2024年例会便り

(クリック)

2024年4月14日例会報告

 

本日は快晴。城山では先月と同様にキッチンカーが大量に並び多くの人出があり、

それぞれ長蛇の列をなしていた。

また、美術館ではミニチュア展が開催され多くの子供達との家族連れが見られた。

例会場は通常開催の市民会館。

本日の例会の参加者は34名(欠席投句1名)で、前回と同程度の参加者であった。

 

江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 補正投稿を期待します 2024.4.14)

 

さすらふものを引きとどめ花筏(?)     中村麻里子

ふらここを漕ぎ後悔を振り落とす      坂本 公子

花吹雪いのち伸ばして帰りけり      赤穂 和子

平熱と微熱の間遅桜             行本奈智子

高きまでもつれあふのも春の蝶(?)     末次  朗

鬱と言ふ難しき文字飛花落花       山中 清子

追伸やおたまじやくしに後ろ脚(?)     前田 啓子

 

 

                                    

特選へのまず一歩

1.  実体験や経験を活かす。「花筏の句」などの経験

2.  ものの様子をしっかりと表現する。「高きで縺れる蝶」など

3.  選句は既に詠まれている内容のものを取らない眼力が大事。

微妙-----

4.  取り合わせは楽しい。

「追伸」と「オタマジャクシ」や「鬱」と「飛花落花」など

 

連絡事項

1. 次回例会 5月12日(日) 

会場 松山市民会館

2. 5月26日の吟行の再案内 大洲

3. 競泳作品募集中

 

「令和6年度櫟まつり(第28回)についての会議の開催」

詳細は事務局より後日報告の予定。



2024年3月10日 例会報告


 本日は快晴。城山ではキッチンカーが大量に並び多くの人出があり、


それぞれ長蛇の列をなし、久しぶりの好天気に浮かれている様子であった。


 今回の会場は通常開催の市民会館にて開催された。


本日の例会の参加者は36名(欠席投句2名)で、前回と同程度の参加者であった。


江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2024.3.10)


ここからは歌舞伎町なりうかれ猫     西村 スミ


ふんわりと産着を畳む雛かな       松本 麗子


春泥や競馬新聞筒にして         和泉 厚子


翔平の笑顔国宝龍天に          室  達郎


菜の花やしばらく蝶になるつもり     忽那 早苗


理容師の喋くり通し揚雲雀        岡本 士郎


白き蝶黙示のごとく現れて        曽我 浩之

 

                                 

特選へのまず一歩

1. 経験を活かす。「歌舞伎町」の経験

2. 措辞の選択 「ふんわり」など

3. 明るく春らしい句「翔平は英雄」など

4. 明るい句 「蝶になるつもり」など

5. 実体験と得た情報との取り合わせ 「理容師」と「揚雲雀」など


連絡事項

1. 次回例会 4月14日(日) 

    会場 松山市民会館

2. 吟行案内 大洲

3. 愛媛新聞に櫟30周年の記事有り

4. 西の丸句会への参加依頼


2024年2月11日例会報告


 本日は曇り空でまだまだ寒い風が吹いていた。

今回の会場は愛媛マラソンの前日とあってコミュニテイーセンターに変更して開催された。

 本日の例会の参加者は37名(欠席投句2名)で、賑わいとしてはやや物足りない感があった。


江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2024.2.10)

壁の銃口より雪解水ぽとり          武田  正

眠るにも力いりけり風邪籠          櫛部 天思

山風のさはらぬやうに寒牡丹       仲村 満理

末黒野に一本の杭夜が明ける      行本奈智子

ぬけまいり道に迷ふは旅の常       向井 公子

帰るとはまたくることか鳥雲に        末次  朗

豆打ちて闇のかすかに匂ひ立つ     藤田美和子      


                                    

特選へのまず一歩

1. 一瞬を捉える

2. 実感を詠む

3. 写生はしっかり

4. 心情句も可

5. 取り合わせの妙味

6. 実体験

7. 繊細な感覚を育てる


連絡事項

1. 次回例会 3月10日(日) 

会場 松山市民会館   

2.松山俳句協会 2月11日(日)

会場 コムズ松山




2024年1月14日例会報告


 本日は快晴で暖かい日差しが降りそそいでいた。

美術館では今月いっぱいのジブリ展で長蛇の列が続いていた。

多数のキッチンカーも繰り出して賑やかな城山であった。


 本日の例会の参加者は35名(欠席投句3名)で、

初句会の賑わいとしてはまずまずといったところ。

正月らしい華やかで、目出度い句が次々と披露された。


江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2024.1.14)

お降がりや稚なき松と老いし松      行本奈智子

福笹の鯛にぶつかる人の波        楠崎 陽子

法螺の音の一つになれり初不動      藤田美和子

痛さうに竹が音上ぐどんどかな      和泉 厚子

蝌蚪の紐池に光のあふれゐて       山中 清子

嶺風が火をしぐらせるどんど焼き(?)    稲積 和子 

流れたき形のままに川涸るる       忽那 早苗           

                          

特選へのまず一歩

1. 正月らしい句

2. ものの捉え方の工夫

3. 物をしっかり描く


連絡事項

1. 次回例会 2月10日(土) 櫟誌の訂正あり

会場 コミセン2階 6-7号室




2023年12月10日例会報告

 

 本日はほぼ快晴で暖かい過ごし易い一日であった。

寒い冬も一時のやすらぎで小春日和というべき日であろう。


 本日は例会に先立ち、幹事懇話会が開催された。

各会の現状報告と櫟俳句会の2024年度の活動方針について報告があった。


本日の例会の参加者は44名(欠席投句1名)で、年度末の例会としては満足のできる参加者で賑々しく活発に開催された。

 

江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2023.12.10)

星が綺麗と梟の呼びたるよ            藤田美和子

はじめての赤いセーター着て強気        平岡  敏

影太くおき短日の丸柱               行本奈智子

十二月八日ビーズ玉を繋ぐ            松田かをり

信長のおるかおらぬか熊の穴           室  達朗

天狼やあそこがゴールかも知れぬ         曽我 浩之

数へ日のすき間流るる車列かな          武田  正

            

                          

特選へのまず一歩

1.  季節感

2.  感動をまとめる

3.  物をしっかり描く

4.  取り合わせも大事

5.  何でもない景をまとめあげる

 

連絡事項

1. 次回例会 1月14日

2. 2023年12月14日 義士祭り

 



2023年11月12日例会報告

 本日は曇りときどき雨といったやや寒い一日であった。

長かった夏もついに終止符を打ったようである。

本日の例会の参加者は34名(欠席投句1名)で、

9月例会よりとほぼ同数数の参加者であった。


江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2023.11.12)

立冬や螺子締め直す蝶番             室  達朗

秋深む山女魚口から串を打ち           渡辺美紀子

炉火恋し耳二つある熊の皮            杉山  望            

末枯るるものに匂ひのなかりけり         藤田美和子

海眩し腰に巻きたるカーディガン         松崎 幸子      

影踏みに踏まれ枯野に近くなり          末次  朗

晩秋の海へ海豚は見て帰る            坂本 公子

                    

特選へのまず一歩

1. 感動を素直に表現

2. 明るい句が良い

3. 想像力や物語性も大事

4. 季節感も大事。五感を働かせる

5. 季語の選択も大事


連絡事項

1. 次回例会 12月10日

2. 幹事会  12月10日


2023年10月8日例会報告

 本日は久しぶりの雨。長かった炎暑の夏に突然、終止符を打ち、

例年通りの秋本番となった。

しかし、炎暑に慣れた体は秋の心地よさも、いささか寒さを覚え、

悲鳴を上げそうな気配である。

 本日の例会の参加者は33名(欠席投句1名)で、

9月例会よりも数名増加。櫟祭りを控えて、久しぶりに会員諸氏の明るい笑顔が揃った。



江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2023.10.8)

石段にひなたとひかげ秋深む           和泉 厚子

月白やワインコルクに赤い染み          猪上ひろみ

ヒマラヤの赤き岩塩月見豆            松崎 幸子

曇り日のうすらうすらと蕎麦の花         山中 清子        

炎上の真つ只中の曼珠沙華            宍野 宏治 

青空に風の華やぐ秋桜              忽那 早苗

満月や動き続けるランドリー           井上 京子

                    

特選へのまず一歩

1. 取り合わせの工夫

2. オノマトペも有効

3. 現代感覚も大事。新しい言葉を取り入れるのも可

4. 季節感も大事。五感を働かせる

5. 季語の選択も大事


連絡事項

1. 櫟まつり 約150名の出席予定 準備完了

2. 団栗トーナメント 席題 2題

3. 句会幹事会の案内 各幹事に通知予定あり

2023年9月10日例会報告


本日は曇り時々晴れ。

美術館では石村嘉成展「副題---いきものだいすき」と「海洋堂展」が引き続き開催されていた。

会場は親子連れの長蛇の列、市民会館でヒーローの集いが盛況な一日であった。

本日の例会の参加者は29名(欠席投句1名)で、8月例会と同数の参加者であった。



江崎主宰特選句

(以下 詳細は不明 投稿期待します 2023.9.11)

文句なくつるりと剥ける衣被           井上 京子

星月夜ぼくらは街に堕ちてゐる          松田 六呉

輪をどりの遠心力の歪みをり           楠崎 陽子                     

ぷくりぽくりと棉の実の固太り          渡辺美紀子

つくつくし鼓膜に残るオノマトペ         松田かをり

月焦がさんと野位牌を焼く煙(?)          杉山  望

るるるると秋の林泉唄ふなり?           藤田美和子 


特選へのまず一歩

1. 実体験

2. 取り合わせの工夫

3. オノマトペも有効

4. よく見る事

5. 季節感


連絡事項

1. 種谷氏の受賞報告

2. 櫟まつり 約130名の出席予定


3. 9月23日は子規顕彰俳句大会


4. 団栗トーナメント 席題 2題


5. 通信句会参加者 約40名 2023.9.10現在



2023年8月6日例会報告

 本日は曇り時々晴れ。松山の温度は36度を記録した暑さとのこと。

美術館では石村嘉成展「副題---いきものだいすき」が引き続き開催されていた。

本日の例会の参加者は28名(欠席投句4名)で、7月例会と同数の参加者であった。


江崎主宰特選句

梛の木の寡黙なる影終戦日            藤田美和子

一灯も置かぬ内海夜の秋             渡辺美紀子

金魚玉のぞかば未来あるやうに          松田かをり                     

アラートは晩夏の音を立てゐたり         末次  朗

素戔嗚をるか蝉の穴のぞきこむ          杉山  望

野暮たさもすこし愛して水中花          和泉 厚子

三叉路は涼しい方へ進みけり           西村 スミ


特選へのまず一歩

1. 取り合わせの工夫

2. 感性を信じて一句にする

3. よく見る事

4. 明るい句はまた良し


連絡事項

1. 主宰句集完成

配布中

2. 櫟まつり 

参加申し込み 受付中


3. 8月25日の万灯会の案内

千秋寺 6時から



4. 櫟まつり準備委員会報告

① 江崎主宰の句集『花の幹』の刊行予定が7月末頃になりました。購読希望者は句会単位で取りまとめるなどして入手してください。

② 合同句集は、現在編集作業中であり、従来にない斬新なスタイルとなりますので、ご期待ください。

③ 合同句集の編集経験を基に次年度以降の『櫟』誌の表紙デザイン等も模索中です


2023年7月9日例会報告


本日は豪雨のち曇り時々晴れ。ここ数日、不穏な雨が断続的に降りやまず。

美術館では石村嘉成展「副題---いきものだいすき」が開催されていた。

本日の例会の参加者は31名(欠席投句2名)で、6月例会と同数の参加者であった。



江崎主宰特選句

ふるまひは石鎚黒茶山開              藤田美和子

もろもろの影しづまりて五月晴          櫛部 天思

白壁に水禍の記憶川蜻蛉             猪上ひろみ                     

水打って暫し地球を宥めけり           宍野 宏治 

積み上げし石のゆらりと雲の峰          山中 清子

風鈴の鳴りて二人の間をつなぐ          忽那 早苗

夏蕨葉先に握る小さき風             向井 公子


特選へのまず一歩

1. 感じたことを率直に

2. 自然への敬意を込めて

3. 取り合わせの工夫

4. 感性を信じて一句にする

5. 大袈裟も可


連絡事項

1. 櫟まつりの件 開催予定

2023年10月22日 於「ふなや」

 会費 13,000円


2. 特別作品募集中

次回例会 8月13日 市民会館


3. 第16回えひめの俳句大賞 募集中 

締切 2023年8月18日


4. 俳句コンテスト 「四国新幹線」がテーマ

締切 2023年9月10日


5. 主宰句集完成日

2023年7月末

6. 櫟まつり 

参加申し込み 受付中


7. 櫟まつり準備委員会報告

① 江崎主宰の句集『花の幹』の刊行予定が7月末頃になりました。購読希望者は句会単位で取りまとめるなどして入手してください。

② 合同句集は、現在編集作業中であり、従来にない斬新なスタイルとなりますので、ご期待ください。

③ 合同句集の編集経験を基に次年度以降の『櫟』誌の表紙デザイン等も模索中です


2023年6月11日例会報告


 本日は曇り。梅雨晴間とも言えるかも。

美術館では大竹伸郎展が引き続き開催されていた。。

本日の例会の参加者は31名(欠席投句3名)で、5月例会と同数の参加者であった。



江崎主宰特選句

蛇苺摘んで一日を終へにけり           杉山  望

失敬の梅の三つのよく匂ふ            和泉 厚子

柿の花落ちて天地のふと揺らぎ         向井 公子

五月闇声をださねば貝になる           山中 清子

桜桃忌週刊朝日終刊す              岡本 士郎

もう影を落とさぬ高さ黒揚羽            藤田美和子

父の日や一人で笑ふラジオ寄席         松田かをり

匂ひにも重さの有るや栗の花           大森眞由美


特選へのまず一歩

1. 感じたことを率直に

2. 老化対策などの句

3. 実景が欲しい

4. 明るい句がよい

5. 過去の思い出も可

6. 取り合わせ


連絡事項

1. 櫟まつりの件 開催予定

    2023年10月22日 於「ふなや」

    会費 13,000円


2. 特別作品募集中

3. 松山俳句協会総会

日時 6月23日(金) 13時~

場所 子規会館



4. 角川全国俳句大賞 受賞報告

準賞 愛媛県 土居百合美

愛媛新聞社賞 山中 清子


管理人の特選1句

風鈴の吊るすところを風に聞く        松本 麗子

 

実行委員会の情報 (文責 末次 朗 櫟祭り実行委員長)

  ① 江崎主宰の新句集『花の幹』については、予定より刊行が

   遅れるかもしれません。購入をご希望の方は、句会の幹事さ

   んに申し込んでください。

  ② 合同句集については、句稿を整理し、表紙のデザインの選

   定など編集の段階に入っています。これまでにない斬新なも

   のを刊行します。これは各方面の個人及び団体に寄贈する予

   定です。

  ③ 記念櫟まつりは、これまでのプログラムを参考にしなが

   ら「櫟」の歩みを回顧する構成となる予定です。

2023年5月14日例会報告


 本日は曇り。雨上がりの一日となった。城山公園では若者達の出店が数件並んでいた。詳細は不明。骨密度測定コーナーもあり、よくわからない集会であった。

美術館では大竹伸郎展が引き続き開催されていた。「宇和島駅」の看板の所在を初めて確認した。意味は不明。作品展では「残景0」などが展示。コンセプトはウクライナ侵攻と関連しているらしいが詳細は不明。

本日の例会の参加者は31名(欠席投句1名)で、4月例会と同数の参加者であった。



江崎主宰特選句

なめくじりまたの値上げを驚かず         西村 スミ

豆ごはん記憶の中の母若し            松本 麗子

独歩忌や夜の雨こそ白く降る           松田 六呉

釣具屋の向かひに舫ふ祭舟            渡辺美紀子

組み立てし人体模型夏来る            楠崎 陽子

「あれ」は「あれ」「それ」は「それそれ」春の昼  大森眞由美

船渡御の揺さぶりは尻濡るるまで          稲積 和子

 

特選へのまず一歩

1. 平然と生きる

2. 取り合わせ

3. 明るい句

4. 実景が浮かぶ句 など


連絡事項

1. 櫟まつりの件 開催予定

2023年10月22日 於「ふなや」

 会費 13,000円


2. 特別作品募集中

3. 松山俳句協会総会

日時 6月23日(金) 13時~

場所 子規会館


4.「櫟」創刊三十周年金会事業実行準備委員会打合せ結果(末次朗氏報告)

   2023年4月12日現在

① 江崎主宰の第3句集『花の幹』は順調に刊行の準備が進めら

    れています。7月5日に本阿弥書店から刊行の予定です。

    実作のよすがとしてご購読ください。

② 合同句集については、句稿の募集が始まっています。

    期限までにふるってご応募ください。

③ 記念櫟まつりの大会スローガンが「また会えてよかった!

    に決定しました。