2017~2018年度に、メンバーが中心となって「生態系と歴史記憶を活かした景観再生 ―持続可能性とレジリエンスを高める震災復興」(公益財団法人日本生命財団 環境問題研究助成)のプロジェクトを進め、調査研究やフォーラムなどを開催してきました。この度、成果を書籍にまとめ、東京大学出版会から出版しました。ぜひ御覧ください。
書名:『自然と歴史を活かした震災復興 持続可能性とレジリエンスを高める景観再生』
編集:原慶太郎・菊池慶子・平吹喜彦
発行:東京大学出版会
判型:A5
総ページ数: 272ページ
発売日: 2021年11月12日
ISBN978-4-13-060351-5
価格:4,800円(税込 5,280円)
出版社HP:http://www.utp.or.jp/book/b555765.html
序章 自然と歴史を活かした防災・減災とは(原慶太郎)
1章 砂浜海岸エコトーンの攪乱応答とレジリエンス(平吹喜彦)
2章 自律的な植生再生を活かした砂浜海岸エコトーンの防災・減災(岡浩平)
3章 震災後の森林にみる攪乱・再生・連続性(富田瑞樹)
4章 居久根の多面的機能性と景観再生(入江彰昭)
5章 海岸林の津波減災効果とその限界(栁澤英明)
6章 海岸防災林と暮らしの共生 ―仙台湾岸域の歴史から(菊池慶子)
7章 地域コミュニティ主体の復興とレジリエンス
―仙台市宮城野区における住民自治組織の事例(佐々木秀之)
8章 椿の民俗から思考する震災復興の祖型(千葉一)
寄稿 「自然を活かした防災・減災」のためのスチュワードシップと科学
(鷲谷いづみ,カレン・コリガン=テイラー)
終章 「未来を育む震災復興」への道標 (平吹喜彦)