投稿日: 2015/05/18 22:29:33
期日:2015年5月16日(土)~17日(日) 会場:ホテル メリージュ(宮崎市) テーマ:Ek! Man-en-mane pluen! 主催:宮崎エスペラント会、九州エスペラント連盟 1日目、5月16日午後3時~5時半にKEL委員会を開催。活動報告と収支報告について協議を行った。三役の任期切れで改選の時期になっているが、参加委員が少なかったため結論が出なかった。午後6時からは懇親会。美味しい料理を囲んで歓談。恒例のオークションが行われ、収益金は九州エスペラント大会の名前でネパール震災募金としてJEIに送られることになった。 2日目、5月17日午前9時開会。不在参加14名を含め、計33名が参加。九州エスペラント連盟会長のあいさつ、宮崎エスペラント会会長のあいさつにつづき、JEI理事長あいさつ(代読)、長崎、宇土、鹿児島、福岡の各地方会からのあいさつ。KEL事務局長から委員会報告。 午前10時~12時は一般公開講演「久保貞次郎宛 瑛九の書簡について」が行われた。まず宮崎大教育文化学部の石川千佳子教授(美術史)が「美術批評の視点から」と題して、宮崎市出身の画家・瑛九(本名・杉田秀夫、1911年~1960年)が美術評論家・久保貞次郎(1909年~1996年)に宛ててエスペラントで書いた64通の手紙の分析結果を発表した。続いて宮崎エスペラント会の松本淳会長が瑛九と久保貞次郎のエスペランチストとしての交流やエスペラント文の手紙を日本語に翻訳した経緯などを解説した。一般からも10名余りの参加があり、講演後の質疑も活発で、瑛九に対する宮崎市民の関心の高さが感じられた。
昼食後の午後1時~1時半、会場近くのひまわり画廊を訪問し、瑛九のいとこで昨年まで2年間La Revuo Orientaの表紙を飾った鳥原茂之氏の絵画を鑑賞。ご子息からお話しを聞くことができて短時間ながら有意義な訪問であった。 午後1時半~2時半は九州エスペラント連盟の野村忠綱会長の講演「Ni dissciigu Esperanton ekster Esperantujo」があり、長年の体験にもとづく話を聞くことができた。 閉会式後、希望者は宮崎県立美術館を訪問して瑛九の作品を鑑賞した。 なお、来年の第90回大会は5月に福岡市で開催される予定。