Post date: Jun. 4, 2018
最近何度かロシアを訪れる機会があり、ロシアをとても気に入ってしまったので、ロシア語を一から勉強し始めました。
カンボジア語や中国語も勉強すると言って未だに習得できていないのですが、今度はロシア語に挑戦してみます。
2018年4月にも学会に参加するため、ロシアのモスクワに行きました。
最近gender gapというテーマの研究プロジェクトを立ち上げようとしているので気になったのですが、学会では日本と比較して多くの女性研究者がいました。あとで話を聞きましたが、ロシアでは日本と比較して女性の大学教員がかなり多いようです。経済学だけでなくSTEM分野でも多いとのことでした。あと、やはり美人がかなり多かったですね。うらやましいです。
日本では女性は数学が嫌いな傾向にあるようなイメージを勝手に持っているのですが(そういうことを言うと差別かもしれませんが)、ロシアではそういった風潮はなく、ロシア人の友達の大学ではむしろ統計学や数学の分野では女性の方が若干多いとのことでした。
ロシアの大学の学食で一人で食事をしていると、ロシア人の女性に声をかけられました。かなり流暢に日本語を話す人で、週末にモスクワの観光に連れってくれることになりました。どうやら、この大学の日本語学部の教員をやっているようで日本人を観光案内することをやってみたかったということらしいです。
週末、彼女に観光に連れて行ってもらいましたが、やはり現地の人に案内してもらえると、かなり楽に楽しく観光できました。クレムリンやその周辺の赤の広場といエリアはとても優雅な建築物が多く、見ていてとても楽しかったです。また、モスクワの街並みや露店の雰囲気もとてもよかったです。案内をしていただいたマリアさんには本当に感謝しています。
最近はモスクワの女子学生の間でもK‐POPが流行っているということでした。今度モスクワに行くときは髪型をK‐POP風にしていこうかなと思います。
ちなみに、ロシアでの外交官の経験のある知り合いの教授は、ロシア人と会うときはKGBのスパイの可能性も考えて行動しなさいということをおっしゃっていました。しかし、今回彼女はスパイでなかったと思いたいです。私から得るものはなにもないと思うので。
赤の広場(2018年4月)
4月だけどまだ寒いのでみんなコートを着ている
赤の広場(2018年4月)
KGBの建物(2018年4月)
他にも、別のロシア人の友達にテレビで話題になったというロシア料理屋に連れて行ってもらいました。料理は悪くなかったのですが、値段がとても高かったです。そんなに高いものを食べた気はしなかったのですが、二人で食事をし一人6千円くらいしました。聞いてみると、モスクワは極端に物価が高いそう。その友達はシベリアの大学で1ヶ月1000ドルほどの給与をもらっているとのことでしたが、あんなに高いものを食べて大丈夫だったのかと正直心配です。ロシア人の普段のお金の使い方が気になります。(意外と、iPhone Xとか使ってたり、イヤホンもAirpodsを使っていたりと高いものを持っているのも気になりました。)
その友達には、モスクワの美術館にもいくつか連れて行ってもらいました。
ロシア人は日本人と違い、印象派より写実主義の頃の絵画が国民に広く人気があるようです。そして、ロシアではバレエやピアノで知られるように芸術が広く愛されているので、美術館めぐりが好きな人が多いようで、私の友達も各絵画についてとてもよく知っており、各作品を解説してもらったりなんかもしました。
その中で気に入ったのがこの下の写真です。
Unknown Lady (2018年4月撮影) 絵画自体は18世紀後半に書かれたもの。
絵画の名前が「見知らぬ女」というのがかなり直接的で面白いですが、この絵は単に綺麗だという以外にもこの女は誰なのかということでさまざまな議論が未だにされているそうです。
誰でもよいじゃないかと私は思うのですが、芸術好きなロシア人にとっては重要な問題のようです。現在有力な説についても教えてもらいましたがちょっと忘れてしまいました。
あと、ロシア人はなぜあんなに歩くのが好きなのでしょうか。女性でも平気で地下鉄2、3駅分くらい歩く気がします。外を一緒に出歩く度に、足が痛くなりました。