渡航初日に銀行口座のIBANコードが貰えたので早速送金できると思い込んだのですが、それは間違いでした。2日目に送金手続きをしたのですが、送金先口座に問題があって入金できないとの連絡が入りました。3日目に娘がポストファイナンスに再度出向いて口座の状態を確認してもらったところ「早すぎましたね。この時期は学生の新規口座開設が多いので開設処理に時間がかかり、少なくとも1週間は必要。カードが郵送されたら確実。」と言われました。
8日目になってポストファイナンスから口座開設完了の手紙が届きました。カードは後日送付されるとのこと。早速送金手続きをリトライしました。今度は無事送金に成功し21,900CHF以上の口座残高を確保できました。口座残高は口座開設時に合わせて申し込んでいた無料のe-financeによりネット上で確認できました。後になって気づいたのですが口座開設申請時に貰ったフランス語の書類に下線付きで「口座開設文書が届くまでは入金できない」と書いてありました。貰った書類はちゃんと読まないと駄目ですね。
送金タイミング以外についての注意点ですが、海外送金は1回あたりの限度額が国内送金よりも低い事を覚えておいてください。今回21,900CHF以上を送金するために3回に分けて送ることになりました。送金回数に1日あたりの制限があるのも注意点です。私の場合はタイミングが早すぎて一度送金に失敗しましたが、TransferWise(現Wise)の送金では損失無く全てお金が戻ってきました。一方三菱UFJ銀行(MUFG)の外国送金では手数料はとられるわ返金額が為替差損で大きく目減りするわでだいぶ損してしまいました。TransferWiseは手数料を考慮した送金時の実質為替レートがMUFGより有利(資料参照)でしたが、送金失敗時の損失が出ない事も利点であることが分かりました。
10日目にポストファイナンスのカードが届きました。これで残高証明書が入手できると喜んで翌日娘が銀行へ出向いたのですが、書類は来週郵送するとのこと。フリブール州の移民局へはスイス到着から14日以内に行かなければいけない決まりになっていますが、その期間内には間に合いません。仕方ないので残高証明書無しで移民局へ行くことにしました。
フリブール州の移民局(SPoMi)へ行くにはフリブール駅周辺の停留所から1番のバスPortes-de-Fribourg 行きに乗って終点で降ります。バスのチケットは停留所に設置の自販機で買うことが出来ます。移民局では留学生の場合に提出する書式の到着申告書(兼、滞在許可申請書)に記入し、写真(書式には2枚と書いてありますが1枚でOKでした)とパスポートの写し(写真のページと入国スタンプが押されたページ)を合わせて提出しました。残高証明書の提出が来週になることを伝えると「じゃあ来週また来てね」と言われました。滞在許可申請費用の支払いもその時にとの指示でした。なのでこの時点では滞在許可申請中を示す確認書類(Confirmation)は未だ貰えていません。
フリブール州では先に移民局へ行って滞在許可のConfirmationを入手してから14日以内に居住地となるコミューンの役所で住民登録することと、フリブール州のホームページに書いてあります。移民局には行ったものの未だConfirmationが貰えていないので住民登録は未だだと思い込んでいました。しかし居住地となるフリブール市のホームページをふと見てみると、フリブール市に来てから14日以内に登録と書いてあるでは無いですか!Confirmation無いのに無理じゃん、と思ったのですがよく読んでみるとConfirmation以外に移民局に提出した到着申告書のコピーでも受け付けてくれる様です。そこで既に準備してあったスイス強制健康保険の加入証と寮の契約書を一緒に持って、14日目にフリブール市役所に急いで向かいました。すると手数料20CHFを支払ってあっけなく住民登録が完了しました。ちなみにフリブール州の移民局(SPoMi)とフリブール市役所(Ville-de-Fribourg)の場所は全然違うのでお間違えの無いように。
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