白地図ソフトとは、授業で配る「山脈だけ描かれた日本地図」や「りんごの生産高で県別に塗り絵した図」をつくるソフトです。
デジタル地図ソフトは背景地図データや塗り絵図の統計データを自分で用意しないとなりませんが、白地図ソフトは、国別・県別・市町村別のデータがはじめからCDの中に入っています。
一方、デジタル地図ソフトは、国土地理院や国土交通省や統計局がつくったデータを自由に重ねられますが、白地図ソフトははじめからCDの中に入っているデータしか使えません。
白地図ソフトは中学・高校でデジタル地図ソフトが使われるよりも前からあり、主に世界地理・日本地理で使われてきました。
Google MapやGoogle Earthには、個々の山は表示されますが、山脈や山地は表示されません。
これに対して、白地図ソフトは地図帳がもとになっているので、山脈や山地のデータがあります。
ところが、白地図ソフトには、地域調査で使う丁目別のデータは入っていないので、地域調査ではデジタル地図ソフトが使われてきました。
デジタル地図ソフトはデータが入ってない、白地図ソフトはデータを増やせない。
一長一短ありますね。
白地図ソフトとデジタル地図(GIS)ソフトの比較
帝国書院の中学校教科書には「いろんな地図を重ねて地域の特徴を考えよう」という単元があるのに、ハイマップマイスターでは重ね合せができない。
最新の統計が入ったバージョンに毎年無料でアップデートできる。
税別9,500円。校内フリーライセンスは同95,000円なので、パソコン室に40本入れる場合は1台あたり約2,400円。