俳句の生まれる風景


2023年12月~

令和五年十二月の俳句の生まれる風景 


 人は権力に屈し易きもの。しかし、信念だけは貫き通したいものである。

迎合は好まぬところだが、協調ならばまあまあ良しとすべきであろうと思案する昨今である。


 今月の一句

「迎合は合はぬ性分枇杷の花」  HP管理人 宍野宏治



令和五年十一月の俳句の生まれる風景 


 秋は何となく、詩人となり感傷的になりがちなものである。

そんな時に気楽に気さくに話し合える人が居ることは至極のことであり、

何物にも替え難い大切にしたいものである。

今宵も一献、傾けようではないか-----


 今月の一句

「余生とは二人の時間落葉掻」  HP管理人 宍野宏治



令和五年十月の俳句の生まれる風景 


 暑かった夏もほぼ去ってゆく気配を見せ始めた。

今宵からは大いに良夜を愛でて楽しみ、大いに語り合おうでは

ないか!

この世の事はすべて些事と笑い飛ばして-------


 今月の一句

「ほろ酔ひとなりて始まる良夜かな」  HP管理人 宍野宏治



令和五年九月の俳句の生まれる風景 


 人を信じて疑わない人はこの世にどれ程の人がいる人が

いるのであろうか。

されど人を信じて生きることは楽しい限りである。

 ようやくに涼を感じるようになってきた。

大いに旧交を温めたいものである。


 今月の一句

「露の世や人は寄り添ひ生くるもの」  HP管理人 宍野宏治