2024年12月
この世においては不思議な事、不可解なことが
至る所に転がっている。これらに対して好奇心を失うことなく
興味を持って過ごして行きたいものである。
これこそ生き抜いてゆく究極の極意かも知れない。
「漱石忌涸るることなき好奇心」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年11月
昨今は春秋の季節感がややなくなりつつある。
そんな中、ふとわが身が軽く感じるようになってきた。
何かを分かった来たような心地である。
やはり、無になることは偶には良いことなのかも知れない。
「片意地を捨てて色なき風の中」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年10月
いよいよ秋本番。猛暑の中を生き抜いて、次のステップへとの
心が逸る。何事も心してかかりたいものである。
その際に忘れてはならないことの一つに「洒脱」が考えられる。
何事にも捉われず自由奔放に生き抜きたいものである。
「天高し洒脱を通し生きてゆく」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年9月
極暑の夏もそろそろ終わりが見えてきた。夏の開放感から
一気にもの寂しく感じられる季節の到来であるが
これも大いに楽しみたいものである。
これぞ青春と言うべきか--------
「露の世や人は寄り添ひ生くるもの」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年8月
夏の風物詩は何といっても花火。
コロナ禍では十分に楽しめなかったものの一つである。
最近、戦争や新型コロナなどで、またもや危うい気配となって来た。
早々の退散を願いつつ、花火を大いに楽しもうではありませんか---
「暗闇を深めて終へし大花火」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年7月
主義主張はなかなか譲りがたいもの。
堅苦しいこの世にあっては、譲り合いの精神は時には
必要であろう。
ここぞの時はともかくも
今日のところは大らかに譲って上げようではないかとの心意気も
大切にしたいものである。
「ひとの意に添ふも一興合歓の花」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年6月
年齢を重ねると円満な人になるか、頑固一徹になるかの
何れかに陥りやすくなってくる。自分自身に嘘偽りのない行動を固く守り
日々、楽しくこの世を歩んで行きたいものである。
「虚偽のなき嬉々たる余生沙羅の花」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年5月
四角四面では肩が凝ってしばしば耐えられなくなることもある。
しかし、寛容の精神を覚えて、発揮すれば少しは楽になるかも知れない。
思考は先行するものの実践となるとなかなか困難なことである。
ただ、少しは前に進んで見ようとは思う昨今である。
「聞き流すことも覚えし鯉幟」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年4月
この世には決して穢してはならないものが存在する。
白きものは何時までも潔き清きものであって欲しいもの。
この大切なものは人によって、多少はことなるが、
それぞれ、とこしえに大切にしてゆくべきであろう。
「白に白重ねて影のなき桜」
ホームページ管理人 宍野宏治
2024年3月
加齢とともにあらゆる機能がやや衰退気味になる。
自然の成り行きに任せるのは何とも歯がゆい。
春の海を眺めながめ、散策しながら幾ばくかでも
抗って行かねばならぬと思う昨今である。
「黙々と筋肉貯金下萌ゆる」ホームページ管理人 宍野宏治
2024年2月
この世の中の信頼は得難いものである。しかし、信頼に真摯に応えてゆくことは人としては当然の行為であり、近年に於いてはますますその必要性が求められている。自然も人類を見守っているであろうから、誠意をもって応えて行きたいものである。
「信頼は赦し合ふこと梅の花」ホームページ管理人 宍野宏治
2024年1月
世界情勢はAIの各段の進化を遂げて、ロボットがこの世を
支配する日は遠くないとの観測も出できた。
また、パンデミックや戦乱のない世の実現が真摯に望まれている。
今月の一句のように憂いのない世を謳歌したいものである。
「初暦憂ひ一つもなかりけり」ホームページ管理人 宍野宏治