一歩
1.体験を大切に
2.一七音でまとめる努力
3.日常を切り取り、しっかり見ること
などなど
2022年3月13日 管理人欠席にてなし---コロナ激増中
2022年2月13日 新型コロナにて中止
2021年1月9日 管理人欠席にてなし
令和3年12月12日(日) 例会報告
本日の例会は令和3年の最後の例会で市民会館で開催。
天候は曇天で、やや寒さが増した感じ。城山公園は裸木が目立ち、冬本番近しといったところ。
コロナは愛媛県では収まりつつあるが、オミクロン株は気になるところ。
美術館では平等院鳳凰堂・浄土院展が開催されていた。
例会の参加者は前回の29名とほぼ同数の27名。
以前として、様子見の会員が多い。
以下は当日の風景の一コマ。
よろしくご参照願いたい。
1.報告事項
①訃報の連絡と黙祷が捧げられた。
近藤寛樹氏、仙波哲氏、いのうえかずこ(?)氏の三名の逝去の報告。
ご冥福を祈ります。
②吉野山の桜を守る会の寄付案内。
③10月号の出版費用は通信例会費から捻出との報告
2.江崎紀和子主宰特選句
百本の短距離ダッシュ枯葉舞ふ 大野 玲子
息白し言はねばならぬことばかり 向井 公子
百歳を生きる想像ちゃんちゃんこ 松田かをり
窓に指噛まれてしまひ十二月 櫛部 天思
水鳥や多数決とは理不尽で 松田 彰人
こだはりを一つ手放す柚子湯かな 猪上ひろみ
入り婿の和尚無口や榠樝の実 向井 公子
3.特選句への一歩
生活句重視。
令和3年11月14日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。
コロナは全国的に収まりつつあり、参加者は29名とやや増加を示した。
城山公園ではサイクリングの日のセレモニー、美術館では米山展が引き続き開催されていた。
天候はやや時雨模様で、会場は市民会館の能舞台の部屋で開催され、風情溢れる例会となった。
また、櫟まつりはコロナ禍で中止となり、本日、令和3年度の櫟賞の表彰が突如行われた。
以下は当日の風景の一コマ。
よろしくご参照願いたい。
1.報告事項
①関西の俳人協会への投句依頼。
②吉野山の桜を守る会の寄付案内。
③櫟賞の表彰 渡辺美紀子氏
④同人会は中止
2.江崎紀和子主宰特選句
サイフォンの炎の丸し初時雨 藤田美和子
竜の玉柱の疵の新しき 前田 啓子
柚子の棘滅ぶることを忘れたり 中村 満里
どこからも遠く離れて冬の浜 向井 公子
あふらかだぶら絨毯を敷き詰めて 出海 純子
野路菊に近づかぬとて波頭 稲積 和子
大花野風の背丈を眺めをり 松田かをり
3.特選句への一歩
取り合わせの妙味。当たり前の事をさりげなく表現。
城山遠景
城山のサイクリングの日の看板
美術館の米山展
市民会館の能舞台
2021年櫟賞の表彰式
令和3年10月10日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。
コロナ禍で久しぶりの例会の再会。管理人は今月は参加することにした。
参加者は先月は19名で今月は24名とのことであった。
何時もの例会とは、はなはだ活気が少なく、少し異なった雰囲気であった。
まだまだコロナの影は根強く残っている。
一方、松山城は健在、濠の鯉も大いに元気そうであった。
また、美術館では三輪田米山展が開かれていた。
早期のコロナ収束を望みたいところである。
1.報告事項
次回の例会も市民会館予定
2.江崎紀和子主宰特選句
鏡より近づいてくる秋の風 稲積 和子
水平線の上の青空秋彼岸 杉本 洋子
追伸に桃のしづくを零しけり 櫛部 天思
永遠にまへぶれはなく死人花 松田 彰人
十六夜やぎいと開きし新刊書 西村 スミ
3.特選句への一歩
写生を強調。心象句にもしっかりした写生をとのこと。
松山城遠景
濠の鯉
米山展
米山展 美術館内
平成30年5月13日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。昨日までは好天続きで快適な日々であった。
しかし、今日はあいにくの雨。
城山ではフードフェスタが開催中だったが、観客はまばらだった。
美術館では熊谷守一展が開催されていた。
句会の参加者は38名(欠席投句3名)となった。
1.報告事項
⑴城川町の吟行句会参加依頼「虫送り」
⑵句集「百」の購入依頼
⑶ふれあいの旅の参加依頼
⑷全国子規顕彰俳句大会への参加依頼
⑸句集発行希望者の受付
⑹300号記念の写真の募集
⑺6月は3日が例会日
2.江崎紀和子主宰特選句
少々の雨には負けず溝浚へ 坂本千恵子
極上の孤独と自由あつぱつぱ 黒川 紀子
継ぎ獅子の端午の空を支え立つ 相原美由紀
雨脚の地に跳ね上がる昭和の日 赤穂 和子
竹林の騒ぐ憲法記念の日 井門 忠士
夜よりも昼をしずかに青葉騒 行本奈智子
太陽の惑星としてシヤボン玉 松田かをり
3.特選句への一歩
⑴今回も切れと取り合わせを強調。
⑵明るい句が欲しい。
⑶地味な句も時にはよい。
⑷対比したものに気づく感性を養いたい。
⑸季語と日常との取り合わせの工夫が大事
************************************************************************
平成30年4月8日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。ここ2-3日は花冷えで寒さが厳しかった。
本日は晴天でしばらくは続く模様。城山公園では松山の春祭りで沢山の人で賑わっていた。
句会の参加者は37名となった。
美術館では熊谷守一展が開催されていた。
1.報告事項
⑴右城暮石句会への参加依頼
⑵城川町の吟行句会参加依頼「虫送り」
⑶ふれあいの旅の参加依頼
⑷全国子規顕彰俳句大会への参加依頼
⑸句集発行希望者の受付
2.江崎紀和子主宰特選句
花びらに夜の湿りのありにけり 藤田美和子
音立てて一つ加はる落椿 稲積和子
花疲れ指で拡ぐるブラインド 渡辺美紀子
桃咲いて血族遠くなりにけり 行本奈智子
二月堂閼伽井の水の花の冷え 室 達朗
はこべらの花や鶏放し飼ひ 高須賀由紀子
気の遠くなるまで仰ぐ桜かな 黒川紀子
3.特選句への一歩
⑴今回も切れと取り合わせを強調。
⑵明るい句が欲しい。
**********************************************************************
平成30年3月11日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。久しぶりの晴天でしばらくは続く模様。
句会の参加者は39名と精彩を欠く句会となった。美術館では沖冠岳展、
城山では2011.3.11の追悼の万灯が準備されていた。
1.報告事項
⑴右城暮石句会への参加依頼
⑵主宰の東京での俳人協会の表彰式への参加報告
櫂未知子 「カムイ」 新機軸---歳時記の見直しから始めたとのこと。
須賀一恵 「銀の歩幅」91歳 元気でいられるのは俳句があったからとのコメント紹介
⑶3月吟行 砥部動物園
「沖冠岳メモ」
今治出身の画家・沖冠岳 生誕200年の絵画展
幕末から明治にかけて活躍した今治出身の画家・沖冠岳(おきかんがく、1817~76)。
「生誕200年記念 沖冠岳と江戸絵画展」が20日から開かれている。
冠岳は今治に生まれ、京で画道を学び、江戸の文人書画壇で活躍した。浅草寺の絵馬堂に、大規模な「四睡」という絵馬を残している。力強い作風は庶民に長く愛された。
2.江崎紀和子主宰特選句
少々の雨には負けず溝浚へ 坂本千恵子
極上の孤独と自由あつぱつぱ 黒川 紀子
継ぎ獅子の端午の空を支え立つ 相原美由紀
雨脚の地に跳ね上がる昭和の日 赤穂 和子
竹林の騒ぐ憲法記念の日 井門 忠士
夜よりも昼をしずかに青葉騒 行本奈智子
太陽の惑星としてシヤボン玉 松田かをり
3.特選句への一歩
⑴今回も切れと取り合わせを強調。
⑵明るい句が欲しい。
⑶地味な句も時にはよい。
⑷対比したものに気づく感性を養いたい。
⑸季語と日常との取り合わせの工夫が大事
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平成30年4月8日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。ここ2-3日は花冷えで寒さが厳しかった。
本日は晴天でしばらくは続く模様。城山公園では松山の春祭りで沢山の人で賑わっていた。
句会の参加者は37名となった。
美術館では熊谷守一展が開催されていた。
1.報告事項
⑴右城暮石句会への参加依頼
⑵城川町の吟行句会参加依頼「虫送り」
⑶ふれあいの旅の参加依頼
⑷全国子規顕彰俳句大会への参加依頼
⑸句集発行希望者の受付
2.江崎紀和子主宰特選句
花びらに夜の湿りのありにけり 藤田美和子
音立てて一つ加はる落椿 稲積和子
花疲れ指で拡ぐるブラインド 渡辺美紀子
桃咲いて血族遠くなりにけり 行本奈智子
二月堂閼伽井の水の花の冷え 室 達朗
はこべらの花や鶏放し飼ひ 高須賀由紀子
気の遠くなるまで仰ぐ桜かな 黒川紀子
3.特選句への一歩
⑴今回も切れと取り合わせを強調。
⑵明るい句が欲しい。
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平成30年3月11日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館。久しぶりの晴天でしばらくは続く模様。
句会の参加者は39名と精彩を欠く句会となった。美術館では沖冠岳展、
城山では2011.3.11の追悼の万灯が準備されていた。
1.報告事項
⑴右城暮石句会への参加依頼
⑵主宰の東京での俳人協会の表彰式への参加報告
櫂未知子 「カムイ」 新機軸---歳時記の見直しから始めたとのこと。
須賀一恵 「銀の歩幅」91歳 元気でいられるのは俳句があったからとのコメント紹介
⑶3月吟行 砥部動物園
「沖冠岳メモ」
今治出身の画家・沖冠岳 生誕200年の絵画展
幕末から明治にかけて活躍した今治出身の画家・沖冠岳(おきかんがく、1817~76)。
「生誕200年記念 沖冠岳と江戸絵画展」が20日から開かれている。
冠岳は今治に生まれ、京で画道を学び、江戸の文人書画壇で活躍した。浅草寺の絵馬堂に、大規模な「四睡」という絵馬を残している。力強い作風は庶民に長く愛された。
2.江崎紀和子主宰特選句
流氷---達朗、梅林---啓子、土筆摘む---美紀子、啓蟄---陽子、靴餅---美和子、
草青む---美由紀、春風---かをり
3.特選句への一歩
⑴切れを活かした取り合わせ
⑵広々とした気持の抒情も可
⑶時候にあった季語が説得力あり。
*******************************************
平成30年2月4日(日) 例会報告
本日の例会は子規記念館。天候は久しぶりの晴れ。
会場には昨年度の松山市の俳句大会の掲示がみられ
櫟俳句会会員の活躍の跡が見られた。
句会の参加者は40名と少数精鋭の感あり。
もう少し参加者の増加も期待したいところ。
1.報告事項
①「四季俳句」の取材で集合写真の撮影。
②平成30年2月26日は今治の紙漉きの吟行。バス便あり。
③次回の例会は平成30年3月11日 市民会館
④平成30年2月11日は松山俳句大会 子規記念博物館 当日句1句 10時30分
2.江崎紀和子主宰特選句
鶯餅---和子、室の花---望、立春---宏治、霙---スミ、寒の水---奈智子、
犬ふぐり---令、凍て滝---啓子
3.特選句への一歩
①擬人化も時に効果
②心意気と心情吐露---自分らしく
③インパクトや人となりを伺わせるもの。時に可愛い句も可。
④取り合わせ技法も妙あり。
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平成30年1月14日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館で天候は曇りがちの初句会となった。
美術館ではめずらしく何の催し物もなく看板も寒さを満喫していた。
次の準備待ちといったところか---
城山公園は裸木が目立ち、遠景の松山城もややものさびしげ。
例会後もくもりで肌寒い風が吹いていた。
句会の初句会としてはやや少ない参加者は39名。若者 らしきものも散見された。
やや櫟俳句会も雰囲気がかわってきたか-----
いささか礼儀にかけると思われる御仁もいるが今後の課題か。
美術館の看板と会場からの松山城
江崎紀和子主宰特選句
季語と作者
季語---雪黒い、雪女郎、冬樹、1月、福寿草、寒の水、着ぶくれて、
作者---K・牡丹、S・千恵子、I・美由紀、 S、麗子、T・雅美、
K・早苗、Y・清子
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平成29年12月10日(日) 例会報告
本日の例会は市民会館で天候は曇りがち。
美術館ではダビンチ展の「アンギアーリの戦い」展が継続開催中。
美術館はダビンチ人気で相変わらず賑わっていた。
城山公園は落葉しきりであった。
例会後は雨となり、小走りに行きかう人が見られた。
管理人は美術館で傘を購入し事なきを得た。
句会の参加者は41名。
美術館の看板と会場からの松山城と落葉
江崎紀和子主宰特選句
季語と作者
季語---極月、蝋八会、鳰、冬紅葉、帰り花、蝋梅、銀杏散る
作者---K・天思、I・和子、S・宏治、M・麗子、F・美和子、
I・紀子、Y・清子
特選への一歩 2017.12.10
臨場感の伝わる俳句。小さな動きを見逃さず観察して描写。
連絡事項
1.納会の感謝
2.次回例会は平成30年1月14日 市民会館
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平成29年11月12日(日) 例会報告
本日の例会場は市民会館。城山公園の紅葉の時期と美術館の催しの影響で
大いに賑わっていた。美術館では本邦初公開のダビンチ展の「アンギアーリの戦い」
が開催され、他県の観光バスが行き来していた。また、城山公園では何かの
催しものがあり。親子連れや若者グループで活気に満ちていた。
本日の例会は櫟まつりも盛会のうちに終わり、会員一同がほっと一息入れる時期。
申し分ない好天に恵まれた一日であった。
句会の参加者は35名。
美術館の看板と会場からの松山城
江崎紀和子主宰特選句
季語と作者
季語---冬の蝸牛、冬菫、龍の玉、七五三、月光、蓮掘り、蟷螂
作者---望2、あ-和子、純子、奈智子、い-和子、早苗
特選への一歩 2017.11.12
以下のことに留意して日ごろの思い作品にしていきたい。
1. 小さなことを感じ取る感性を磨く
2. 一瞬の風景を切り取る。
3. 単純なことばで表現
4. 日常の一端を切り取る。
連絡事項
1.久万美術館の案内---中村草田男と伊丹万作関連
2.近畿大会の件
3.同人懇話会---29年12月3日 メルパルク
4.次回例会は12月10日 市民会館
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平成29年10月1日(日) 例会報告
昨日は両陛下を仰いでの愛媛国体の開会式があり、日本晴であった。
しかし、本日の例会は昨日とはことなり、曇りがちの一日であった。
両日ともに松山市内の道後界隈、一番町の沿道では両陛下を歓迎する人並みで賑わって
いた。管理人ももちろん、この行事には両日ともに参加した。
例会場は前回と同じく坂の上ミュージアム。この界隈も歓迎で活気づいていた。
句会の参加者は35名(欠席投句4名)。
句会の投句内容は国体関連の作品が多くみられ、これらは高得点句のものが多かった。
会場の坂の上ミュージアム外観-2
江崎紀和子主宰特選句
季語と作者
季語---露草、さやかに、秋の日、赤い羽根、柿日和、破れ蓮、空澄む
作者---忠士、牡丹、麗子、宏治、陽子、天思、厚子
特選への一歩 2017.10.1
1. 一句二章の醍醐味をたまには挑戦。
2. 心情句は作為的でなく季語を活かしてさらりと述べたい。
3. 自然の発する言葉を思い切って表現。
4. 今現在進行形の句が活き活き感じられる。
連絡事項
1.次回は第二週で市民会館
2.くぬぎ祭りへの参加者は約170名
3.10月7日の吟行の件
4.カレンダー購入依頼の件
5.来年の句会誌櫟は300号を迎える。
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平成29年9月10日(日) 例会報告
本日の例会はほぼ晴れ。市内では松山祭りの神輿の組み立てが
随所でみられ、秋の近づいてきた感がある。
例会場は坂の上ミュージアム。やや狭さを感じさせる会場であった。
本日の参加者は39名(欠席投句2名)。
交通の便の悪さの割には賑やかな例会であった。
会場の坂の上ミュージアム外観
江崎紀和子主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)
季語と作者
湯******************稗を抜く *****好江
絶********************花野 *****宏治
巻********************秋簾 *****早苗
*****門火***********照らす *****奈智子
取*****きちきちばつた***** ******麗子
銃****************霊迎 ******公子
天*****************今日の月 *****美和子
櫛部天思副主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)
二********************夜長 *****純子
絶********************花野 *****宏治
取*****きちきちばつた***** ******麗子
特選への一歩 2017.9.10
1. 季語の本質を見抜き活かす。
2. 思い切ることの大事さ。
3. わびさびも時に可。
4. のびやかな姿勢が大事。
5. 苦労なく、構えずすっと作りたい。
連絡事項
1. 次回も坂の雲の上ミュージアム
2. くぬぎ祭りへの参加依頼の件。
3. 10月7日の吟行の件
4. カレンダー購入依頼の件。
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平成29年8月6日(日) 例会報告
本日の例会は迷走台風5号の影響でやや不穏な天気。
朝はやや晴れ、閉会時には雲が多く、台風の接近が予想された。
例会場はいつもの市民会館。
本日の参加者は29名(欠席投句1名)。
やはり台風と暑さの影響で低調な例会であった。
殻斗同人、同人、誌友のさらなる責任感が要求される。
江崎紀和子主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)---2017.8.6 例会
台風の近づく街の灯のぬめり 櫛部 天思
ほつれたる筵に光る新小豆 林 好江
吊皮をつかみてゆるぎなき晩夏 末次 朗
雨激し引きこもりをる油虫 右京 れん
かなぶんぶん戸に体当たりして気絶 坂本 公子
広島に灯籠ながれ川ながれ 末次 朗
蝉止んで化身のやうに僧の来る 出海 純子
櫛部天思副主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)
開店へ素手の打水若女将 岡本 士郎
列島の省力できぬこの暑さ 井門 忠司
蝉止んで化身のやうに僧の来る 出海 純子
特選への一歩
2017.8.6
1.実感の籠ったもの---リアルタイム的なもの
2.音の組み合わせでリズム感の良いもの
3.破調で俳諧味のあるものも、ときには効果的
4.未来よりもまさに現在進行形のものの句が訴える力を持つ
連絡事項
1. 次回は坂の雲の上ミュージアム
2. くぬぎ祭りの申し込みは9月末
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平成29年7月9日(日) 例会報告
本日の例会はやや雲は多いが太陽が照りつけ蒸し暑い中での
開催となった。例会場はいつもの市民会館。
松山城はすっかり緑に覆われ、夏本番を思わせる1日であった。
本日の参加者は43名(欠席投句1名)。ほぼいつも通りの会員数であった。
美術館では7月23日までモネとターナー展が開催されていた。
連絡事項
1.主宰の近況----子規全国大会の投句は約1万句。選句に追われているらしい。
2.櫟まつりの特別作品の募集。7月末まで。
殻斗同人は3年に一度の応募として、同人や誌友に機会をあたえることになった。
3.8月例会は8月6日の第一日曜日。
4.来年のふれあいの旅は高知に内定。
1.松山城遠景---市民会館からの眺め 2.美術館前の看板
江崎紀和子主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)
村ぢゆうをまはる経櫃半夏生 黒川 紀子
あ****************************蟻地獄 宏治
倦怠の風を遣しぬ扇風機 久保田牡丹
よき夢の素通りするや籠枕 室 達朗
涼風の過ぎてゆきたる牛の角 山中 清子
絵団扇の裏も表も同じ風 橋本 法子
母の忌のどこもあぢさゐぐもりかな 行本 奈智子
櫛部天思副主宰特選句(櫛部天思氏より寄稿)
シヤンパンの泡消ゆるまでパリー祭 松田かをり
横顔の見あきぬ人のゐて涼し 松本麗子
母の忌のどこもあぢさゐぐもりかな 行本 奈智子
特選への一歩
2017.7.9
1.その土地の風習などを取り上げることも大事
2.若者らしい感覚を再度、見直す態度。
3.見慣れた光景もよく観察して、新しい切り口で自分らしい句に仕上げる。
4.取り合わせも切り口が大事。これも新しい感覚での取り組みが望まれる。
今回は男性11名、女性32名からの選句で男性陣も健闘した部類。
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2017.6.4
1.感覚的な句も可。
2.心情句も可。
3.季特選への一歩語の先取りも新鮮で可。
今回は男性陣は全滅であった。奮闘が期待される。
2017.5.7
おもっい切った句も時には大事。物に動かされない新感覚を身につけよう。
2017.4.9
体験したものを中心にまとめることが大事。
現実ばなれしたものや想像は避けたい5.7
2017.3.12
頭で作らず、季語を生かして見たものを通して情感、実感を述べる。
平成29年6月4日(日) 例会報告
本日の例会は5月に引き続き快晴と良好であった。例会場はいつもの市民会館。
松山城もすっかり夏支度。新樹光が漲っていた。
城山公園では何かの一生懸命に練習しているグループが多くみられた。
もちろん若者たちの天下であった。
本日の参加者は36名(欠席投句2名)。ふれあいの旅の疲れかもしれないが
少し寂しい句会となった。
美術館では6月5日からはモネとターナー展が開催予定。
足を向けたいものである。
連絡事項
1.6月の子規顕彰俳句への投句案内。
2.特別作品の募集。6月末まで。
3.正木ゆう子氏の「羽羽」が蛇笏賞に輝いた。
4.6月の吟行は大洲。
5.来年のふれあいの旅は高知に内定。
特選句の季語
夏めく**************ごれ *******奈智子
もの***************梅雨入 ********公子
梅雨***************ガラス ********敬子
眼*****************夏来る *******チヅ子
時の日**************けり ********法子
水海月**************けり *********陽子
もう**************髪洗ふ *********かをり
特選への一歩
2017.6.4
1.感覚的な句も可。
2.心情句も可。
3.季特選への一歩語の先取りも新鮮で可。
今回は男性陣は全滅であった。奮闘が期待される。
2017.5.7
おもっい切った句も時には大事。物に動かされない新感覚を身につけよう。
2017.4.9
体験したものを中心にまとめることが大事。
現実ばなれしたものや想像は避けたい5.7
2017.3.12
頭で作らず、季語を生かして見たものを通して情感、実感を述べる。
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平成29年5月7日(日) 例会報告
本日の例会は快晴であった。例会場はいつもの市民会館。
松山城の緑はひと際輝きをまし、城山公園では多くの人々が連休最後の日
を満喫していた。また、城山の雀たちも小躍りして、いと楽しげであった。
参加者は40名(欠席投句2名)。
美術館では名嘉睦稔展が継続中で、玄関前で表千家の一般参加型の茶の湯が開催され、
長蛇の列をなし、ここの人々も休日を謳歌していた。
連絡事項
1.ふれあいの旅への参加依頼--追加
2.カルチャ-スクールへの参加依頼
趣旨 夜の俳句会
場所 いよてつ市駅前カルチャ-スクール
日時 6月、7月、8月の第2火曜日 19時~
特選句の季語
*******一本***昭和の日 *****和子
********中*****立夏かな *****純子
太***********シャボン玉 *****陽子
少******************柏餅 ****紀子
葉桜******競馬**筒***** *****厚子
******行************五月 *****宏治
*********文*******桐の花 **** 令
特選への一歩
2017.5.7
特選への一歩
おもっい切った句も時には大事。物に動かされない新感覚を身につけよう。
2017.4.9
体験したものを中心にまとめることが大事。
現実ばなれしたものや想像は避けたい5.7
2017.3.12
頭で作らず、季語を生かして見たものを通して情感、実感を述べる。
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平成29年4月9日(日) 例会報告
本日は花の雨。雨と曇りが重なり、満開となった桜も
やや痛い気であった。例会場はいつもの市民会館。
しかし、本日は例会とともに櫛部天思氏の俳人協会
新人賞受賞と山本義久氏の卒寿祝いも兼ねて、例会後に第一ホテルで開催されることになった。
祝賀会開催のころにはあたかも祝福するかのように薄日が差し桜も微笑みを見せた。
参加者は新人の男女2名と新参加者1名を加えた43名(欠席投句3名)とまずまずであるが、
男性陣が少ないのがやや気がかりであった。
美術館では名嘉睦稔展が開かれていた。
連絡事項
特になし
特選句の季語
江崎紀和子特選句の季語
料峭、囀り、四月馬鹿、鶯餅、目借時、春深し、花吹雪
特選への一歩
2017.4.9
体験したものを中心にまとめることが大事。
現実ばなれしたものや想像は避けたい
2017.3.12
頭で作らず、季語を生かして見たものを通して情感、実感を述べる。
1.美術館
名嘉睦稔(なかぼくねん)メモ
1953年沖縄県伊是名島生まれ。
版画のアーティストで作品は、裏手彩色と呼ばれる技法で制作される。
作品は大自然の機微、生きとし生けるものの魂の声を、時に優しく、時に力強く、
伝えてる。
2.祝賀会会場--第一ホテル
3.祝辞 4.受賞挨拶
5.山本義久さんの祝いの花束
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平成29年3月12日(日) 例会報告
本日は2日連続の快晴日。例会場はいつもの市民会館。
参加者は新人は若き男女2名を加えた44名とまずまずであり、
新しい風が吹いてきた感があった。
美術館では杉浦非水展が開かれていた。
杉浦非水(1876~1965)
愛媛県生れ。
明治34年東京美術学校日本画科卒。
美術と文学の先端を行く杉浦夫婦―モガ・モボ時代の寵児―
初期商業デザイン界に指導的な役割をはたした。
連絡事項
1.新人賞の授賞の祝賀会は平成29年4月9日。
2.新人賞の受賞の様子と俳人協会の会長には大串章氏の就任とが伝えられた。
3.新人2名の紹介。
特選句の季語
江崎紀和子特選句の季語
朝***風生の忌**** 櫛部天思
啓蟄*********り 山本義久
行*********日脚伸ぶ 田邨雅美
*の*******青き踏む**** 宍野宏治
白木蓮*********し 山中清子
野*********春の水 室 達郎
石******春の闇 池川紀子
特選への一歩
頭で作らず、季語を生かして見たものを通して情感、実感を述べる。
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平成29年2月12日(日) 例会報告
本日の例会は愛媛マラソン大会の真っ最中に子規記念館で開催。
マラソンには最適の好天で参加者は1万201名。川内優輝選手により
2時間09分台と大会新記録が飛び出した。
したがって句会場はいつもの市民会館と異なり子規記念館での開催となった。
参加者は41名、2名は投句のみ。新人が2名、広島、京都からの会員の
参加もあり盛況であった。
また、櫛部副主宰が句集「天心」で第40回俳句協会の新人賞を受賞するとのことで
会場は大いに活気のあるものとなり、この快挙に会員一同は惜しみなく拍手喝采を送った。
連絡事項
1.新人賞の授賞式は平成29年3月7日。
2.3月の例会は3月12日。
同日の例会終了後に新人賞受賞の祝賀会開催予定➡4月に延期。
3.2月の吟行句会---綱敷天満宮。
特選句の季語
江崎紀和子特選句の季語
待春、蕗の薹、野火送り、巣ごもり、湯ざめ、木枯らし、梅二月
櫛部天思特選句の季語
寒の水、冷たし、白魚
杉山望特選句の季語
大嚔、荒星、湯ざめ
特選への一歩
追加一語---一瞬の切り取りが大事。
前々回
ものを見てしっかり読む、体験を活かす。地域の季語を活かす、写生が大事などなど。
写真は子規記念館
「荷を解けば浅草海苔の匂ひ哉 子規」とあった。
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平成28年12月11日(日) 例会報告
本日の例会は冬日和で晴天の温かい一日となった。
句会場はいつもと違って子規記念館で開催された。
会員の中には場所を間違えるというハプニングもあったが無事に開催された。
管理人は車で参加。子規記念館の駐車料金が30分100円と高額になったのには
辟易とした。
出席者は36(欠席投句2名)名といつもとおりといったところであった。
連絡事項はいろいろあったが、会誌に詳細に報告されているので
そちらを参考にして頂きたい
連絡事項
1.雑誌の編集方法は従通りに「あいうえお順」にする。
2.関西俳句大会への応募依頼---締め切り平成29年2月1日
3.ホームページの円滑運営への謝辞---問い合わせが多いとのこと。
櫟のホームページ掲載の句会風景が教科書に使用される予定とのこと。
4.「俳句四季」の購読依頼
5理.句集「天心」好評発売中 残あり
写真は子規記念館
特選句の季語
セーター、水鳥、開戦日、冬夕焼、竈猫、雪婆、寒さ、みんま
「ミンマ(巳午)」とは、「仏さんの正月」とも言われ、
十二月の巳の日に、その年に亡くなった人のための正月を祝う行事である。
意外と知られていないが、この行事は、四国以外では見ることのできない
全国的に珍しいものである。
特選への一歩
ものを見てしっかり読む、体験を活かす。地域の季語を活かす、写生が大事などなど。
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平成28年11月13日(日) 例会報告
本日の曇天の中ではあるが気温はやや高めで温かい一日となった。
城山公園では県民まつりが開催されており、子供達の賑やかな声が乱舞していた。
今回の句会は県立美術館内の教室型の研修室で行われた。
本会では句友の顔をあまり見ることもなく、さらに大阪の毎日放送の
取材を受ける特殊な環境でもあったが、たくましく淡々といつも通りの句会に終始した。
取材の趣旨は愛媛県は全国的な比較において、大腸がんが一番少なく、
その原因を探るとしてのもの一環として俳句が関与するのではとのことが理由であった。
句会が終わる頃にはまだ県民祭りが盛大に行われていた。
出席者は36(欠席投句2名)名とややいつもとおりといったところであった。
連絡事項はいろいろあったが、会誌に詳細に報告されているので
そちらを参考にして頂きたい
連絡事項
1.近畿大会の案内
2.大阪毎日放送の取材
3.12月の例会会場は子規記念博物館会議室
4.関西俳句大会への応募依頼---締め切り2月1日
平成28年11月13日 県民祭---城山公園(松山城と紅葉)
句会場からの一望---城山公園の祭り風景と松山城
28.11.13 例会特選句
江崎紀和子特選
大空の奥まであをき七五三 山中 清子
まつ白に十一月の米をとぐ 行本奈智子
道後鷺谷袈裟がけの冬日差 櫛部 天思
死ぬおそれ永らふおそれ一茶の忌 黒川 紀子
白きもの白く洗ひて文化の日 赤穗 和子
草の絮飛びたつときは光得て 池川 紀子
ばあさんになつてしまひし竈猫 西村 スミ
櫛部天思特選
まつ白に十一月の米をとぐ 行本奈智子
湯をそそぐだけの味噌汁冬に入る 和泉 厚子
山の気のはりつめてゐるかじけ猫 赤穗 和子
杉山望特選
死ぬおそれ永らふおそれ一茶の忌 黒川 紀子
手をしまふポケット欲しき大枯野 藤田美和子
風さやぐ皇居の森の秋めきて 夷子 礼子
井門忠士特選
亥の子唄揃はぬままに終りけり 中川 令
武田正特選
蕎麦刈の衆の一人として動く 山中 清子
赤穗和子特選
草の絮飛びたつときは光得て 池川 紀子
池川紀子特選
足裏の力を抜きて落葉踏む 中川 令
和泉厚子特選
手をしまふポケット欲しき大枯野 藤田美和子
杉本洋子特選
枯蓮風の大きくなりにけり 江崎紀和子
西村淑特選
まつ白に十一月の米をとぐ 行本奈智子
藤田美和子特選
冬立つや樟脳くさき物を着て 松本 麗子
山中清子特選
手をしまふポケット欲しき大枯野 藤田美和子
行本奈智子特選
母さんにそつくりな姉花八つ手 和泉 厚子
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平成28年10月9日 例会報告
本日の曇り空。やや寒さも感じる。
隣の美術館ではプータン展が終り、猫関連のものが開催されていた。
句会が終わる頃には秋本番の快晴の空となっていた
管理人の体調はまだまだ一進一退を続けているが、
何とか頑張ろうと決意して例会に参加している。
やや体調不良を感じたが、ここは気力と頑張った。
出席者は36名とやや低調といったところであった。
櫟祭りが終わっての油断によるものかも知れない。
今回は編集長のご協力により、特選句も掲載した。
連絡事項はいろいろあったが、会誌に詳細に報告されているので
そちらを参考にして頂きたい。月
連絡事項
1.近畿大会の案内
2.櫟祭りは会員の協力により盛大であった。
3正木ゆう子氏の句集がサイン入りで販売予定---残あり
4.櫛部副主宰の句集が発刊「天心」
5.吟行案内----西条実報寺
6.11月の例会会場は県立美術館2階研修室
7.12月の例会会場は子規記念博物館会議室
写真は美術館の猫展の看板。
作句の参考になれば幸いである。
江崎紀和子特選
つゆ草の青の言い分容れにけり 砂田 弘子
線描の風を流して糸すすき 出海 純子
ちようちんのねばりをひらく在まつり 和泉 厚子
台風圏作業着掛ける釘ひとつ 坂本 公子
黄落期始まる鳥の大きな眼 田邨 雅美
火の匂ひ一万本の曼珠沙華 山本 義久
無蓋貨車長々と過ぎ秋の雨 岡本 士郎
特選句への一歩
特になし。
櫛部天思特選
水の秋土佐より研師来りけり 藤田美和子
初鴨の群れに青空あけて待つ 室 達郎
水伸ばしのばし初鴨泳ぎをり 杉本 洋子
杉山望特選
胴丸に争乱の闇ちちろ虫 江崎紀和子
流星や折り返したるだまし舟 前田 啓子
さはあれどこの世楽しき栗ごはん 金澤 浩子
井門忠士特選
遊ぶ子をはがして帰る秋夕焼 松本 麗子
白岩チヅ子特選
野分くる厩舎の奥の暗がりに 江崎紀和子
武田正特選
無蓋貨車長々と過ぎ秋の雨 岡本 士郎
池川紀子特選
伊弉諾に始まる系図鳥渡る 江崎紀和子
和泉厚子特選
黄落期始まる鳥の大きな眼 田邨 雅美
出海純子特選
路地抜けて路地のはじまる暮の秋 渡辺美紀子
砂田弘子特選
三方の米にいただき在祭 渡辺美紀子
田邨雅美特選
ちようちんのねばりをひらく在祭 和泉 厚子
山中清子特選
初鴨の群れに青空開けて待つ 室 達郎
行本奈智子特選
伊弉諾に始まる系図鳥渡る 江崎紀和子
藤田美和子特選
ちようちんのねばりをひらく在祭 和泉 厚子
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平成28年9月11日 例会報告
本日は晴れ。句会にはもってこいの心地よい夜明けであった。
管理人は市民会館への例会の出席は約1年ぶりの懐かしいものとなった
隣の美術館ではプータン展が開催され、城山公園では子供たちの元気な声が飛
び交っていた。
管理人の体調は一進一退を続けているが、何とか頑張ろうと決意して例会に参加した。
やや体調不良を感じたが、会員諸氏の温かい声援で何とか句会を乗り越えることができた。
感謝感謝である。
出席者は42名とまずまずといったところであった。
今回は諸事情により、例会報告は簡単にさせて頂いた。
ご了承を願いたい。
連絡事項はいろいろあったが、会誌に詳細に報告されているので
そちらを参考にして頂きたい。
写真はそろそろ帰ろうかと相談している燕たちを偶然にとらえることができた。
作句の参考になれば幸いである。
連絡事項
1.櫟祭りの話
2.来年度の予定の講演者の発表があった。本決まりまで極秘。
3. 正木ゆう子氏の句集がサイン入りで販売予定
4.櫛部副主宰の句集が近日発刊
江崎紀和子特選
一雨の過ぎて燕の去ぬ気配 近藤 洋子
高き木の奥に高き木秋澄めり 白岩チヅ子
鳳仙花タイムカプセル頭出し 西村 スミ
猫じやらし生まれ変はればブータンに 稲積 和子
朝顔や折り目正しき薬剤師 宍野 宏治
郵便が来て秋深くなるばかり 行本奈智子
葉鶏頭いちにち留まる採血車 中川 令
主宰特選の季語
燕去ぬ、秋澄む、鳳仙花、,猫じゃらし、朝顔、秋深し、葉鶏頭
特選句への一歩
よく見てはっきり、写生的に書く。最後まで見届けることが大事。
そこで何が起こっているかをしっかりと見つめることであろうといったところ。
櫛部天思特選
陀羅尼助効きはじめたる厄日かな 行本奈智子
髪切つて二百十日をやりすごす 杉山 望
闇へ闇へと流灯を押しやりぬ 山中 清子
杉山望特選
桐一葉革命起こすならば今 藤田美和子
銀河濃し身の透けるほど空あふぎ 田邨 雅美
秋風のめくる求人情報誌 高須賀由紀子
井門忠士特選
水施餓鬼風うすうすと抜けにけり 山中 清子
白岩チヅ子特選
夕空に残る朱の色流灯会 山中 清子
武田正特選
髪切つて二百十日をやりすごす 杉山 望
赤穗和子特選
まだ頭ささへる力鶏頭花 徳永 陽子
和泉厚子特選
夕空に残る朱の色流灯会 山中 清子
出海純子特選
卓上の片づいてゐる良夜かな 江崎紀和子
杉本洋子特選
今朝の秋つまんだやうな雲ひとつ 松本 麗子
砂田弘子特選
秋風のめくる求人情報誌 高須賀由紀子
西村淑特選
鍬もてば父のぬくもり蕎麦の花 赤穗 和子
山中清子特選
ゆふやみの海へとつづき落し水 出海 純子
行本奈智子特選
裏がはにかほのあるやも鬼胡桃 江崎紀和子
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平成28年8月14日 例会報告
最高気温が35.7度(松山地方気象台発表)にまでなった日曜日。
例会会場の県民文化会館別館正面の屋根の向うには入道雲が湧いていた。
連日の暑さとお盆等の諸事の忙しさのためか、出席者はやはり少なめの26名
(ほかに欠席投句1名)だった。句会場はエアコンが効かず蒸し風呂状態。
それでも精鋭の出席者は扇を使いながら暑さをものともせず、熱心な
句会となった。
主宰は、特選講評の最後に作句のポイントとして
「時事的なことや歴史的な事実を述べただけの句は採らない。
自身の身の回りで実際に目にしたものを描きとって句にしてほしい」と話された。
◎例会の特選句
江崎主宰特選
ポケットにふるふ着信稲びかり 忽那 早苗
点点と鷺草風の生れにけり 山中 清子
かどはかしあるかもしれず雲の峰 渡辺美紀子
心技体磨き上げたる男滝 宍野 宏治
かさかさと蜻蛉の翅蟬の翅 坂本 公子
いつのまに寝てしまうたか蟬しぐれ 坂本 公子
つらなりて山の暮れゆく盆燈籠 出海 純子
櫛部天思副主宰特選
蟬の羽化見届け力抜けにけり 池川 紀子
節たかく十字の折目秋に入る 和泉 厚子
修験者の眉濃ききうり封じかな 江崎紀和子
点点と鷺草風の生れにけり 山中 清子
水打つて風新しくなりにけり 宍野 宏治
◎連絡事項
次回の9月11日(日)の例会は、市民会館第3会議室です。
(文責・写真 岡本士郎)
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平成28年7月10日(日)例会報告
数日前はもう真夏を思わせる夏空の猛暑さだったが、きょうは梅雨曇りの蒸し暑い午後となった。
参議院選挙の投票と松山市は市民大清掃の日ということで出席者は少なめかとも思われたが41名が出席、
賑やかな例会となった。また4名の期日前投句(欠席投句)があった。
例会初参加の2人が紹介された。夷子禮(正しくは、ネに豊)子さんは自身の氏名の蘊蓄を語り、
松末秀雄さんは楽器を演奏するミュージシャンでもあると自称、それぞれ自らを印象づける丁寧な自己紹介があった。
主宰からは、櫛部副主宰が句集出版に向け奮闘中であることが紹介された。
「櫟まつり」にはお披露目できるよう鋭意努力中とのこと、ぜひご期待ください。
◎連絡事項
1、 平成28年度県民総合文化祭・俳句大会の募集句の投句締切りは9月5日。奮ってご応募ください。
2、 次回の8月14日(日)の例会は、ひめぎんホール別館13会議室です。お間違いのないように。
(文責・写真 岡本士郎氏)
◎例会の特選句
江崎主宰特選
神水をつかふ珈琲山開 黒川 紀子
神杉の空青くあり山開 砂田 弘子
夾竹桃怒つたやうに雨が降り 坂本 公子
七夕の空へ打ち上ぐ宇宙船 金澤 浩子
桜桃忌食ふ寝る遊ぶ日の暮るる 本門 勝利
へうへうと実盛の来る青田かな 杉山 望
蛍狩水の匂へるところまで 池川 紀子
櫛部天思副主宰特選
正座くづさず一山の風涼し 白岩チヅ子
虫追ひの鉦鼓響ける米どころ 藤田美和子
裁判所よりぞろぞろと蟻の列 田邨 雅美
杉山望特選
あめんぼう鋼のやうな池の色 池川 紀子
初産の牛の荒息油照 西村 淑
呱呱の声酷暑の空へ上がりけり 室 達朗
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六月例会 市民会館 六月十一日(土)
六月は松山市俳句協会総会が第二日曜に開催されるため、土曜日にくりあげて市民会館で開かれた。
いつものメンバーに今治二名、西条二名が久しぶりに加わり充実した例会だった。
四名は、来月からも続けて参加するという話だった。
櫛部副主宰、杉山編集長は校務と法事のためやむなく欠席。
三四名の投句であった。
主宰は、六月五日の俳人協会創立五五周年記念四国俳句大会が盛会であったのは
櫟の皆さんのおかげである。今年の櫟まつりは阪本謙二追悼大会にするので、
特別作品や評論を頑張っていただきたいとふたつのことを強調された。
(文責 編集委員 写真 管理人)
平成二八年六月十一日 例会の特選句
江崎紀和子特選
螢川父の大きな手を握り 藤田美和子
涼風や重しに使ふ川の石 出海 純子
首すぢに風のあつまる新樹かな 武田 正
帰省子の一日中を寝る力 和泉 厚子
辻々に古き商ひ立葵 西村 スミ
葉桜や木綿豆腐に布目あと 杉本 洋子
水馬視線ふつきるためにとぶ 渡辺美紀子
武田正特選
青空を入れてからりとラムネ玉 中川 令
山本義久特選
母とゐるやうな安らぎ陶風鈴 行本奈智子
赤穂和子特選
べんがらに染まる壁土燕の巣 砂田 弘子
和泉厚子特選
夕立のごと弟のやつて来し 田邨 雅美
出海純子特選
十薬の闇に浮き立つ匂ひかな 赤穗 和子
杉本洋子特選
風音に青葉の色に身を洗ふ 坂本 公子
砂田弘子特選
螢川父の大きな手を握り 藤田美和子
行本奈智子特選
郭公や風をひろげる山の宮 江崎紀和子
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平成28年5月8日 例会報告
二十八年五月八日 櫟俳句会 五月例会 市民会館
城山は色とりどりの若葉で被われて、堀之内を歩く人も半袖姿が目立つようになり、初夏の雰囲気に満ちていた。
五月の第二日曜は母の日、川掃除など、それぞれに行事がある日で、出席者三十三名、
欠席投句一名と例会の出席者は少なめであったが、にこやかな顔ぶれが揃っていた。
主宰より、俳人協会創立45周年記念四国俳句大会が六月五日に控えていること。
それに出席の協力依頼や、連休の旅の話がでて、なごやかに会は始まった。
そのほかの連絡事項
櫟ふれあいの旅の参加の追加募集。大型バスなのでかなり席空き状態だそうです。
ふるって参加を申込みましょう。 (文責 櫟編集部委員, 写真 HP管理人)
5月8日 例会の特選句
江崎紀和子特選
夏蜜柑顔をゆがめて剥きにけり 林 好江
朴咲きて寺山の空定まりぬ 白岩チヅ子
牡丹散る夜の深さに耐へきれず 松本 麗子
日参の老鶯に名を授けたし 冨田 和子
松蝉や見知らぬ人と足湯して 中川 令
一枝は流れに浸かり花茨 高橋由紀子
妹はいつもいもうと柿若葉 和泉 厚子
櫛部天思特選
くちなはのしんしんと行く草の底 出海 純子
梅太る真昼は人のをらぬ村 江崎紀和子
祝酒吹きかけ出世凧揚げる 山本 義久
赤穂和子特選
手に足に五月の海の息づかひ 櫛部 天思
和泉厚子特選
山といふ山に頂夏立ちぬ 渡辺美紀子
出海純子特選
堤に立ち夏風の芯となる 久保田牡丹
杉本洋子特選
津軽じよんがら底ふかき春の闇 江崎紀和子
山中清子特選
堰切つて走りだしたる田植水 近藤 洋子
行本奈智子
みづうみに青さのもどり木の根空く 江崎紀和子
井門忠士特選
筍の獣のやうに横たはり 赤穗 和子
白岩チヅ子特選
堰切つて走りだしたる田植水 近藤 洋子
武田正特選
花冷えは太宰生家の板間より 江崎紀和子
山本義久特選
遠き日の紫雲英ばたけの秘密基地 五十崎洋子
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平成28年4月10日 例会報告
本日の例会報告は管理人欠席のため、情報なし。
管理人の懸命なる闘いが続いている。
当分の間、管理人の近辺の季節の風景を楽しんで頂きたいと思っています。
2016.4.18 文責 管理人
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平成27年6月13日 例会報告
本日は梅雨晴間。快晴とは行かないまでも、まずまずの天候であった。
管理人も久しぶりの例会出席で、まだまだ油断はすまいと慎重な参加となった。
句会を満喫とは行かないまでも、生きた心地のするものであった。
出席者は41名と土曜日にしては、これもまずまずといったところ。
今回は諸事情により、例会報告は簡単にさせて頂いた。
ご了承を願いたい。
連絡事項はいろいろあったが、会誌に詳細に報告されているので
そちらを参考にして頂きたい。写真も天候はあまり良くないので
これと要った物はなかった。
県立美術館では、金澤翔子展が開催されていた。
本日の特選句の季語
主宰
青嵐、十薬、明易し、梅雨、薫風、水撒き、泰山木
特選句への一歩
よく見てはっきり、写生的に書く
連絡事項
1. 内子町の吟行案内
2. 特別作品の提出期限 6月30日
3. 近畿大会の案内
4. 来年のふれあいの旅 岡山
5. 第50回子規顕彰全国俳句大会 締め切り 6月30日
大三島のみかんの花---
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平成27年4月12日 例会報告
(27年4月1日 撮影)
堀の内は桜も散って葉桜となり始めていた。寒の戻りの寒さがここ数日続いていたが、
きょうは幾分暖かさが戻った薄曇りの一日だった。出席者は38名、他に欠席投句3名。
主宰より「松山市俳句協会から櫟の会員数が県内結社で一番の434名であるとの発表があり、
会員の増員は喜ばしいことだ。自分の俳句を作ることはもちろん大切だが、身の回りを見て
積極的に仲間に誘うことも心がけてほしい」とのお話があった。
折しも和泉幹事が本日出席の新人の五十崎洋子さんを紹介。ご本人が挨拶をされた。
続いて杉山編集長より4月5日の右城暮石顕彰全国俳句大会の報告があり、大会での
櫟会員の特選ラッシュの好成績ぶりが報告された。(右城暮石顕彰全国俳句大会の詳細は
本ホームページの「読者の広場」を参照ください)
そのほかの連絡事項
「櫟ふれあいの旅」の申し込み締切りは4月30日だが、早めに申し込むこと。
日程、特に時間については若干の修正もあり得るので、今後の案内を参照のこと。
本日の特選句の季語
主宰ーーー地虫出づ、桃の花、種下し、飛花落花、山桜、四月馬鹿、花冷
副主宰ーーー桜、花筵、花冷
編集長ーーー初燕、憲法記念日、桜
「特選句への秘訣シリーズ13」
言い過ぎないで、思わせる、感じさせる作りを。説明をしないで省略を!
でも意味不明になってはダメ、その加減が難しい。
(文責・写真 岡本士郎)
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平成27年3月8日 例会報告
本日は晴。久しぶりの道後の文教会館での例会となった。
特に界隈を散策するすることもなく、例会となった。
出席者は38名とやや例会としては寂しい会となった
詳細は不明だが、俳人協会から、句作の提言があったらしい。
良い点、良くない点は乗り越えて行こうとの決意表明らしきものと感じた。
本日の特選句の季語
主宰ーーー梅真白、蜷の道、青き踏む、梅月夜、蛇穴を出ず、水菜、子猫
副主宰ーーー受験、水菜、流し雛
編集長ーーー梅真白、水菜、蕗の薹
「特選句への秘訣シリーズ12」
焦点はやや不明。個性を伸ばせとの意かもしれぬ。
連絡事項
1.右城暮石の案内
2.ふれあいの旅の案内
写真は句会場の文教会館
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平成27年2月8日 例会報告
本日は「愛媛マラソン」があるので、市民会館が使用できず、例会は松山総合
コミュ二ティーセンター」での開催となった。
筆者はマラソンの応援のため城山公園に立寄った。
広場はスタート前でごった返していたが、濠沿いの梅はひっそりと咲いていた。
例会の始まる少し前、急に空が暗くなり激しい雨が降り出した。
雨はすぐにあがり青空が見えたりしていたが、寒い変わりやすい天気の一日だった。
出席者は39名(ほかに欠席投句1名)。
主宰より「1月も瞬く間に過ぎてはや2月。寒さの中に春の明るさがある句を期待します」
とのお言葉があった。
句会では、早春の訪れを詠んだものが多かったが、節分行事の句も散見された。
本日の特選句の季語
主宰ーーー木華、麦青む、桜の芽、桃の花、冬桜、春ショール、賀客
副主宰ーーー手鞠歌、桜の芽、冬桜
編集長ーーー追儺、紙漉、雪
「特選句への秘訣シリーズ11」
常套語はなるべく避けましょう。
連絡事項
3月例会の会場は道後・文教会館。
2月11日(祭)の松山市民俳句大会には奮って参加してださい。
写真は句会場のコミュニテイセンター
文責および写真提供 岡本 士郎 氏
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平成27年1月11日 例会報告
本日は曇り空で、時おり冷たい風が吹いたが、松の内の頃に比べて幾分寒さは和らいだ一日だった。
出席者は39名(ほかに欠席投句3名)。
新年早々で、会場内のあちこちで年始の挨拶を交わす姿がみられた。
年が改まるのに合わせて、例会の幹事が武田正さんから和泉厚子さんに代わった。
和泉さんが新任の挨拶と武田さんの長年のご苦労への謝辞を述べた。
また坂本公子さんと花山恵子さんが例会の進行の手伝いをすることになった。
年頭に当たり主宰から、楽しみながら良い成果を出すようにとの訓示があり、次のことを話された。
・特別作品の投句に精励して、良い作品を出してほしい。
・櫟まつりの講師に細谷喨々氏(「一葦」同人、「句集 二日」、聖路加国際病院副院長、小児科医)を
お招きすることが決定。
・俳人協会賀詞交換句会(1月29日、10時)に俳人協会会員は参加してほしい。
・右城暮石顕彰全国俳句大会への投句(1月31日締切り)、
富澤赤黄男顕彰俳句大会(3月1日実施)への参加して下さい。
・9月23日の子規顕彰全国俳句大会が第50回の大会になるのを記念して、文部大臣賞などの特別賞が設けられ
るので、授賞できるよう頑張って応募してほしい
本日の特選句の季語
主宰ーーー注連、待春、初御空、薺打つ、初荷、金鈴子、狐火
編集長ーーー寒卵、買初、福笹
「特選句への秘訣シリーズ10」
(取合せの句など)なんでもやってみる、挑戦する心を持つ
連絡事項
愛媛大学農学部の同窓会館(松山市樽味)が句会会場として使用可能、ぜひ新しい句会を。
大洲地区に山中清子さんにより新しい句会が誕生する。
2月例会の会場は松山市総合コミュニティーセンター。
文責・写真提供 岡本士郎
例会会場横の美術館の看板(愛媛県美術館案内よりの抜粋)
「遊亀と靫彦」展 −師からのたまもの・受け継がれた美−」
安田靫彦(生誕130年)
明治から昭和にかけて活躍し、歴史や神話に取材して清新、典雅な名作を数多く遺した。
小倉遊亀(生誕120年)
安田靫彦の愛弟子。大正から平成にかけて活躍し、身近なものに仏性を見出して自由に伸びやかに表現した。
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平成26年12月12日 例会報告
本日は曇りのち晴れ。参加者は39名とほぼいつも通り例会となった。
衆議院選挙の真っただ中の例会。
政治がらみの俳句も散見されたが、大筋は花鳥諷詠が主流であった。
朗報としては久保田牡丹氏が角川俳句年鑑に収載されたこと。
さらに櫛部天思氏が愛媛新聞の俳句選者に就任の2点であった。
26年度の最後の句会であったが、主宰からの要望として
どなたでも参加できる例会であるので、進んで参加をとの呼びかけがあった。
来年度の更なる飛躍を期待して閉会となった。
本日の特選句の季語
主宰---注連縄、かいつぶり、池普請、牡蠣、枯蓮、枯柳、懐手
名誉主宰---欠席
「特選句への秘訣シリーズ9」---「シリーズ6」以来、ぶれはなさそうである。
敢えて言えば、よく物を見つめるというひとであろう。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 事務局連絡
1.例会会場の案内 12月---市民会館、27年1月---市民会館、27年1月---コミュニテイセンター
2.久保田牡丹氏の角川俳句年鑑に収載
3.櫛部天思氏の愛媛新聞の俳句選者に就任
文責・写真提供 管理人
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平成26年11月9日 例会報告
本日は雨。参加者は大阪、広島会員もあり39名と賑やかな例会となった。
例会会場の横の美術館ではロバート・キャパ展が開催されていた。
ロバート・キャパは今年で生誕101年を迎える伝説の報道写真家として知られている。
本日の例会の投句内容は神無月の句会らしく、171年ぶりの後の十三夜も話題となり、
いよいよ秋深しの感があった。
本日の特選句の季語
主宰---種採り、後の十三夜、初冬、月、蓮の実、小六月、立冬
名誉主宰---欠席
「特選句への秘訣シリーズ8」---「シリーズ6」以来、ぶれはなさそうである。
珍しいだけでなく、目の前のあるものを適格にわかりやすく表現しょうとのことと捉えた。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 事務局連絡
1.例会会場の案内 12月---市民会館、27年1月---市民会館、27年1月---コミュニテイセンター
2.同人懇話会----平成26年12月1日(月) メルパルクにて。
3.大阪大会---平成26年11月20・21日(月)
文責・写真提供 管理人
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平成26年10月12日 例会報告
本日は大型台風19号の接近を控え、また、各地で地方祭が開催される中、
櫟まつりの熱気の冷めやらぬかの如く、参加者39名と賑やかな例会となった。
台風の接近で、天候は曇り。
松山城は秋の気配を強く感じさせた。
本日の各位の投句内容は祭り関連、秋の気配に関連するものが大半を占めていた。
台風の四国への影響は13日がピークとのこと。各位のご用心をお願いしたい。
本日の特選句の季語
主宰---秋、青酢橘、銀漢、吾亦紅、花野、ひょんの実、不明季語1句(火消、つづれ?)
名誉主宰---欠席
「特選句への秘訣シリーズ7」---「シリーズ6」と以来、ぶれはなさそうである。
伝わる俳句を目指すとのことかどうかは不明。
だが、特選句に対しての的確な講評が朗々となされた。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 主宰より櫟まつり参加への感謝の意の表明
B 事務局連絡
1.文県民文化祭への参加案内
①日時 11月8日(土)13時-16時。
②投句締切 12時50分 (当日句は当期雑詠1句)
③会場 ひめぎんホール
④講演者と講演内容 「放送と俳句」 NHKアナウンサー板倉卓人氏
2.同人懇話会----平成26年12月1日(月) メルパルクにて。
文責・写真提供 管理人
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平成26年9月14日 例会報告
水浸しの日々から打って変わって、今日は秋晴れの一日であった。
参加者は42名、そのうち欠席投句1名。
参加者のうちの8名は例会初参加者。
久米句会から大挙しての参加や、23歳の若者の初参加、
遠路は広島からの会員の参加も加わって、会議室ははちきれそうな例会となった。
「主宰挨拶」
1.櫟まつり参加者が160名超えそうな勢いであることに感謝。
2.冨澤赤黄男俳句大会への投句呼びかけ。
3.本例会への初参加者への期待
「編集長からの連絡」
1.県民文化祭への投句呼びかけ。
①日時 11月8日(土)13時-16時。
②投句締切 12時50分
③会場 ひめぎんホール
④講演者と講演内容 「放送と俳句」 NHKアナウンサー板倉卓人氏
2.「櫟まつり」のどんぐりトーナメントへの協力依頼。
①参加方法 当日受付で短冊を受け取り、与えられるお題で
俳句を作り、昼までに投句箱に入れる。
「例会の特選7句」
1.流灯の影を揺らして流れけり
2.鉄棒に三つの高さ鰯雲
3.死の近くあらばしづかや桐一葉
4.銀杏の落ちてきさうな胸さはぎ
5.雁渡し白布の上の刀子錆び
6.百歳はさびしきものや吾亦紅
7.鬼の子の揺れて空き家のまた増ゆる
例会風景
文責・写真提供 櫟俳句会 編集長 「1部改編」
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平成26年7月13日(日)例会報告
市民会館句会場からの風景
本日は梅雨晴間で市民会館に於ける例会となった。
完全な晴とはいかず、やはり梅雨の感は否めず。
管理人は久しぶりの例会参加となった。
しかし、個人的に体調を崩し、やや滅入っているところ。
例会そのものは、初参加者もおられて39名の参加者であり、
例会としては多い方であろう。
投句内容は千差万別で、いろんな人がていて、いろんなことを思っているのだと
改めて、例会に参加しての管理人の感想。
本日の特選句の季語
主宰---水中花、納涼、朴の花、夾竹桃、あめんぼう、夜釣り
名誉主宰---欠席
「特選句への秘訣シリーズ7」---「シリーズ6」と替わらず、ぶれはなさそうである。
1.主宰---- 俳句の基本中の基本の確認。切れ、リズムなど。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
2014.8月---松山コミュニテイセンター
2014.9月---松山市民会館
2014.10月---松山コミュニテイセンター
2014.11月---松山市民会館
2014.12月---未定
B 本部にて「コスモス」の俳句の募集中
締め切り 2014.7.20
投句先 主宰まで
投句方法 電話、ファックス、メールのいずれも可。
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平成26年6月7日(土)例会報告
梅雨入り以来あちこちで大雨になっていたが、
城山公園はきょう午後からは日差しが戻って来ていた。
お濠のコハクチョウが生まれてちょうど1ヶ月になる。
親鳥に添って泳ぐかわいい姿が見られた。順調に育っているようだ。
例会の出席者は33名(ほかに欠席投句3名)とやや少なめだったが、
今月は開催日が土曜日に変更になったことも影響しているかもしれない。
投句には,やはり梅雨、蛍、紫陽花の季語が散見された。
名誉主宰、副主宰は欠席された。
◎特選句の季語
ラムネ、万緑、蚕豆、燕、山蟻、かはほり、蝸牛
◎主宰の選評から
ありふれた景でも材料の組合せ方で人に伝わるし、
材料に合わせた柔らかい表現にすることによっても人に伝わる句ができる。
材料を大胆につかみ取ったり、力強い思いきった表現はもちろんいい句を生むが、
誰にでも伝わる句というのも見逃せない。
特選句には,よく見ているなと納得できる句や、
捉え方が独特だったり大胆だったりする句などが選ばれた。
◎連絡事項
1、 来年のカレンダー(俳人協会、1部1000円)を販売。希望者は
各句会幹事を通じて7月例会までに申し込むこと。
2、第30回富澤赤黄男顕彰俳句大会作品募集について
プレゼント企画もあるのでぜひ応募を。例会席上で応募要項が配布
されたが、後日また句会などで通知。
3、10月5日の櫟まつりには「NHK俳句」でもお馴染みの櫂未知子さん
を招待。ぜひ多数の会員の参加をお願いする。
4、6月22日の西条吟行会参加者は各自の集合場所を確認のうえ参加
のこと。
写真提供および文責 岡本士郎さん
お濠のコハクチョウ
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1.平成26年4月13日(日)例会報告
本日は久しぶりの市民会館に於ける例会となった。
桜の花は朝からの雨でほぼ桜蘂降る状態。
遠景の松山城も雨でかすんでいた。
今回の参加者は42名(欠席投句2名)といつもよりはやや増といったところ。
投句は桜関連の句が大勢を占めた。
本日の特選句の季語
主宰---初桜、桜、春の芝、花吹雪、春夕焼、あたたか、鹿尾菜刈
名誉主宰---欠席
「特選句への秘訣シリーズ6」
1.主宰---- 俳句の基本中の基本の確認。切れ、リズムなど。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
2014.5.11---松山市民会館
2014.6.**---松山市民会館
B その他
特になし
松山城遠景
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1.平成26年3月9日(日)例会報告
本日は昨日の名誉主宰の慰労会と新主宰の祝賀会に引き続いての
句会となった。昨日の会場は道後の「ふなや」。
「ふなや」の入り口には夏目漱石の句碑があったことは、前日に報告した。
「はじめてのふなや泊りをしぐれけ里」とあった。
漱石と子規が会う約束したところで、漱石が待ちぼうけとなったとき
の俳句と知らされた。
奇しくも、昨日は江崎新主宰が名誉主宰に待ちぼうけを食らった格好
となり、なにかしら感慨にふけることしきりであった。
本日の例会も名誉主宰は体調不良につき、欠席となった。
体調の早期の回復を願うところである。
句会会場はコミュニテイセンター。来月からは松山市民会館での開催と
事務局から連絡があった。
参加者は昨日よりの他県からの参加者があり、41名(欠席投句6名)と
いつもよりはやや増といったところ。
事務局から回覧が回っていたが、読破する時間がなく内容は定かではない。
櫟俳句会の結束は固いと確信させる内容であったらしかった―――――。
本日の特選句の季語
主宰---ものの芽、春雨、曲水、東風、ふらここ、風光る、春めく
「特選句への秘訣 新シリーズ第一弾」
1.シンプルがベスト
2.花鳥諷詠もよし
3.自分自身を句の中に投影できればベスト
などなど、多作他捨も一興。
以上の内容は櫟俳句会を貫く作句の心髄の一端といったところ。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
今後の例会の予定
2014.4.13---松山市民会館
(写真の説明)
昨日の祝賀会と慰労会会場の一コマ。
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1.平成26年2月9日(日)例会報告
本日は昨日の寒波襲来による雪はさり,市内では朝から愛媛マラソンが始まった。
句会会場は文教会館。さしてみるべき光景はなかった。
参加者は40名といつもよりはやや増といったところ。
投句は昨日の雪がらみのものが大勢を占めた。
本日の特選句の季語
主宰---雪,蕗の薹,蝌蚪の紐,豆を撒く,若布
名誉主宰---蕗の薹,寒梅,雪,追儺,若布,牡丹雪,たらの芽,下萌え
「特選句への秘訣シリーズ6」
1.主宰----特筆なし
2.名誉主宰----特筆なし
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
2014.3.9---松山コミュニテイセンター
2014.4.13---松山市民会館
B 松山句会の案内
2月から第2金曜日に開催。雑誌の「俳句」の研究を含む句会
有志を募集中とのこと。
C 2月23日の吟行句会について
吟行地は石手寺,句会場は子規記念館。
D 3月8日はふなやにて祝賀会の案内
(写真の説明)
句会会場の文教会館。
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1.平成26年1月12日(日)例会報告
本日は1月12日。曇り時々雨。昼からはほぼ晴れ。
新主宰 江崎紀和子氏にとっても記念すべき新春初句会。
一瞬,緊張感らしきものが会場のコミュニテイーセンターを覆った。
管理人はやや風邪気味での体調不良での参加となった。
参加者は39名とほぼ通常通りのものであった。
司会の武田 正氏から新役員の紹介とともに句会の新役員の簡単な挨拶があった。
阪本謙二 名誉主宰からは「ぬえ」のごとくに生きたい,
江崎紀和子 新主宰からは「皆様の力添えで勧めたい」との内容の話であった。
この後,初句会スタートと相成った。
句会の閉めは新主宰,名誉主宰からの特選句の講評。
時代の流れの一コマ。興味深く鑑賞させて頂いた。
いずれも,遠慮無しの独自の選句で参加者からは多いに賞賛の声があがった。
今後の櫟句会の新しい発展と新風が巻き起こることが予感され,
また期待される華やかな新春初句会であった。
本日の特選句の季語
新主宰---冬の川,雪の夜,懐手,初恵比寿,冬菜畑
名誉主宰---松過ぎ,去年今年,春隣,裸木,冬菜畑
「特選句への秘訣シリーズ6」
1.新主宰----変幻自在の講評。
2.名誉主宰----ものをよく見て,特徴を丁寧に表現する。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
2014.2.9---文教会館
2014.3.9---松山コミュニテイセンター
2014.4.13---松山市民会館
B 黒門句会の運用について
1.昼の部---第一金曜日
2.夜の部---第2木曜日
C 松山文化協会からの報告
池川紀子氏より案内があった。文化協会の会員カードの配付と
3月2日に「松山散歩」の開催の案内。参加は自由。有料とのこと。
(写真の説明)
句会会場からの1風景。ことも達がたくさん参加していた。
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1.平成25年12月8日(日)例会報告
本日は十二月八日。晴れ。十二月八日がらみの句が多数みられた。
さすがと言うべきか---
句会の出席者は34名と今回も少数での句会。本部からも同人の積極的な参加と
自覚を促すコメントがあった。---毎回のことで,やや食傷気味。
会場は松山市のコミュニテイセンター。新主宰は欠席での句会となった。
本日の特選句の季語 着ぶくれて,柚子,亥の子,霜柱,葱,冬,餅
「特選句への秘訣シリーズ5のまま」
1.特になし
阪本謙二主宰の話
1.同人句会の話とほぼ同じ。
今までの自分の句をまとめて,一冊の自分のためだけの句集を作る。
1000句位あれば1/3位にまとめる。
この作業により,自分の目指す道や俳句の傾向がつかめて,次の一歩に繋がる。
この労を惜しんではならない。等々
2.ホームグラウンドを飛びだす位の句を作り,できるだけ自分の見方を通すことが大事。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
2014.1.12---松山コミュニテイセンター
2014.2.9---文教会館
2014.3.9---松山コミュニテイセンター
2014.4.13---松山市民会館
B 黒門句会の運用について
昼の部と夜の部を分割運用
昼は吟行,夜は袋回しを中心とする。
1.昼の部---第一金曜日
2.夜の部---第2木曜日
C 松山句会への参加依頼
同人も積極的に参加して欲しいとのことであった。
(写真の説明)
句会会場からは特にみるへきものがなかったので
見奈良の一風景を掲載することにした。
かっては競馬で活躍した馬。現在は静養中とのことであった。
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1.平成25年11月10日(日)例会報告
本日は曇天で時折,雨模様の例会となった。
句会の出席者は36名(欠席投句3名)と今回も少数での句会。
会場は松山市のコミュニテイセンター。雨模様とあって例会への出足は今一。
会員の例会への参加意識の昂揚を期待したいところ。
本日の特選句の季語 初冬,柿すだれ,立冬,冬桜,紅葉灯り,木の実降る,初時雨
「特選句への秘訣シリーズ5」
1.**がよい。
2.****は控える。楽しいことは******,悲しいことは******よい。
******季語と結びつけない。
3.********************************を向けるかが大事。
4.言い過ぎないこと。
5.自分が**********を使って表現する。
**********が特選句への別れ道。
-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
12月8(日)---松山コミュニテイセンター
2014.1.12---松山コミュニテイセンター
2014.2.9---文教会館
2014.3.9---松山コミュニテイセンター
2014.4.13---松山市民会館
B 例会の会場の予約責任者の変更
岡本士郎氏が武田 正氏から引き継ぐ運びとなった。
なお,各句会の幹事,および例会の幹事は今まで通りで変更なし。
C 訃報---蒼也知見氏が10月31日に逝去。
例会参加者全員で黙祷を捧げた。
蒼也知見氏はインターネットからの初めての入会者であり,管理人も心が痛む。
心より冥福をお祈りいたします。
下記に櫟会誌10月号と11月号から蒼也知見氏の句を掲載して哀悼を表したい。
合掌。
10月号より
「お揃ひの帯で出かける夜店かな」
「蓮の花赤子のやうに開きけり」
「揚花火檜舞台は空一枚」
「包む手をとほりぬけたる蛍かな」
11月号より
「千年の杉蝉声の一途なり」
「釣り船のしずかに揺るる夕涼み」
「花氷襟足しろき女過ぐ」
「川底に自転車沈む大旱」
D 「俳句界」11月号の俳句手帳に松田かをり氏が句が掲載された。
他の会員の奮起も期待したいところ。
写真は会場からの風景---外は曇り空で部屋の蛍光灯が窓に映り込み,少し寂しさを感じさせた。
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1.平成25年10月13日(日)例会報告
本日は快晴。体育の日の前日の句会となった。
各所で秋祭の最中とのことで,句会の出席者は34名(欠席投句4名)と今回も少数での句会。
会場は松山市のコムズ。年に一回の櫟祭も無事に終えた安堵感からか,
やや活気にかけるようにも思えた。
例会に先立って,櫟ホームページの命名者への感謝の品が事務局より,
贈呈された。
わんちゃんの名は「くーちゃん」と命名された。
本日の特選句の季語 秋高し,体育の日,零余子飯,天高し,間引菜(2),今年米
「特選句への秘訣シリーズ5」
今回は特になし。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
11月10(日)---松山コミュニテイセンター
B わんちゃんの名は「くーちゃん」と命名された
C 10月27日は西条で吟行句会
D くぬぎ雑誌の発刊日はホームページにて記載予定。(今回の発送の遅れのお詫びが事務局からあった)
写真は近隣の美術館の看板-----浮世絵展が開催されている。
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1.平成25年9月8日(日)例会報告
本日は雨の予報で心配されたが,やや曇りがちの天気であった。
管理人は詩吟大会との掛け持ちで,やや多忙のひと日となった。
句会の出席者は39名(欠席投句3名)と今回も少数での句会。
会場は松山市のコムズ。
特に代わり映えのしない句会であつた。
主宰の髭がまた,生えだした。気に入っている様子である。
本日の特選句の季語 秋の夜,秋,桐,キリギリス,ししうど,鶏頭,霧
「特選句への秘訣シリーズ4」
1.○○をよく○○,○○,○○を活かす。○○をキチンと使う。
2.○○を○○に置くと落ち着きがよい。
3.○○○○○○はさける。
いずれも王道。
-(極秘事項につき他言無用)。
(○)については管理者までお問い合わせ下さい。
但し,極秘事項につきご教示出来ない場合もあります)
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
10月13日(日)---コムズ
B くぬぎホームページで愛犬の名前のの投票で第一次選考。
第二次選考は執行部で決定の運びとなった。
C くぬぎ祭への参加者は幹事に早めに連絡すること。
現在は165名。200人は参加して欲しいとのこと。
写真は会場コムズからの風景
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1.25年8月11日(日)例会報告
会場のモニュメント---「この街で」が書かれている。
この街で 生まれ この街で 育ち
この街で 出会いました あなたと この街で
(中略)
いつまでも 好きなあなたと
歩いて ゆきたい
本日は夏本番で35度越えの日々がつづいている中での例会となった。
さすがに参加者は30名(欠席投句3名)と少数での句会。
会場は松山市コミュニテイセンター第1,2会議室。
会場の1階のモニュメント(上の写真)にも,夏休みにも拘わらず人の気配はあまり感じられなかった。
管理者も汗だくで,この記事を作成している。(ちなみにクーラー設備はない)
本日の特選句の季語 三伏,残暑,八月一五日,蝉時雨,涼し,百合の花,熊蝉
「特選句への秘訣シリーズ3」
1.○○な○○を取り上げる。○○○が○○ことは言わない。
2.○○○○○に引っかかった物を○○する
3.○○○○○○○○は使わない。---「○○***」などの○○○○○○○は
さけて,平易に表現を用いる。
4.同じ○○(○○○○○○○○)で一気に300-1000句とつくる練習をする。
これにより,自分の○○○○○が○○○○○いく。
5.類そう,類句には手を付けない。
-(極秘事項につき他言無用)。
(○)については管理者までお問い合わせ下さい。
但し,極秘事項につきご教示出来ない場合もあります)
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
9月8日(日)---コムズ
B くぬぎホームページで愛犬の名前は9月8日の例会時に参加者の投票で
第一次選考。第二次選考は執行部で決定の運びとなった。
C くぬぎ祭への参加者は幹事に早めに連絡すること。
D くぬぎ祭の特別作品は75編があつまった。
E 第6回 一茶・山頭火俳句大会
投句期間 平成25年7月1日~9月1日
応募料 1組につき1000円。
応募方法 所定の用紙を使用
応募先 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-1-3 本行寺
一茶・山頭火俳句大会 係 03-3821-4458
俳句大会 平成25年10月13日
会場 松山市子規記念館
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1.25年7月14日(日)例会報告
本日は梅雨明けて,夏本番といったところ。
会場は松山市コミュニテイセンター第4,5会議室。
会場の1階にあるプールも,夏本番を告げていた。
参加者は31名(欠席投句6名)と夏本番の酷暑の割には多くの参加者。
欠席投句もあり,まずまずと云った句会であった。
また,句材も夏を通り過ぎて,秋の季語も散見される多彩な句会であった。
一方,主宰は風邪気味で体調不良とのことで,口ひげを貯えておられたのは印象的であった。
御身大切にと,会員一同が願うところである。
本日の特選句の季語 青柳,半夏,星迎へ,草刈り,梅雨,今年竹,雲の峰
「特選句への秘訣シリーズ2」
今回も俳句道の常道で,写実を重視。よく見て,見抜く力を養うこと。夏にしか見えない物を見抜く,
見逃さないこと,であった。-(極秘事項につき他言無用)。
1.連絡事項
A 今後の例会の予定
8月11日(日)---コミュニテイーセンター
B くぬぎホームページで愛犬の名前を募集の締め切りは7月31日
投稿をお忘れなく!!!!!!
C 第6回 一茶・山頭火俳句大会 作品募集案内
投句期間 平成25年7月1日~9月1日
応募料 1組につき1000円。
応募方法 所定の用紙を使用
応募先 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-1-3 本行寺
一茶・山頭火俳句大会 係 03-3821-4458
俳句大会 平成25年10月13日
会場 松山市子規記念館
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1.25年6月8日(土)例会報告
本日は梅雨晴間といったところ。しかし,雲多き日であった。
会場は松山市コミュニテイセンター第2会議室。
参加者は35名(欠席投句3名)とやや寂しい句会となった。
しかし,くぬぎふれあいの旅の余韻が感じられる句会で,屋島絡みの俳句が散見された。
管理者は新境地で臨んだが,会員諸氏からの理解を得ることは叶わず,
好成績とまではいかなかった。
次回の奮起が期待されるところ。
本日の特選句の季語 薫風,代田,小判草,時鳥,桐の花,薄暑,青嵐。
「特選句の秘訣シリーズ1」
なるべく下手に作る。上手に作ると嘘になる。言葉は少なく,形容詞,形容動詞は極力控える。
-(極秘事項につき他言無用)。
2.連絡事項
A 今後の例会の予定
6月9日(日)---俳句協会例会
6月23日(日)----内子界隈の吟行
7月14日(例会)---松山市コミュニテイーセンター
B くぬぎホームページで愛犬の名前を募集中。
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1.25年5月12日(日)例会報告
本日は昨日の雨催いと打って変わって,快晴。夏本番といった熱気であった。
会場は前回と同様に松山市三番町のコムズ。
参加者は39名(欠席投句2名)と前回よりもややすくなかったが,まずまずの盛況と言えよう。
例会会場の近くの美術館では特撮博物館と称して,6月23日まで会が催されており,
松山城は青葉若葉のせめぎ合いが見られた。
本日の特選句の季語 春惜しむ,水鶏,桐の花,ホトトギス,夏立つや,花の雨,牡丹でした。
「本日の選句ポイント」
選句のポイントは基本中の基本で季語をよく勉強すること。
感情は季語に語らせ,季語の感覚は現場で確認すべし---とか-(極秘事項につき他言無用)。
2.連絡事項
A 今後の例会の予定
6月8日(土)---松山コミュニテイセンター 土曜日に付き,注意して下さい。
6月9日(日)---俳句協会例会
B くぬぎホームページの検索は五万件を突破。会員諸氏の日々のアクセスをさらにお願いしたい。
キーワードは「俳句」および「俳句会」の2語彙で可。
C くぬぎホームページで愛犬の名前を募集中。
命名者には主宰から色紙と副賞が贈呈される。
当選発表は「櫟まつり」の当日に発表されるとのこと。
どしどし,参加して下さい。
D くぬぎふれあいの旅は「屋島方面」 5月25日~5月26日
E 4月はくぬぎホームページから4名の入会者があったと事務局連絡。
内訳---男性2名と女性2名
会場のコムズ 松山城
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1.25年4月14日(日)例会報告
本日の会場は松山市三番町のコムズ。
管理人は早朝にでかけたにも拘わらず,当会場の駐車場に車を止めることは
できず,がっかりさせられた。あまりにも駐車場が狭すぎる。
一考を要して欲しいところである。
参加者は42名(欠席投句7名)と前回よりも盛況で少し,活気のある句会であった。
例会会場の近くの美術館では特撮博物館と称して,会が催されていた。
なかなかの見応えのあるものであった。
本日の特選句の季語 春昼,若楓,花筵,植木植う,山桜,等々でした。
選句のポイントはおしゃべりをしないこととか---(極秘事項につき他言無用)。
2.連絡事項
A 今後の例会の予定
5月12日(日)---松山市男女共同参画推進センターの愛称は「コムズ」
コムズ会議室 3+5
6月8日(土)---松山コミュニテイセンター 土曜日に付き,注意して下さい。
6月9日(日)---俳句協会例会
B くぬぎホームページの検索は五万件を突破した安心感からか,最近は日に20件と低迷気味。
会員諸氏の奮起を期待したいところ。
C 蒼井知見氏が装幀のホームページ立ち上げたとのこと。大いに利用して欲しいとのことであった。
下記は美術館の特撮博物館の一コマ。
特撮用のミニチュア版
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1.25年3月10日(日)例会報告
本日は松山地方は霾曇り,午後からは一転してほぼ晴れとなった。
PM2.5も一休みといったところか---。
参加者は39名(欠席投句2名)のやや寂しい初句会であった。
主宰および例会の責任者より40名以上の参加者が望まれた。
このことは,前回の例会においても指摘されたところ。
欠席者に苦言を呈しても意味なきと思われるが,殻斗,同人,誌友の一層の自覚が
望まれている。
例会会場の隣の美術館では手塚治虫展が開催されていた。
また,城山では例会の終わる頃には,3.11の慰霊祭の準備と思われる万灯会の準備が
着々と進められていた。 合掌
本日の特選句の季語 卒業(3句),糸柳,春隣,霾曇り,初燕でした。
選句のポイントは季語が効いた句,さらに何かを予感させる句が
選ばれたようである(極秘事項,他言無用)。
2.連絡事項
A 今後の例会の予定
4月14日(日)---松山市男女共同参画推進センターの愛称は「コムズ」
コムズ会議室 3+5
5月12日(日)---コムズ会議室 2+5
6月8日(土)---松山コミュニテイセンター
6月9日(日)---俳句協会例会
B くぬぎホームページは「俳句」のキーワードでも6位~15位と高位置にあがってきた。
もちろん「俳句会」のキーワードでは5つの検索サイトで一位を独走中。
C 右城暮石俳句大会には奮って参加してください。---4月7日の予定
D 初学講座へ新規会員を紹介して欲しいと本部の依頼---詳細は「櫟」3月号参照-ページ13
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1.25年2月10日(日)例会報告
立春も過ぎたのに寒い一日だった。例会は愛媛文京会館で行われ、45名出席した。
そのうち、東広島から5名、京都から1名の参加者があった。
遠方からの句友の句は高得点句が多かった。
特選8句は、冬の季語「山眠る」「霜柱」「白菜」「白息」を使った句、
春の季語「菜の花」「野水仙」を使った句だった。
報告事項
1.2月11日松山市民俳句大会が子規記念博物館4階10:00~15:00で開かれる。
長谷川櫂氏の講演がある。
演題は「俳句は世界遺産」。入場無料。
2.2月24日(日) 2月吟行会 松山市民会館13:00~
3.3月10日(日)3月例会 松山市民会館会議室13:00~
報告および文責 HP副管理人 杉山 望 氏
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PS
HP管理人は2月9日~2月11日の大阪における学会に参加するために,
例会への参加は不能であった。そこで,記事は杉山 望 氏にお願いした。
その学会はHP管理人にとって最後の学会参加との認識から,感慨深いものがあった。
約35年間におよぶ活動の終止符を打ったことになる。
後は後任の役員諸氏の活躍に期待したい。
下記の写真は帰路での唯一のもの。今回は何故か,シャッターを押すことが
珍しく無かった。原因は不明であるが,次のステップを目指しているのかも知れない。
---下記写真のひかりレールスターは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が山陽新幹線の新大阪駅 -
博多駅間で運行する「ひかり」の一種の車両および列車愛称である。
管理人が岡山駅で見かけたものであった---
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1.25年1月13日(日)例会報告
本日は松山地方は曇り,午後からはやや小雨中でのくぬぎ俳句会例会の初句会。
参加者は37名(欠席投句3名)のやや寂しい初句会であった。
この影響もあり,事務局長の武田 正さん および 主宰より,苦言あり。
苦言内容は新同人,同人,殻斗同人のいずれの諸氏も俳句会運営に積極的になって欲しいとのこと。
その実際行動の依頼としては,例会,各地区会,吟行には進んで参加して欲しいとのこと。
また,会員が減少傾向に有るので,殻斗同人は先頭切って会の運営に当たって欲しいとのこと。
主宰からも,古い会に新規の入会者をいれるのではなく,
全く新しい会を育てて欲しいとの要望がなされた。
例会会場の隣の美術館では文人画名品展が開催されていた。
特選句の季語 茎漬け,冬木,笹鳴き,初夢,花の冷え,狐火,久女の忌でした。
2.連絡事項
A 次回は2月10日(日) 道後の文教会館,3月は市民会館,4月以降はコミュニテイセンターの開催予定。
B 例会は権威が高い句会なので,どしどし参加者されたしとのコメント。
C くぬぎホームページは「俳句」のキーワードでも6位~20位と高位置にあがってきた。
もちろん「俳句会」のキーワードでは5つの検索サイトで一位を独走中。
D 作句のワンポイントレッスン---特になし 情景描写が特選句となった---極秘事項(口外無用)
E 1月30日は賀詞交換会---奮って参加してください。----詳細は不明です。
F 右城暮石俳句大会の募集締め切りは1月31日締め切り。奮って投稿して下さい。
投句用紙は不明----事務局担当か???????
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1.24年12月9日(日)例会報告
本日は漱石忌。昨日は開戦日。これらに因んだ句が散見。
残念ながら,漱石忌の句は無かった。管理人も作成したが,
名句とまでは受け入れて貰えなかったのは至極残念。
本例会は新人も参加して総勢40名の例会と前回と同程度の参加者であつた。
今回は管理人のカメラの故障で写真はお休みさせて頂きました。
例会場の隣の美術館ではマリーアントワネット物語展が開催されていた。
特選句の季語 冬座敷,寒日和,隙間風,山眠る,鵙の贄,返り花,時雨でした。
2.連絡事項
A 次回は1月13日(日) 市民会館
B 例会は権威が高い句会なので,どしどし参加者されたしとのコメント。
C くぬぎホームページは「俳句」のキーワードでも10位~30位と高位置にあがってきた。
もちろん「俳句会」のキーワードでは5つの検索サイトで一位を独走中。
HPのスライドショーは是非,ご鑑賞をとHP副管理人の武田氏より報告があった。
D 俳句協会の俳句会副大賞に池川紀子氏,入選に井門忠士氏が選出されたと本部より報告あり。
7万句あまりの中からの選とのことであった。
E 作句のワンポイントレッスン---情に流されず,景で収めるなどの秘策の伝授。---極秘事項(口外無用)
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1.24年11月(土)例会報告
立冬もすぎましたが、まだあちこちに秋の気配が残る暖かい一日でした。
広島から新人も参加して総勢40名の例会となりました。
特選句の季語 木の実、末枯、草紅葉、紅葉、秀麗、鰯雲、豆稲架 でした。
2.連絡事項
A 次回は12月9日(日) 市民会館
B 明日11月11日 県文化祭俳句大会に是非ご参加下さい。
C 12月2日(日) 同人・句会幹事懇話会 ピュアフル松山にて
10時から開催します。
椅子とテーブルでJR松山駅から徒歩で5分です。公共機関を利用して
来て下さい。
文責 HP副レポーター 矢田 氏
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24年10月14日(日)例会報告
本日は秋本番といったところ。城山では物産展が開催され,
城山もやや色づき始めた。美術館では,20世紀の巨匠展が開催。
句会の参加者は37名とほぼいつも通り。
ガテマラから帰国の杉山氏と初参加2名を交えての和やかな句会。
城山からは物産展の賑やかに声や音楽が聞こえてきた。
連絡事項
事務局より
1、松山市民会館が、来年4月から1年間改装工事のために休館。
よって、その期間の本部主催の句会は、コミュニテイセンターを中心に、
コムズ等を併用して開催する。
2.平成24年11月11日に愛媛県総合文化祭が開催。
愛媛県俳句協会主催の俳句大会はひめぎんホール 真珠の間にて開催。
当日句1句投句。表彰等あり。時間は13時~16時。
たくさん参加して下さいとの連絡。
3.11月例会開催日 11月10日(土)
4.ホームページを会員獲得に大いに利用して下さいとのこと。
(Twitterは当分の間,中止予定)
「特選句の季語」
夜長,秋落輝,水澄めり,籾殻,秋冷,鰯雲,蚯蚓鳴く
文責 ホームページ管理人 KS
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24年9月9日(日)例会報告
盛夏並みのうだるような残暑のなか9月例会に36名の精鋭が参加した。
折悪しく、安来節の大会と重なり会場は、窓のない1階会議室。
熱気に溢れ、むんむん。 句会は順調に進み阪本謙二主宰の特選句の講評を
もって、無事終了した。
連絡事項
阪本 謙二 主宰より
1、松山市民会館が、来年4月から1年間改装工事のために休館。
よって、その期間の本部主催の句会は、愛媛県社会福祉会館を中心に、
コムズを併用して開催する。
江崎紀和子副主宰より
10月7日の檪まつりの留意事項
ひとりでも多くの人の参加を!
9月20日までに出席者の報告を!
事務局より
11月11日(日)の「県民総合文化祭・俳句大会」への参加要請。
それに伴う11月例会の開催日変更連絡
11月例会開催日 11月10日(土)
「特選句の季語」
蟻地獄・門火・残暑・松手入・花野・鬼の子・墓洗ふ
文責 ホームページ副管理人 武田 正
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24年8月12日(日)例会報告
8月の例会はいつもの市民会館で1時から開催。
折しも,松山は松山祭りの最終日。
本日の天気は曇り時々晴。
夏休みとあって,句会の終わる頃には,城山公園では
イベントや出店ブースがあり,子供連れの家族で賑わっていた。
本日の参加者はやや少なめの25名。
少し,寂しい句会であった。
1、連絡事項---事務局より
(1) 武田 正さんより,9月,10月,11月の例会案内。
11月は県民文化祭(11月11日(日))があるので
11月10日(土)に変更して開催するとの報告
県民文化祭へも奮って参加が要望された。
(2) 櫟HPにTwitterが導入されたので,多いに活用しましょうとの案内あり。
(本日の参加者でTwitter経験者は2名。)
お孫さんにでも見て貰いましょうとのこと。
(3) 8月26日の今治吟行句会についての案内あり。今治城が中心。
(4) 10月の例会は市民会館の第4会議室にて。間違えないように。
(5)櫟会誌に主宰の決意が表明されているので,必ず精読して欲しいとのこと。
2、本日の特選句の季語---櫟句集10月号にて確定予定(2012.10.1)
向日葵---------見つめ-- (石丸),
紙魚の書--------読み切れず (近藤),
芋虫-----------あかるき日 (和泉),
注連縄------------大夏樹 (西村),
手を放れ---------傾ぎけり (中川),
八月-----------つかいけり (江崎)
休耕田----------長け揃ふ (稲積)
管理者の一句
「デパートに脇目も振らず日焼けの子」 当日句(2012.8.12)
2012.8.12
8月12日 撮影 城山と松山祭り会場風景
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24年7月8日(日)例会報告
(平成24年7月8日(日) 5月13日例会の特選句の完全版の報告(平成24年7月1日確定)は下記参照)
7月の例会はいつもの市民会館で1時から開催。
本日は曇り時々晴。午前は曇りであったが,句会の終了の4時ころには快晴といったところ。
まさに梅雨晴間であった。
愛媛美術館ではヴェネツィア展とジェイムズ・アンソール展が同時に開催中であった。
本日の参加者は広島から西村 淑さんの参加もあり35名,欠席投句2名で開催された。
1、連絡事項---事務局より
(1) 例会の出席者が少ないので,誘い合わせて参加して欲しいと事務局からの要望。
少なくとも,常時40人以上の参加が欲しいと事務局よりの連絡。
(2) 松山句会(松山地区会,市民会館,第2金曜,13時~)には主宰も出席されているので,
積極的に参加して欲しいとの要望。今までは誌友の方が対象であったが,
同人も積極的に参加を重ねて希望された。
(3) 7月22日の今治吟行句会についての案内あり。バス2台で吟行と本部も気合い十分。
(4) 9月9日の例会は市民会館の第1会議室にて,
10月の例会は市民会館の第4会議室にて。間違えないように。
(5)櫟会誌に主宰の決意が表明されているので,必ず精読して欲しいとのこと。
2、本日の特選句の季語---櫟句集9月号にて確定予定(2012.9.1)
爺さんの---------蚊遣り (櫛部),
大汗-----------拭ひけり(松本),
朴の花-----------太く(池川),
蛇------------腰浮かす(金澤),
ねずみもち--------新しき道(西村ス),
二人とも---------白日傘(中尾)
寝返り-----涼しき-----(行本)
管理者の一句
「左手にビール右手にキーボード」 書斎にて(2012.7.8)
2012.7.8
7月8日 撮影 城山と美術館の行事とジェイムズ・アンソールのミニ情報。
ジェイムズ・アンソール(James Ensor)
ベルギーの画家、版画家。オーステンド(ベルギー)生。1860年4月13日~1949年11月19日。
モチーフ
亡霊、仮面、骸骨(がいこつ)、怪物といった幻想的な形姿をモチーフとし、それらを鮮やかな色彩と
大胆なデフォルメによって形象化した作品で知られる。
代表作
1.『キリストのブリュッセル入市』
2.『仮面の中の自画像』
群衆の底知れぬエネルギーと自我の孤絶感とが20世紀を先取りする
感覚で厭世(えんせい)的に表現されている。
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24年6月9日(土)例会報告
6月の例会はいつもの市民会館で1時から開催。
本日は曇り時々晴。梅雨入りした愛媛県下。
例会は重川雄才さんが,ご逝去とあって,やや寂しげな句会とはなった。
ご冥福をお祈り申し上げます。
愛媛美術館ではヴェネツィア展が開催中であった。
本日の参加者は広島から西村 淑さんの参加もあり33名,欠席投句3名で開催された。
1、連絡事項
(1) 例会の出席者が少ないので,誘い合わせて参加して欲しいと事務局からの要望。
(2) 本部句会(松山地区会,市民会館,第2金曜,13時~)には主宰も出席されているので,
積極的に参加して欲しいとの要望。
(3) 6月24日の吟行句会についての案内あり。
(4) 事務局より,9月9日の例会は市民会館の第3会議室にて,間違えないように。
2、本日の特選句の季語---櫟句集8月号にて確定予定(2012.8.1)
溝浚ひ-------流れけり (松本),
たっぷりと-------花菖蒲(中川),
新ジャガ--------茹であがる(西村),
接岸------薔薇深紅(中山),
麦秋-------逝かれけり(赤穂),
***蛍-------這ひにけり(行本)
父の-----なりけり(宍野)
管理者の一句
「星空の中に忘れて来しほたる」
6月9日 撮影 美術館の行事と市民会館からみた栴檀とクルリン。
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24年5月13日(日)例会報告
5月の例会は道後温泉近くの愛媛県総合福祉会館で1時から開催。
管理人は11時に会場に到着したが,駐車場は満杯。
いつも駐車場の確保には手を焼いている。
今日も高額の駐車料金を支払うことになった。
会場では福祉関係のセミナーが行われていたのもその原因の一つと考えられる。
中にはいつもの市民会館と間違えた会員もいたが,37名の出席(欠席投句3名)と
まずまずの例会であった。
折しも,本日は「母の日」。母の日に関するユニークな句が披露され,
楽しい句会となった。
1、連絡事項
(1) 武田 正さんの句集「私語」が㈱東京四季出版から出版された。
購入希望者は事務局に連絡して下さい。定価 2,700円
(2) 6月の例会日は6月9日(土曜日)なので,間違えないようにとの連絡あり。
6月10日(日)が松山市俳句協会の総会のための処置。
(3) 特別作品について
言い回しで作らず,すらりと言うようにして
あまり,凝らないことに心がけるのが良いとのアドバイス
「上手は下手なり」とのこと。
(4) ふれあいの旅の詳細な案内がなされた。
参加者は57名。目的地は小豆島。
2、本日の特選句の季語---櫟句集7月号にて確定予定(2012.7.1)
空襲を知らぬ世代や溝浚ふ (武田 桂二),
葉桜の雫の残る供養塔 (白石 美子),
春暮るる窯場にのこる篆字辞書(中山 麻子),
窓のなき能面蔵や竹落葉 (池田 郁子),
母の指太く短し夏みかん (坂本 公子),
返却口に本をずらす麦の秋 (金澤 浩子),
老鴬や男盛りの喉仏 (宍野 宏治)
管理者の一句
「良妻も愚妻も母の日なりけり」
5月13日 撮影 福祉会館のモニュメントとカーネーション
*****「心和気平」の意味*****
出典---菜根譚(下記の注を参照)
「心和(わ)し気(き)平らかなる者は、
百福(ひゃくふく)自(おのずか)ら集まる。」
(原文)は心和気平者、百福自集。
「大意」
心が和やかで、平静であれば、
たくさんの幸せがたくさんやって来る。
しかしながら、和やかな心、
平静な心を達成するのは、
なかなか難しいものである。
(注 菜根譚)
菜根譚(さいこんたん)は、中国の古典の一。
前集222条、後集135条からなる中国明代末期のものであり、
主として前集は人の交わりを説き、後集では自然と閑居の楽しみを説いた書物である。
別名「処世修養篇」(孫鏘-ソンショウ-の説)。
明時代末の人、洪自誠(洪応明、還初道人)による随筆集。
その内容は、通俗的な処世訓を、三教一致の立場から説く思想書である。
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24年4月例会報告
4月の例会は城山の桜も満開となった。
城山公園では,少し雨がぱらついたが,多くの花見客で賑わっていた。
一方,やや花冷えとのことで,例会の参加者は32名と少なめであった。
しかし,春らしい季語が炸裂する楽しい句会であった。
1、連絡事項
(1) 平成24年4月8日 教育テレビで矢田 弘さんが出演。
大活躍とのことでお見逃し無くと武田 正さんから連絡有り。
(2) 明日は本山町で右城暮石顕彰全国俳句大会が開催される。
まだ,参加人員に余裕があるので,大いに参加されたしとのこと。
(3) 武田 正さんの句集「私語」が㈱東京四季出版から出版された。
購入希望者は事務局に連絡して下さい。定価 2,700円
2、特選句の季語と作者---2012.6.1確定(櫟6月号より)
許さるる限りの色に桜かな (行本 奈智子),
霊峰に神の足あと斑雪(武田 正),
水音のふくらんでをり土筆摘む(水田 夏子),
つばくらめ落人村の墓小さく(江崎 紀和子),
井戸水で洗ふ手足や桃の花(武田 桂二),
石垣の石のぬくもり座敷雛(山中 清子),
うつかりと乗りし相談春の潮(宍野 宏治)
4月7日 撮影 城山公園 松山城
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24年3月例会報告
管理者の報告
例会当日の3月11日は管理者は九州大学における学会に参加のために
副管理人の武田 正 氏にレポートをお願いした。
その時に不思議な像と利休絡みの松を見つけましたので,その写真を
レポートと伴に掲載させて頂きます。
福岡県東区馬出にある九州大学の病院キャンパス内に医学部創立75周年に設けられた
記念庭園に不思議な彫像を見つけました。これはスウェーデンの彫刻家、
カール・ミレス (1875-1955) 作の世界で5つしかない「神の手」という彫像とのこと。
神の手とされる大きな掌に全ての自らの運命を委ねながらも、なお光を求めて空を仰ぎ、
希望を捨てない人間の姿を象徴しているとのこと。
天正15年(1587)豊臣秀吉は、九州遠征のとき筥崎宮に20日余り滞在しました。
この間、小寺休夢(こでらきゅうむ:黒田如水の叔父)らと和歌を詠じ、
千利休や神屋宗湛(かみやそうたん)らと茶の湯の会を催しました。
その時、秀吉の命によって利休は、この地の松に鎖をおろし、雲龍の小釜をかけ、
白砂の上に散り敷いた松葉をかき集めて湯をわかしたといわれています
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武田 正 氏の報告
3月の例会は、広島をはじめ東予や南予からの
参加者も多く、40名の活発な例会となった。
広島の西村さんから、新会員の参加を中心に
句会の活動状況が報告された。
1、例会変更の連絡
(1) 4月 7日(土)ーー開催日変更 市民会館
(2) 5月13日(日) 社会福祉会館ーー会場変更
(3) 6月 9日(土)ーー開催日変更 市民会館
2、特選句の季語
土筆摘む・楓の芽・下萌・貝寄風・卒業・卒園
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24年2月例会報告
日時 平成24年2月12日(日) 13時~15時30分
場所 市民会館
本日の参加者は広島から西村 淑さんも参加され
37名+欠席投句1名であった。
今日は昨日と同様に快晴。下記に示した会場横の美術館では故宮展が開催され,
観光バスが多数見られ,賑わいを見せていた。
また,市民会館では大ホールにて愛媛県名流詩吟大会が盛大に行われていた。
1.主宰の話
地区句会の運営は地区句会に任せる。
ふれあいの旅は高松を中心に考えている等々。
俳句の心得についてのいつもの訓示があったが、これは例によって門外不出。
2・連絡事項
1)平成24年4月7日(土) 例会 市民会館に変更
2)平成24年4月8日(右城 暮石顕彰俳句大会)
3)平成24年5月13日 例会の会場は社会福祉会館
3・特選句の季語
春菜,蕗の薹(2),大寒,春の雪,春の川,春泥
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24年1月例会報告
日時 平成24年1月8日(日) 13時~15時30分
場所 市民会館
本日の参加者者は41名+欠席投句1名。
下記の写真は本日の会場の市民会館からみた城山公園と松山城。
まだ、裸木が目立つ櫟俳句会にとって、初句会となった。
初句会にふさわしく、お目出度い句が多かった。
また、中尾さん,髙須賀さんが久しぶりの句会への復帰が会員を勇気づけた。
しかし、山本さんの奥さんへのおもいやりの句が
会員の涙を誘った。
合掌。
1.主宰の話
会員諸氏の力は本物になりつつあるとのお言葉があった。
また、レベルがあがってきているとのこと。主宰の正月の過ごしかたで
ホテルや会館の利用の話が披露された。
俳句の心得についてのいつもの訓示があったが、これは例によって門外不出。
2・連絡事項
特になし。
3・特選句の季語
氷柱,寒さ,年迎ふ,室の花,裏白,初景色
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23年12月例会報告
日時 平成12月11日(日) 13時~15時00分
場所 市民会館
本日の参加者者は34名+欠席投句4名。
下記の写真は本日の会場の市民会館からみた城山公園。
銀杏は黄落期をすでに迎えている。
本日の投句作品も銀杏関連の俳句が多数寄せられた。
また、今年度の例会は粛々と行われ、にぎやかに終止符を打った。
また、来年、お会いしましょうと会員一同は会場を後にした。
1.主宰の話
会員諸氏のレベルがあがってきているとのこと。
日々充実した日々を送りましょうとのこと。
俳句の心得についてのいつもの訓示があったが、これは例によって門外不出。
2・連絡事項
(1) 2012年1月8日(日) 例会
日時 平成11月12日(土) 13時~
場所 市民会館
3・特選句の季語
黄落、白障子、冷え、底冷え、つるし柿、雪催、藁仕事
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23年11月例会報告
日時 平成11月12日(土) 13時~15時00分
場所 市民会館
本日の参加者者は27名+欠席投句3名。
快晴とは行かぬまでも本日の天候は日差しが
垣間見れる行楽日和と言ったところ。
松山城の城山公園では若者たちのゲームに興じているのが楽しげであった。
美術館では7つの文明展が開催され、これも好評のようである。
下記の写真は本日の会場の市民会館からみた城山公園。
遠景に松山城が悠然と構えていた。
銀杏はやや色づき始めたところであった。
1.主宰の話
明日は松山文化祭があるので、誘い合わせて是非参加をとの要請があった。
俳句の心得についてのいつもの訓示があったが、これは門外不出。
2・連絡事項
(1) 11月13日(日) 平成23年度県民総合文化祭・俳句大会
会場 ひめぎんホール 真珠の間
時間 12時受付、13時~16時まで
投句 1人1句、投句料は無料、投句は12時50分で締め切り
講演 阪本 健二 氏(愛媛県俳句協会副会長)
講演内容 「 書くということ 」
3・特選句の季語
霧、蜜柑、木枯、小六月、里神楽、神送り、とろろ汁
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23年10月例会報告
日時 平成10月9日(日) 13時~15時30分
場所 市民会館
秋祭りの地域があったため、参加者はーー26名+欠席投句5名。
1.主宰の話
檪まつりが、盛会裡に終了したこと。
本丸句会で、先人の句集講読をしているが、無季俳句はやはり心に響きにくいこと。
2・連絡事項
(1) 10月23日(日)吟行会
会場 市民会館
吟行 横河原線 石手川公園駅下車
相向寺・石手川公園駅周辺
幹事 素鵞句会
(2) 11月例会は、県民文化祭・俳句大会(10月号69頁に詳細)
に出席のため、 11月12日(土)に変更 会場は市民会館。
(3) 県民文化祭・俳句大会の講師は
阪本 謙二先生 「 書くということ 」ーーご期待を
3・特選句の季語
栗拾ふ・ 秋出水・秋刀魚焼く・秋うらら・威銃・秋水
文責 武田 正
(今回も管理者は学会で横浜へ出張のため,副管理人に報告をお願いしました。
下記の写真は横浜での一風景)
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9月の例会報告---1
管理者は家族旅行で山口方面へと出かけたので,
今回の例会報告は副管理者の武田 正 氏にお願いした。
写真は錦帯橋の写真。秋とは言え猛暑の感ありであったが,
休日のためたくさんの人出であった。
名句にまでは至らなかったが,有意義な一時であった。
***
9月の例会報告---2
日時 平成9月11日(日) 13時~15時30分
場所 市民会館
真夏を凌ぐ秋暑に参集した強者はーー39名+欠席投句1名。
1.主宰の話
石丸 千恵子さんが俳人協会の「第50回全国俳句大会」の
大会賞を受賞の快挙。
受賞句 「村捨てぬ者が揃ひて牡丹鍋」 石丸 千恵子
2・連絡事項
(1) 檪まつりの参加報告を(9月11日期限)
三谷 左京 氏が率いる心参太鼓の和太鼓の演奏あり。
(2) 11月例会は、県民文化祭・俳句大会(9月号94頁に詳細)
に出席のため、11月12日(土)に変更 会場は市民会館。
(3) 県民文化祭・俳句大会の講師は
阪本 謙二先生 「 書くということ 」ーーご期待を
(4) 9月23日(祝) 子規顕彰俳句大会ーー当日句投句あり
(5) 10月23日(日) 石手川公園駅周辺の吟行の案内
詳細のパンフレット配布
3・特選句の季語
男郎花・秋嶺・白露・秋・草の花・秋澄む・稲の花
文責 武田 正
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平成23年8月例会 速報(2011.8.7)
速報
平成23年8月7日 例会 愛媛県福祉センター
本日の参加者は39名(欠席投句 2名 )
ガアテマラより杉山 望 氏の参加を得て賑やかな句会となった。
日本の印象としてガガ-リンもびっくりの「日本緑は濃いかった」であった。
連絡事項としては
1.8月の吟行句会は8月28日(道後界隈,気象台 など)。
2.11月の例会は11月12日
3.11月13日は県民文化祭 主宰の講演あり。
など
管理者の予定は18時から道後でのビアーデン。
遅まきながらの還暦祝いであった。
写真はビアガーデン後の道後温泉の夜景。
白鷺と月が妙に呼応しているようであった。
本日の特選句の季語
滝,蝉,油蝉,広島忌,夏,汗,涼風
本日の管理者の一句
「桔梗や男一生賭けし道」 KS
平成23年7月例会 速報(2011.7.10)
(写真を拡大するには写真をクリツクして下さい)
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7月の例会報告
日時 平成7月10日(日) 13時~15時
場所 市民会館
梅雨明け宣言後の例会。
城山は夏本番と入ったところ---(上記の写真を参照)
玉三郎の講演が市民会館で3時から開演とのことで,例会は
いつもよりも早めの3時15分に終了した。
今回の参加者は38名。やや物足りないところ。
本日の特選句の季語
梅雨,半夏生,草引き,花火,梅雨上がる,青葉風,梅雨あがりけり
特選句者
髙須賀氏,中川氏,松本氏,松田氏,田邨氏,中山氏,富田氏の7名
以上
by 管理人
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連絡事項
1.主宰のはなし
作句の基本について。---詳細は参加者にお尋ね下さい。
いい話でした。
2.8月の例会の確認---第1日曜なので注意して下さい。(副管理人より)
日時 平成8月7日(日) 13時~
場所 南町の社会福祉会館
3.特選の季語と関係する
参考句(特選句とは関係ありません---管理者の好みの心に残る俳句100)
「暗く暑く大群衆と花火待つ」 西東三鬼---8月
「砂浜に棒ひとつ立て梅雨明けぬ」 平井照敏---7月
文献
1)合本 俳句歳時記第三版より 平成9年5月30日 編者 角川書店
2)機関誌 百鳥より 2003.06
新シリーズ---例会会場の四季おりおり
2.城山公園内から松山城を眺める。---2011.7.10
梅雨明け宣言後の3~4日目の城山公園
夏本番と入ったところ。
1. 城山公園内から見た松山市内。---2011.6.12
県庁と一番町の通りが見える。左手前に真っ白な躑躅が見事であった。
2022年6月5日 例会報告
本日は雨。梅雨入り宣言も間近となって来た。
城山では子供の相撲大会が行われていて雨中にも拘らず活況を呈していた。また、美術館では「刀匠展」が引き続き催されていた。
さて、例会は松山コミュニティセンターにて開催。参加者は
銘(欠席投句1名)と相変わらず、コロナの影響で参加者は少なかった。
それでも例会は楽しく開催されて。
連絡事項
1. 櫛部副主宰からの挨拶
2. 渡辺孤鷲の訃報
3. 特別作品の締め切り案内
4. 次回の例会はは7月10日
5. 櫟祭り準備委員会の立ち上げ報告---2023年度版
江崎紀和子主宰特選句---2022.6.4
ドクダミや重たき雨の降り始め 杉山 望
肩寄せてゐても寂しき遍路墓 和泉 厚子
真実は一つ竹皮脱ぎにけり 宍野 宏治
夏雲雀石鎚山は山の中 藤田美和子
しづみゐて草膨らます螢かな 渡辺美紀子
絹糸を結んだやうな子蟷螂 松本 麗子
蛇の皮産土神に縮こまる 藤田美和子
櫛部天思副主宰特選句---2022.6.4
万緑やひとは凡庸飽き足らず 宍野 宏治
しづみゐて草膨らます螢かな 渡辺美紀子
長子とて海外勤務蟾蜍 室 達朗
特選句選評
1. 取り合わせも大事
2. 自分を見直す
3. 身近なものを切り取る
2022年12月11日 例会報告
本日は晴れのち曇りながら日差しは冬の到来を告げている。
美術館では特に催し物はなく、やや寂しい感じであった。
例会は参加者37名(欠席投句1名)で久しぶりの例会らしい活況の句会となった。
新型コロナは第八波の勢いがあり、予断は許さない状況。
句会のあとは幹事会が開催され、年中行事などが検討された。
江崎主宰特選句
(協力投稿者 渡辺美紀子氏)
麦の芽や日々前進を志す 相原美由紀
寒禽の声に輝く雑木山 出海 純子
海に手水に冬の月ただ一つ 末次 朗
そつと掌にうけて眩しむ雪螢 赤穂 和子
着ぶくれて奥の手ぬつと出しにけり 宍野 宏治
ポインセチア街騒がしくなりにけり 石丸千恵子
天上に母を待たせて札納 行本奈智子
特選へのまず一歩
本日は時間切れでカット。すべて良かったとのコメントあり。
連絡事項(幹事会含む)
1.2023年1月の例会は1月8日
2.ムービングSTNS句会への参加依頼(幹事 宍野宏治氏)
新規会員開拓のために協力の要請があり、大いに参加してほしい旨が伝えられた。
3.櫟30周年の企画は、主宰の句集や会員の合同句集の検討がなさけているとのことであった。(末次朗氏担当)