第4回フォーラムは無事に終了いたしました.ご参加いただいた皆様,誠に有難うございました.
東日本大震災から1000日あまり ・・・・・ ふるさとの浜辺・仙台湾岸では、野生動植物や生息環境がよみがえり、クロマツが次々と芽生え、そして干潟や潟湖、砂丘、海岸林のそれぞれに、「そこにしかない生態系」が戻り始めています。急ピッチで、広域的に進む海岸防災林の盛り土、農地整備、防潮堤・堰堤工事、さらには次に続く海岸公園や嵩上げ道路、まちづくりといった大規模工事とのかかわりの中で、「ふるさとの自然や景観の核心を構成する、多様な生きもの・生育環境・生態系」は、私たちの希望である「未来世代」へと受け継がれてゆくのでしょうか?
このフォーラムでは、仙台湾岸南部で自然環境の調査・保全活動を継続してきた方々から、現場に軸足を置いた報告をいただき、そして市民・行政・企業・専門家の垣根を越えて、情報・想い・意見を分かちあいます。
日時:2014年1月25日(土) 13:00~16:30 (開場 12:30)
場所:東北学院大学土樋キャンパス 8号館・押川記念ホール
次第:
1. 開催趣旨説明
2. 基調講演
仙台湾南部海岸の自然環境と大震災後の変遷
鈴木孝男(東北大学大学院生命科学研究科)
3. 話題提供
(1)鳥の目からみた地域の復興と景観再生の課題
原慶太郎・趙憶・富田瑞樹(東京情報大)・平泉秀樹(ラムサールネットワーク日本)・平吹喜彦(東北学院大)
(2)自然環境と災害復旧工事の1000日
中嶋順一(仙台湾の水鳥を守る会)
(3)砂丘生態系の復元にむけて ―砂浜植物の増殖と導入―
鈴木玲(手稲さと川探検隊・雪印種苗)・佐藤修・大塚隆久(緑を守り育てる宮城県連絡会議)
(4)低頻度・大規模攪乱後の海岸林モニタリングから見えてきたこと
富田瑞樹・南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングネットワーク
(5)今こそ、行政・市民協同による「ふるさとの浜辺復興」を
平吹喜彦(東北学院大学)
4. 討論・総括
モデレーター:熊谷佳二(蒲生を守る会)・原慶太郎(東京情報大学)
主催:「フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」実行委員会 東北学院大学 東京情報大学
後援:南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングネットワーク 蒲生を守る会 仙台湾の水鳥を守る会 宮城昆虫地理研究会 宮城植物の会 緑を守り育てる宮城県連絡会議 日本自然保護協会 日本景観生態学会 自然環境復元学会 東北学院大学災害ボランティアステーション 日本雁を保護する会
● 参加無料,事前申し込み不要.
● 土樋キャンパスは,「JR仙台駅」から徒歩20分,「地下鉄 五橋駅または愛宕橋駅」から徒歩5分,「バス停 仙台市立病院」から徒歩5分.キャンパス内に駐車できません.
※本フォーラムは,平成25年度震災に関わる学長研究助成金(東北学院大学),私立大学戦略的研究基盤形成支援事業S1103002,JSPS科研費24510332・24810024・25830153の支援を受けて実施するものです.