6.1 地域環境を見たい

Google Earthで見られるのは、衛星画像のうちの可視光線画像だけです。人工衛星は、このほかに赤外線画像も撮影しています。赤外線画像からは、緑の分布や地表の温度が分かります。

6.1.1 緑被率 ⇒Google Earth Engine

人工衛星(LANDSAT8)画像から推計した緑被率(2017年)


【Google Earth Engineを初めて使うとき】

ここからアカウントを申し込む。1週間ぐらいでアカウントがメールで届く

1)Google Earth Engineを開き、Earth Engine Snippetの下のボタンを押す

2)Sign Upボタンを押し、Googleのアカウントでログインする

3)「Run」ボタンを押すと、緑被率マップが表示される

4)地名で検索する

5)「Layers」ボタンを押し、スライダを動かすと、透過して下のGoogle Mapが見える

公園以外にも緑があるのが分かります。

6)LANDSATは1980年代から緑被を観測しています。

LANDSAT5画像から推計した緑被率(1989年)

上:1989年、下:2017年

東京はきれいに見えるけど、大阪や名古屋はよく見えないよー
こういうときは、期間を変えてから「Run」を押してみてね。

期間によって、きれいに見える範囲が変わります。

上:2017/1/1~12/31

下:2016/1/1~12/31

6.1.2 森林率 ⇒Google Earth Engine

人工衛星画像から推計した森林率


【Google Earth Engineを初めて使うとき】

ここからアカウントを申し込む。1週間ぐらいでアカウントがメールで届く

1)Google Earth Engineを開き、Earth Engine Snippetの下のボタンを押す

2)Sign Upボタンを押し、Googleのアカウントでログインする

3)地名で検索する

4)「Run」ボタンを押すと、森林率マップが表示される

5)「Layers」ボタンを押し、スライダを動かすと、透過して下のGoogle Mapが見える

神宮外苑の銀杏並木も、ちゃんと「森林」になってるよ。

6.1.3 地表温度 ⇒Landbrowser

人工衛星のセンサーが測った地表温度

1)Landbrowserを開く。

(撮影日時はグリニッジ標準時)

  • 皇居~赤坂御所~新宿御苑~明治神宮・代々木公園の一帯や、多摩川・荒川の河川敷が涼しくなっている。

  • 極端に高熱な点は、工場や清掃工場の煙突の真上。

2)他の日の画像を見たいときは、

  • Satellite:LANDSAT8

  • Cloud(雲の量):3ぐらい

  • Opacity(透過度):75ぐらい

  • TIRSをチェック

して、Data Selectorで選ぶ。

6.1.4 世界の大都市圏の土地利用など⇒Urban Observatory

1)Urban Observatoryを開く。

2)「比較の開始」を押すと、マップが表示される。

3)テーマを選ぶ。

4)都市を選ぶ。

デフォルトでは、NY、ロンドン、東京