まとめ

３か月を超えるスイス留学で学校関係以外にやるべき事を振り返ってみます。順番はフリブール州での娘の場合ですが、残高証明書が事前に受け付けて貰えるかどうか等、申請先のカントン（州）・コミューンや諸々の条件によって色々変わってくると思います。

1.  スイスで使える携帯電話の準備とスイスのプリペイドSIMカードの入手

2. 滞在許可手続きを州に問い合わせて必要書類を準備、提出

3. 住居探し

4. 保険選び（スイス強制健康保険への加入を前提に足りない部分を日本の保険で補う）

5. 航空券の手配（なるべくシェンゲン協定国を経由しないルートで、特にドイツは避けること）

6. 引っ越し荷物の送付（1種類あたり100CHFを超えると関税がかかる事に注意）

7. Half Fare Travelcardの入手

8. 住居契約書の締結

9. 在留届の提出

10. スイスの銀行口座開設（滞在許可申請前は開設できる銀行に限りあり）

11. スイスの銀行口座へ送金（送金タイミングに注意）

12. 州の移民局で到着申告（フリブール州以外では先にコミューンへ行く指示もあり、各州に要確認）

13. 居住地（コミューン）の役所で住民登録（期日はコミューンに要確認）

14. 滞在許可申請、滞在許可証の入手

滞在許可申請のためのfinma登録銀行での残高証明書の準備は今後のフリブール留学を目指す方々も困りますよね。思いつく手は

• (finma登録の無い）日本の銀行の残高証明書をとりあえず送り、スイス入国後にスイスの銀行の残高証明書を入手（ただし滞在許可のConfirmation無しで開設できる銀行を選ぶ必要あり）

• (finma登録が有る）中国建設銀行や中国工商銀行の日本支店で残高証明書を入手（ただし口座開設の審査時点で断られる可能性あり）

• スイス渡航前から口座開設できるスイスの銀行を探す（ドイツ留学で必要な閉鎖口座だったら日本からネットで口座開設できたりするんですけどね…）

他の州の様にfinma登録銀行以外でも認めてくれるようになれば良いのですが。2020年以降もfinma登録銀行が条件であるなら最新のfinmaのリストで使えそうな銀行が無いか確認してみて下さい。またスイスの銀行事情に詳しいWebサイト(moneyland.ch)も参考になるかと思います。こちらでは質問も受け付けてくれるようです。

もし留学先が滞在許可申請のサポートをしてくれるのなら思いっきり頼りましょう。慣れない事を自分で調べるのは凄く時間を使いますから。これからスイス留学の準備を始める方々のご検討を祈ります。

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