QFixHowm - 全エントリ / ファイル一覧

単純な全エントリ一覧だけでなく、日記ファイルだけ一覧表示したり、任意のディレクトリのファイルリストをQuickfixに登録してプレビュー表示できます。

エントリ一覧(キャッシュ)

,aを実行すると「最後に表示したエントリ一覧」がキャッシュ表示されます。

各エントリ一覧はgrep等の検索処理で速度的に遅いため、最初の一回だけ ,raで「全エントリ一覧」を実行して、それ以降は ,aでキャッシュを表示するというように使います。

最新の状態を取得したい場合は ,ra等で再検索します。

なおキャッシュの存在しない ,aの初回実行時には ,raが実行されます。

,a

最後に実行されたエントリ一覧をキャッシュ表示。

Quickfixウィンドウを使用しない独自表示なので、機能が若干限定されますが高速に動作します。

この時 ,a コマンドでは一度表示した全エントリ一覧表示を (grepを使用しないで)キャッシュ表示するので一瞬で表示されます。

最新の情報に変更したい場合は ,ra を実行してください。

バッファを編集した場合に対応する行番号を追尾して変更はしませんが、その他は ,a と同様のソートや絞り込み検索、編集が行えます。

一覧表示バッファでは以下のようなソートや絞り込み検索、編集が行えます。

ソートと絞り込み検索

S

s

r

u

U

更新時間順、名前順などの「ソート」切替。

絞り込み検索

文字列を指定して絞り込み。

Quickfixに表示されている部分(各行1kバイト)のみが対象。

絞り込み検索

s コマンドとは逆に、指定した文字列を ”含まない” 行に絞り込みます。

ソートや絞り込みのアンドゥ

ソートや絞り込みを全て元に戻す

Quickfixウィンドウの編集

A

o

O

,k

Quickfixウィンドウの保存と読込

現在のQuickfixウィンドウを保存します。

3Aのようにカウント指定すると、ファイル名に指定カウントを付加して保存します。

~/.qfgrep.txt → ~/.qfgrep3.txt

Quickfixウィンドウの保存と読込

保存されているQuickfixウィンドウを読み込む。

3Oのようにカウント指定すると、ファイル名に指定カウントを付加して読み込みます。

~/.qfgrep.txt → ~/.qfgrep3.txt

キャッシュ表示を使用したくない場合は ,a で全エントリ一覧を実行することも可能です。

"全エントリ一覧表示でキャッシュを使用しない

let QFixHowm_TitleListCache = 0

全エントリ一覧

howm_dirからgrepを実行して全エントリ一覧を表示します。

,ra

howm_dirからタイトル行を検索して全エントリを一覧表示。

日記ファイルの全エントリ一覧

,A

日記ファイルの全エントリを一覧表示する。

タイトル行を検索して、日記ファイルのエントリだけ表示します。

日記ファイルに複数のエントリがある場合も全てリスト表示されます。

タイトルリスト表示中に s の絞り込み検索等を使用して 2011-01 を絞り込むと 2011年1月の日記だけ閲覧などもできます。

エントリ一覧(キャッシュ)

howm_dir内の全ファイル一覧

,rA

howm_dir内の全ファイルを一覧表示する。

タイトル行がない howmファイルや howm以外のファイルもリスト表示されます。

必要なら QFixHowm_FileListで表示したいファイルを指定可能です。

ファイルリストは howm_dir内をファイル名で検索して表示します。

ファイル名だけを検索するので タイトル行のないファイルもリスト化されます。

デフォルトでは全てのファイルが表示され、絞り込みやソートも可能です。

高速な全エントリ一覧表示

表示されるのは glob で検索される、以下の指定のファイルです。

"表示するファイルリストの指定

let QFixHowm_FileList = '**/*'

globで使用可能なワイルドカード (:help wildcard)

タイトル行がない howmファイルや howm以外のファイルもリスト表示されるので、バイナリファイルなどはプレビュー対象外にしておいた方がよいでしょう。

「特定拡張子のファイルでプレビューが遅い / 表示されない場合」

FList (ディレクトリ内のファイル一覧コマンド)

ファイルリストを表示します。

FList {ディレクトリ}

ディレクトリを指定した場合は指定ディレクトリのファイル一覧、無指定の場合はカレントディレクトリのファイル一覧を表示します。

:FList

c:/tempのファイル一覧

:FList c:/temp

再帰検索の場合は **/*を使用します。

:FList c:/temp/**/*

なおバイナリファイルなどはプレビュー対象外にしておいた方がよいでしょう。

「特定拡張子のファイルでプレビューが遅い / 表示されない場合」